読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫 ハ 46-1)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480097576

感想・レビュー・書評

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  • 毎日同じ日を過ごす人の物語 恋はデジャブ

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
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  • バーナード嬢曰く3巻、つながりで。◆タイトルに即してひと言でいえば、読んでいなくても、出版されてる本全体の中で、その書物がどの位置にあるかさえおさえておけば、読んでいなくてもその本のことを語ることはできる、極論、むしろ読まないほうがいいとさえ言える、と。◆もとはといえば、読んでいない本にコメントをもとめられるのは、大学教授、ライター、作家など教育や出版にかかわる人々が、読んでいない本についてコメントを求められた時に、というのが書いた動機みたいだけど、ふだん本に囲まれてない環境に身を起き、自ら機会を求めて、本を挟んで本についての雑談がしたいと思っている身には、きっと著者の動機にあてはまらない。◆ただ、本を読んだとはどういうことか、という問いかけは刺さってきた。最初のページから最後のページまで目を通したら、それは「読んだ」ことになるのか、それで本の中身がまるごと読んだ人のなかに残るのか?そんなことはないし、読んで忘れてしまうかもしれないし、読んだことの断片が、自分なりの理解で自分の中に残るだけであって、それは別の人が読んだものと一致することはない。ある本について「読んだ」者同士で話したとして、それはお互いの中にある、断片同士を照らし合わせてるに過ぎないのだ、と。◆だからといって、じゃあ、本など読んでも無駄、一切読まない、とはならないのだけど。なぜなら、本全体のなかでの位置を知るために読むのではなく、ただ、活字の海に目をひたしていたいから、読む愉しみにひたっていたいから。たとえ断片同士だとしても、自分が読んだ本について語り合いという思いが一方にはあるから。この本の中で、むしろ作家も作品すらも必要ない、最後は自分語りだ、という論がぶたれていても。◆誇りを持って、ただの一冊も本など読まぬ!と断言する司書のでてくるムージルの「特性のない男」は読んでみたく思った。

  • おもしろかった
    あらゆる読書術の本が必要なくなったし、存在していてほしいと思った
    読んだことないけど(あるかも)

  • 2016/11/3

  • ド嬢向けの本やなぁ

  • <流><聞>○

  • 単行本で既読。

  • 〈流〉◯
    ブクログも「積読」とか「読み終わった」とか分けている時点でこの著作の境地には至っていないですね!

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著者プロフィール

1954年生まれ。パリ第八大学教授(フランス文学)、精神分析家。『アクロイドを殺したのはだれか』、『読んでいない本について堂々と語る方法』等、多くの著作がある。

「2023年 『シャーロック・ホームズの誤謬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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