- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478002292
感想・レビュー・書評
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私はいつもトールサイズを注文するのだが、それでは損をしているらしい。
商品やサービスの値段の決め方が分かる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世の中にある100円ショップやスタバのコーヒーのサイズなど商品やサービスに対して経済学的にどのような原理で成り立っているかを書いた一冊。
スタバのコーヒーのサイズの料金設定にはなるほどと感じたり、すべてにおいて取引コストをいかに削減するかが料金設定のもとになっていることが本書を読んで理解できました。
規模の経済性や比較優位といった経済用語わ身近な事例で分かりやすく解説されているだけでなく、経済格差や社会保障について著者の意見も踏まえての問題点も指摘されていたりと勉強になった一冊でした。
とくに所得格差などより資産格差が問題となっている部分や石油の生成に関しては日本に優位がある部分については非常に勉強になりました。 -
経済をまわすために取引コストは非常に重要。
物の質もさることながら、サービスという付加価値が今のキーワードになると思います。 -
いやだ。一番小さいやつしか買わない。内容よく覚えてないや。
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Kindleセール品だったので購入。ものの値段から社会のカラクリを考えましょうという本。生活のなかに直結する話が多いので、色々値段に対する意識が深まったような気がします。
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2014/05/01【古】108円
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モノやサービスの値段はどうやって決まるのか。それを実際の読者の目に入るスタバや自販機や映画DVDやらを例に出して、経済理論をもとに説明するという趣向。いやもう最新のコンドーム並みにうっすうすにしてあるのだが、それでもエッセンスは残ってる。 消費者は値札だけを見ているのではなく、「モノそのものの価格+取引コスト」を最小にしようとすることを例に出し、だから同じジャンルの店が固まって同じ界隈にあったりする。大きいパイをねらおうとするから、2大政党制では政策が同じようなものになる。なんてことを説明していく。
とくにおもしろかったのは、携帯会社の料金プランについての考察。ソフトバンクの特徴的な価格戦略が「シェアがいちばん小さくて、他社携帯あての通話料金で稼げるから」「平均的に見れば、家族はそもそもそんなに長電話しないから」というあたりは、たしかに考えてみればナットク。
後半では、モノの値段というところにおさまらず、「経済格差が現実にはなかなか是正できないのはなぜか」「子供の医療費を無料化すれば、本当に子育て支援になるのか」のような命題を立てて、経済理論をもとに考察するといった章もある。
すぐになにか役に立つわけじゃないけど。著者あとがきにある提言、「自分がどれだけ他人と異なるかを知っておくことで、無駄を避けることができる」、というのは、かなりの部分、真実だと思う。それがわかれば、「比較優位」を生かせるからって。自分を正確に計量するということじたいが、困難ではあるのだけれど。それができれば、食いっぱぐれることはたしかにないなぁ。 -
高く買う客には高く
スタバは、ショートと量が2倍のグランデの価格差は100円
コストのうち、コーヒー豆やミルクの占める割合は小さいため
製造スケジュールが空いた時間に、100円ショップの商品を製造
完全買取、返品なし
無料化された医療サービスが無駄な利用を増やす