- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480062895
作品紹介・あらすじ
日本では、「会社買収」に対する違和感を持つ人が多い。しかし、株式会社というのは、そもそも「会社を売り買いする仕組み」ではなかったのだろうか?本書は、会社に値段を付ける、ということはどういうことなのかを根本にまで立ち返って考え、資本主義というシステムの本質から、現在、世の中で何が起こっているかまでを、腑に落ちるまでしっかりと解説。また、「企業価値算定」の基本公式を紹介し、「賢い投資家」になるためのコツをも伝授する。
感想・レビュー・書評
-
有名なMBAバリュエーションの著者の本。テクニカルな部分は相当省いて結論のみとしている印象。後半のアクティビズムについての部分はやはり力がこもっていて面白い。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良い。物足りないが、入門として最適。大学生の頃に、、、いやぁよんでも興味なかったかなぁ。
-
「会社は誰のものか」という問いに答えてくれる本。もちろん答えを教えてくれるわけではなく考え方をガイドしてくれているのだが、腹に落ちるポイントがいくつもある。
-
第1章 なぜ会社に値段をつけるのか
第2章 基本ルールとしての「米国流」
第3章 企業価値の実体
第4章 「会社の値段」で見える日本の社会
第5章 企業価値算定―実践編
第6章 ニュースを読み解く投資家の視点
第7章 M&Aの本質
第8章 日本の敵対的M&A、米国の敵対的M&A
第9章 日本らしい「会社の評価」のために
会社の値段を付けることによって株式投資をしてもらう、会計のルール -
2020年7月に再読
-
カネ系の勉強をしたことなくても読みやすい。
こんな仕組みになってたんだと改めて勉強になった。
つながりのあると思う本
生涯投資家
バリエーションの教科書 -
これはこれでいい。
「Valuationの教科書」の入門的な位置づけで読んでみるのはどうだろうか。 -
Vol.74
なぜ会社に値段をつけるのか?企業価値算定の方法とは。
http://www.shirayu.com/letter/2010/000143.html -
株式会社は誰のものだろうか。法的には株主のものであるが、そう割り切ることは難しい。本書では、これに答えを与え、それにより株式会社の値段、価値を算定する。ウエットな部分をすべて切り捨て、アメリカ流の株主至上主義を貫く姿勢には、かなり違和感を覚えた。が、良し悪しを超え、定義に立ち戻った主張は納得せざるを得ない。しかも、「このアメリカ流は、ある方向から見たときの絶対的正しさであり、もしその正しさを受け入れない会社があるのであれば、予め市場に対してその旨を主張することがIR活動でもある」との言には感服した。確かにそうだろう。現金を200億円も持っていて、なおかつ市場価格(株価×株式総数)が100億円なんて企業は、ハゲタカファンドに買われて当然、というか自分が100億円もっていたら買うだろうことこ考えれば、著者の主張は正しいといわざるを得ない。重要なのは道徳的善悪の問題ではなく、このルールに則った経済に我々が乗ってしまっているということである。
-
会社に値段を付けることで、フェアな価格形成ができ、人々の資金を巡らすことができる。
お金という尺度は差別も無く、一番良い発明。
会社に値段を付けることから、証券市場が生まれた。
企業価値は、将来にわたって、生み出す利益の現在価値を表している。
会社は何かを達成する為の手段であり、仕組みである。
企業価値とは売り上げである。
会社の値段が
現在の規模(C)と将来に向けての事業の安定性(R)と成長性(G)で決まる。
PERと同じくらいebitdaも大事。