- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480422279
感想・レビュー・書評
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宗教を、深遠な境地への道とみなすのでもなく、怪しげなオカルトとみなすのでもなく、社会の中で宗教がどのような役割を果たしているのかという観点から、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教について、分かりやすく解説しています。
「文庫版あとがき」に、著者は次のように言います。「本書について、「簡単すぎる」「知っていることが多い」という評を目にする。/それでよいのである。/本文を繰り返し声に出して読んでほしい。そして、まるごと暗記してほしい。そういう目的で書いたのだから」。宗教を敬して遠ざけるのではなく、セキュラーな立場から位置づけ正しく対処するための基礎的な知識を整理した本と言ってよいのではないかと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと難しいかなあ。。
辛口コメント、たとえば、「もし日本が儒教国家だったら、万葉集も源氏物語も発禁です」が章の最初によく有る。
で、ええ、どういうことかなー、とワクワクしながら読むんだけど、その章を、読み終わってもそれに対する答えがモヤモヤしたまま。といことが何度かありました。
しっかり読み込んで考えないと納得する感じに入ってこない、でした。 -
この作者については、キリスト者から、事実誤認が多すぎるとの指摘がなされていることに留意。
http://togetter.com/li/150577
読まないと批判もできないので、まずは読む。 -
【推薦文】
以前行われていた「宗教社会学」という講義の教科書です。実際に講義で先生がお話しされた内容を基に構成されており、世界を舞台に活躍するためには必ず知っていなければならない、でも他ではなかなか教わることのできない、様々な宗教の知識が得られます。高校の倫理の時間が好きだった人、宗教にほんの少しでも興味がある人には是非ともおすすめです。
(推薦者:金属工学科 B4)
【配架場所】
大岡山: 本館B1F-「東工大先生の本」文庫 161.3/H -
宗教なに?ってアメリカに来てからよく聞かれるようになったので読んでみようと思った。宗教関係の本は初めて読んだから、一回では理解できなくて2回目読み進めてようやく分かった気がした。
一神教の人たちがどうしてそこまで深く神を信じれるのかその答えは分からなかったけど、だいたいの宗教の成り立ちや社会的な意味をおおまかに捉えるのにいい本だった。地ならしをした感じだから、次はそれぞれの宗教について細かく書いてある本が読みたい。これで、Atheistの主張も読んで、自分の宗教的な立場がどの辺なのか話せるようになりたい。 -
世界の宗教がわかり易く書いてある。
戒名の歴史は浅いのですね。檀家が少なくなった
のが始まりのようです。江戸時代、中国に生まれなかったことを悔やむ儒学者がいたそうだ。
日本に資本主義が浸透したのは宗教がなかったから
という。営利を禁止する概念から離れていたのも
その一つという。 -
東洋宗教がすっ飛びすぎてカオス
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宗教を教えてくれる授業って、基本的にはないからこそ、どこかで補わないといけない。なんとなくそのままにして過ごすこともできるけど、知ってたほうがいいと思う。