ヘビイチゴ・サナトリウム (ミステリ・フロンティア 2)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 151
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017019

感想・レビュー・書評

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  • 生徒の自殺が続いた高校で教師の飛び降り自殺が起こる。遺書も発見され自殺と処理されるが、不審に思った人物達がいた。美術部の生徒、探偵役の教師、そしておそらく事件の鍵を握るであろう人物の3人の視点で物語は進む。教師が残した小説を巡ってたくさんの人物と小説が交錯し読み手を幻惑する。ただ結末の予想が途中からある程度ついてしまうのがもったいない。鍵を握る人物の登場も唐突でいただけなかった。面白かったしやりたいことも理解できただけに残念。

  • 鮎川哲也賞候補(2002/12回)

  • 頭の中がぐちゃぐちゃになって
    結局どうなったのかよく分かんなかった・・・
    色々推理しながら私も読んでたけど、難しかった
    密室と気付くっていうのが面白かったな

  • 女子高を舞台にした連続自殺事件。

    最初のあたりはどんどん読んでしまったけど
    ラストが近づくにつれて整理がつかなくなってきて・・・。

    もちろん自分の読解力もあるかもしれませんが。
    今回は☆2つで

  • 事件そのものよりもそれぞれが推理していくところに重きを置いてて、自分も犯人誰だろ?、と思いながら楽しく読めました。
    ただ、名前間違ってる?とおもうようなところがあったり、簡潔さがあったらなお良かったのにな、と思った。

  • 中高一貫の女子校で起こったミステリ。
    学園モノは大好きなのでわくわくしながら読み始めましたが、途中から視点が生徒ではなく先生になったりするので戸惑いました。もうすこし、この先生と生徒との関わりが描かれてもよかったかも。

  • 『生きていくために、中身を空っぽにできるようになる。世界に身をまかせればいいのよ。自分が自分でいるにはどうしたらいいか考え続けていく方が、ずっとたいへんじゃない?』

  • やっぱりこういう学園&噂もの、好きかも。謎が謎を呼んで広がっていくさまが読み応えたっぷり。爽やかそうな印象とは裏腹にかなり重苦しい真相だけど、個人的にはこういうの大好き。ハルナのミステリアスな雰囲気もけっこう好き(ホントにいたらちょっと嫌だけどねこの人)。
    作中作?「アルファベット・ビスケット」良いなあ。これはちょっと全編読みたい、と思った。著者が詩人の方ということで、言語感覚もなかなかのもの。

  • 中高一貫の教育の私立女子校
    屋上からの飛び降り自殺
    後輩の先輩に対するストイックな感情
    教師と生徒のあらぬ関係
    眼鏡をかけた学校図書室の司書…

    設定、すごく好きです。
    最後の急展開も面白かった。
    一気に読めました!

  • わかりづらい。

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著者プロフィール

1964年東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年から刊行された「活版印刷三日月堂」シリーズが話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気となる。主な作品に「菓子屋横丁月光荘」シリーズ、『三ノ池植物園標本室(上・下)』など。

「2021年 『東京のぼる坂くだる坂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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