- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480816269
感想・レビュー・書評
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氏の著書の魅力として、参考文献を読みたくなるというのが挙げられると思う。
マトリクス思考を常に持つ、という事と、コミュニケーションの身体性への着目。抽象的な概念で大事だと思ったのはそこの2点。
・コピーライター仲畑貴志事務所の社員試験「あなたがいいと思うコピーを10個書いてください」42
・黒柳徹子「いや言うても淀川さん800本あったら全部大好き言うわけでもないんちゃいますの?」…その人間が苦労(一番力を入れた点)を引き出す、あるいは認める事。81
参考文献メモ
谷川俊太郎の33の質問
蓮實重彦『光をめぐって』
徳川夢声の問答無用
アレックス・ヘイリー『プレイボーイインタビューズ』詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全然面白くなかった。
インタビューや対談で話された会話の具体例を用いて、良い質問の分析をしている。しかし、これをどう自分の会話に活かせと?
著者の自分の子供に対する説教(文句)を読んだ時点で著者の人間性に疑問を抱いてしまい、その後の読書がつまらなくなった。 -
プレゼンはアイディアに左右されるが、質問力は安定しており実力がハッキリ出るというのはその通りなんだろうが、あまり重要視されていない領域であるように感じる。
なんとなくは意識していた事ではあるが、第2章の「いい質問とは何か?」で、パターン別に4象限に整理されており、これはスッキリする。
著名人の具体的な対談を題材に、沿える、ずらすの技を紹介しているのもわかりやすい。(ここも4象限で説明している)
これらの事が無意識にできればよいのだろうが、実際には中々難しいかもしれない。とりあえずは「説教(説明)ではなく質問」を意識する程度かもしれない。 -
会話をする時に、盛り上がる時、有意義に情報交換できた時、そうでない時を感じることがあったため、手にとってみた。
この本は具体的な手法にまで踏み込んで書いてあり、わかり易かったように思うが、ある程度自分も意識していたことだったため、再確認ができてよかった。 -
ダニエル・キイスと宇多田ヒカルの対談面白かった!
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問いにどう答えるかよりも、どのような質問をするかで、その人の実力が浮き彫りになる。
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さくっと読めた。
今度はコミュニケーションのスキルは「質問」によって向上できるという考えのもと、
文脈に適した本質的かつ具体的な質問をするための判断軸やその具体例が紹介されています。
対話にしても議論にしても、確かに質問をする人がその場をコントロールできるという観点からすると、
質問の仕方、内容によってコミュニケーションの質が左右されるのです。
普段自分の質問がなんとなく意味のない質問が多い気がしていたけど、
一度統計をとって分析してみたくなるよ。
抽象的で本質的でない質問ばかりしてませんように。
物事を縦横の座標軸で整理するとわかりやすいですね。
こういう整理法を身に付けたいな~と余計なことに感心してしまいます。
あと、コンセプトメイクというか、今回の「質問力」もそうだけど、
「段取り力」とか、物事の核心を独自の言葉で定義できる力も素晴らしいと思います。
個人的にはエピローグの「カラマーゾフの兄弟」からの引用が響いた。
やはりドストエフスキーは圧巻ですな。 -
概要:声に出してみたい日本語×3色ボールペンでおなじみ、斉藤さんがコミュニケーション能力のうちでも非常に重要な質問力について語る!色々なひとの対談を引用して細かく解説してくれてます。
感想:かなりまとまってて読みやすい本です!わたし質問するの苦手なんで参考になりました…。「あーこの人話しやすいー」って思うひとは質問うまいんだよね!いろんなひとの対談でのテクニック(本人は意図せずして鋭い質問をしてしまうのかなと思うけど)は特に参考になるし、おもしろい~。
わからないことを質問するって勇気いるよね!!でもそれが出来る大人ってかっこいい。。田原総一郎とか高野孟とか、意外とわからないことは「わからない」ってちゃんと言うこと多い。そのへんがプロだよね。わからなくても「あーうん。」って言っちゃうクセがあるので反省です(笑)
なんか日本の文化的に質問てあまりしないよね。察しろや、みたいな。以前初対面のアメリカ人に自己紹介で「経済学科に通っています」って言ったら「なんで?」って言われたときはびびった(笑)
「なんで?」て!一応理由あるんだけど、日本人は普段そんなストレートに聞かないよねぇー