ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 333
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025298

感想・レビュー・書評

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  • 軽い感じで楽しく読めました。
    ヴァン・ショー飲んでみたいな。もちろん、三船シェフの。

  • 2015.4
    こういうおいしそうなレストランが近くにあったらいいなあ。こんな感じのライトな謎解きってはやってるの?

  • 後半3作のような展開、ちょっとズルいような気がしてならない。

  • むりむり。絶対ムリ!
    ネコキチなので1話目でよめなくなってしまった。もうこの人の本は読まないと思う。

  • 一冊目よりも好み、一冊目と同様さらっと読める
    書下ろしの『天空の泉』が一番お気に入り
    この分量で3作品ぐらいの本が読んでみたいな

  • やっぱり読みやすい!
    物語が急に高築くん視点じゃなくなったのにはびっくりしたけどシェフの過去を語るためには仕方ない
    でもやっぱりパ・マルでの話の方が好きだなぁ

  • とっても良いお話で、つい目頭が熱くなるものから三舟シェフの若い頃まで、今回も美味なお話満載でした。店名の由来も分かったし、ヴァン・ショーのお話も素敵。伝える事の大切さですよね・・・。三舟シェフの恋は一つ何かが違えば叶ったのかしら。でも計算高い女性とはくっついて欲しくなかったので良かったです(´∀`*)♪

  • 1作目に続き、今回も読みやすく面白かった!
    7つのエピソードの内、最初の4話は前作と同じスタイルでビストロ〈パ・マル〉のギャルソン高槻くんの視点。
    後半の3話は謎を持ちこむ第3者の視点なのだが、無口なためなんとなくミステリアスな三舟シェフの過去(フランス修業時代)も垣間見える作りとなっている。
    物語の随所に出てくるフレンチの描写がまたまた食欲をそそる
    そのうえ、最後の2話の舞台がフランスでテレビや写真集でしか見たことのない異国の地を想像しながら読むのはとても楽しかった。
    ホットワインと言えば、ドイツ風のグリューワインしか飲んだことがないけれど、ヴァン・ショーも飲んでみたい。
    ミリアムおばあちゃんのような夢のようにいい香りにはならなくても、今度調べて作ってみようかな・・・

  • 下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは四人。二人の料理人はシェフの三舟さんと志村さん、ソムリエの金子さん、そしてギャルソンの僕。気取らない料理で客の舌と心をつかむ変わり者のシェフは、客たちの持ち込む不可解な謎をあざやかにとく名探偵。
    近所の田上家のスキレットはなぜすく錆びるのか?しっかりしたフランスのパンを売りたいとはりきっていた女性パン職人はなぜ姿を消したのか?ブイヤベースファンの新城さんの正体は?ストラスブールのミリアムおばあちゃんが、夢のようにおいしいヴァン・ショーをつくらなくなってしまったわけは?

    相変わらず美味しそうな食べ物の数々………三舟さんの料理じゃないけどトリュフオムレツ食べたい。美味しそうで爽やかで切ないけれど、ところどころ毒があるような気がする。

  •  商店街の小さなフレンチ・レストラン「ビストロ バ・マル」を舞台に、客やスタッフに起きる出来事や不可解な事件を、ちょっと変わり者のシェフが解き明かす『タルト・タタンの夢』の続編。

     今回は、ビストロ・マルの客田上さん所有のスキレットが錆びてしまうのはなぜ?女性2人でパンの店を始めようとしていた女性が突然消えたのは?など、おなじみの三舟シェフの推理力が冴える物語はもちろん、若かりし、三舟シェフの物語もあって、なかなか興味深い1冊でした。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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