検察の正義 (ちくま新書 803)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065100

感想・レビュー・書評

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  • 著者が行った長崎地検での手法は一般の社会では当たり前と思ってたけど、検察の世界ではそうではないんだ。
    最近の検察の行動を見ると、あらかじめ設定したストーリーに基づいて行動しているようにしか見えない。
    著者のような人物は検察には少ないかもしれないけど、外部から改革はできない。検察組織内からの改革をお願いしたいと感じた。

  • 検察というものがどういうものか、著者の体験に基づき、批判的な視点で書かれている
    中身は面白いのに、主に文章力の問題で読みづらさを感じさせるのが残念

  • 長崎の事例が興味深かった。

  • 世の中の進展とともに検察の正義の実現の独占が行き詰っている。今求められているのは、正義の実現に関わって多様なステークホルダーとの調和だ。
    長崎の奇跡は、立場を越え、正義の実現を訴えかけたことにより為しえたことだ。
    長崎の奇跡に普遍性があるとすれば、それは、日本全体へと波及していくはずだろう。

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著者プロフィール

桐蔭横浜大学法科大学院教授。弁護士。1955年生まれ。1977年東京大学理学部卒業。1983年検事任官。東京地検検事、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2005年桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター長に就任。2006年検事退官、弁護士登録。警察大学校専門講師、防衛省や国土交通省の公正入札調査会議委員なども務める。不二家信頼回復対策会議議長などとして多数の企業の危機管理対応に関与。(株)IHI社外監査役も務める。著書に『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書、2007年)、『入札関連犯罪の理論と実務』(東京法令出版、2006年)などがある。

「2009年 『証券市場の未来を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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