シュガーな俺

著者 :
  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418065325

感想・レビュー・書評

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    【読了日】090211
    【キーワード】糖尿病 男性目線
    【所感】著者は女性だと思っていた;糖尿病の治療を通して、主人公と妻との関係の構築。糖尿病に関する知識には「へぇ〜」と思わせる、が、対策としてはさほど参考にならないかもしれない(主人公が几帳面過ぎるため)。不倫について、最終的に結果オーライで収まったのは、あんまり好きではない。
    【備考】

  • 何これ。糖尿病について。知識の羅列のみ。

  • 糖尿病小説。

  • タイトルからすると、なんだか、甘い考えの男が、
    ちゃらんぽらんな人生を、面白おかしく語っている本のような。。。
    と思いきや。。。いえいえそれが違うのです。

    33歳の若さで、糖尿病と宣告されてしまった片瀬。
    ショックを受けつつも、医師の指導に従い、
    真面目な糖尿病患者としての日々が始まる。
    そう、この本は、糖尿病小説なのです。

    作者の体験に基づいて書かれているそうなので、
    けっこうリアルで、主人公の気持ちがひしひしと伝わってきます。
    食事療法の大変さや、
    病気になってからの、妻や、会社の同僚たちとの付き合い方、など、
    彼の周りで変化していくさまざまなことが、暗くならずに描かれていて、
    ある意味、糖尿病を楽しんでいるような感じなのです。
    糖尿病でない人も、興味深く読めます。面白いです!

    とても読みやすく、知らず知らずのうちに、引き込まれてしまう、
    なんとも、愉快で、気持ちのいい文体が、気に入りました。

    そして、この本の中に、
    妻が誕生日に作ってくれた焼きバナナが出てくるのですが、
    主人公が、「信じられないほどうまい!」と感動するシーンがあって、
    とろとろになった果肉が覗き、
    切なくなるほど甘い香りを放っている、と表現している。

    そんなに美味しいのか?!焼きバナナ?!
    。。。と早速作ってみました。

    といっても、バナナを丸ごと1本オーブントースターで焼いただけ。
    10分程焼くと。。。おぉ。。。みごとに真っ黒で、まずそぉ。。。(笑)
    早速食べてみましたが、確かに甘味は増すようですが、
    なんだか、甘酸っぱい匂いがして。。。
    うーん。。。生でそのまま食べた方が、私は好きかも。
    焼きが足らなかったのかな?

    気になる方は、ぜひ、お試しを!


  • 糖尿病になってからの食生活・・・食べたいものが食べられないって辛いよね。

  • 作者の実体験を元にした小説。糖尿病は、自分からは遠い話に思えていました。ですが非常にリアルな闘病生活の描写に、決して他人事ではないのだと思わされました。あと今人的に、本の栞に可愛らしいピンクを選んだ、デザイナーのセンスに拍手です。

  • 糖尿病についてちょっと詳しくなっちゃった。

  • 図書館で発見して、手にしていた本を棚に戻してコレだけ借りようか、と本気で思った。糖尿病小説って……!(○Д○ 今までなんとなく分かっていた糖尿病がより身近になりました。危機感が沸きました。

  • 爽やか系糖尿病闘病記。オートフィクション。

  • 成人病(今は生活習慣病というんでした)
    つとに有名な「糖尿病」なのに、その実態がこんなにも人に知られていなかったなんて、驚きです。

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著者プロフィール

平山瑞穂(ひらやま・みずほ)
小説家。1968年、東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年に『ラス・マンチャス通信』(角川文庫)が第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著作には、『忘れないと誓ったぼくがいた』(新潮文庫)、『あの日の僕らにさよなら』(新潮文庫)、『シュガーな俺』(世界文化社)、『プロトコル』(実業之日本社文庫)、『マザー』(小学館文庫)、『四月、不浄の塔の下で二人は』(中央公論新社)、『午前四時の殺意』(幻冬舎文庫)、『ドクダミと桜』(新潮文庫)、『さもなくば黙れ』(論創社)など多数。評論に『愛ゆえの反ハルキスト宣言』(皓星社)、エッセイに『エンタメ小説家の失敗学』(光文社新書)など。

「2023年 『近くて遠いままの国 極私的日韓関係史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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