入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法
- ダイヤモンド社 (2011年4月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478014585
感想・レビュー・書評
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残したい本 メール改善 思考も改善できる
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登録日 2016/06/07
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直感でしか喋れない自分にはほどよく勉強になりました。
訓練しないと自然にはできなそう。
手元に置いて時々見返したい。
<考える>
・読み手を主語にして「書く目的」を考える
・OPQ
O:望ましい状況
P:問題
Q:読み手の疑問
・「考える」上での日本語ならではの注意事項
1)名詞表現、体言止め禁止
2)あいまい言葉禁止(見直し、再構築、問題、適切な・・・)
3)メッセージはただひとつの文章で表現する
4)「しりてが」接続詞の禁止
・帰納法
→結論が先でその下に前提がくる
→前提(下部メッセージ)は必ず複数になる
・ピラミッド内に文章を書こうとしてはいけない
<書く>
・ピラミッドをそのまま形にする(書く過程で考えない)
・いい目次は見ただけでピラミッド構造が目に浮かぶ
・ロジカル接続詞
時間 …する時に when
…する前に before
…した後に after
…するまで until
…して以来 since
対比 …である一方 while,where,whereas
…であるけれど although,though,however
原因結果 …であるがゆえに because,since,as
…の結果 so...that
…であるにもかかわらず despite that
目的 …するためには in order that
条件 もし…ならば if
もし…でなければ unless
…になるという条件で provided that
・★★★=結びの合図(サンセット)
・メール:「感謝の言葉にPDF」
P:目的(Purpose)
D:詳細(detail)
F:今後(follow-through) -
文章はいかに読み手を意識して、的確に述べられるかにかかっているかわかりました。そのための手段としてOPQ分析を用いるといった具体例を交えて説明されていたので、とてもわかりやすかったです。
またいい文章は自然とピラミッド構造が見えるというなので、私も文章を書く時はそれが見えるように意識しながら書くべきだと実感しました。
文章スキルはビジネスに限らず身につけておいて損はないと思うので、この本はとてもおすすめです。
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バーバラ・ミントさんの考える技術・書く技術を実践するための日本人向けノウハウを凝縮した本。特に、最後の「感謝の言葉とPDF」は、わかりやすいメールを書くための必携のツールと思う。早速、明日から実践したい。
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提案書・報告書・ビジネスメール…書き方で評価が全く変わる!
投稿者 masnet (兵庫県)
世界中の一流経営コンサルティング会社でレポートを書く手法として広く採用されている「ピラミッド原則」(邦訳「考える技術・書く技術」バーバラ・ミント著)。
これを訳者自らが、日本語特有の落とし穴などを指摘しながら、日本人向けの入門篇として分かりやすく解説しています。
私たち日本人はついつい順を追って説明し、最後に結論を伝えたくなりますが、いかに読み手の視点に立って的を射た論理的な文章を書くか…その方法が非常に実践的に、事例・図解・練習問題などで示されています。
この薄さでこの内容の充実ぶりは素晴らしいと思います。
すべてのビジネスパーソンに必須の「使える」一冊です。 -
「しりてが」接続詞使用禁止や、体言止めの使用禁止など、おそらく常識的なことなのでしょう。私にとっては目からうろこでした
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特別よくはないかんじだったなー
感謝の言葉とPDF
問題・目的、詳細、今後のアクション -
伝えるメッセージを作る際、接続詞に「し り て が」を使うと伝わりにくいという事が、個人的に1番参考になった。
ここを因果関係や推移などに置き換えることで伝わりやすさが向上する。
上記はポイントだが、思考方法や文書構造など、本当に分かりやすく書かれていて、万人に読んでもらいたいと思う。 -
ロジカルに考えて、文章化する実践的手法を学んだ。
OPQ分析と4つの鉄則、特に「しりてが」はとても参考になる。