- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488027674
感想・レビュー・書評
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大崎梢さんの本を題材にした作品は面白いなあと改めて思いました。
移動図書館は利用したことがないのですが、限られたスペースにどのような本が並んでいるのか、眺めるだけでも楽しそうでとても興味が湧きました。
テルさんもウメちゃんもめぐりんの利用者さん達も、みんな良い人で読んでいてほっこりします。人と人との繋がりが素敵でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地方都市を巡回する移動図書館を舞台とした、《日常の謎》系連作短編集。
還暦を過ぎて再就職した新人運転手と、若き女性司書のでこぼこコンビが、ユニークで微笑ましい。
巡回先の町の住人たちとの触れ合い、本に纏わるささやかな謎解き。
本屋や出版社など、本に関わる職場をテーマに執筆されてきた著者の作風に倣い、今作もハートフルでほのぼのとしたタッチは健在だ。
また、従来よりもさらに、地元に密着した人間模様が描かれるので、より公共的な要素も含まれる。
保育園設置に関する住民側との攻防など、タイムリーなネタと言えよう。
登場人物が皆、善人ばかりなので、一部には物足りない向きもあるかもしれないが、気軽に触れることができ、温かい読後感が約束されている作者の一人としてお勧めできる。 -
2019.11.18読了 図書館
いっぱい借りて、いっぱい買って、いっぱい読む
図書館と本屋は実は繋がっている。
癒された一冊。菜緒子さんと野庭さんのその後をみてみたい。 -
主人公のテルさんがもっと頑固な爺かと思ったらめっちゃいい人でほっこりしました。
物語内にでてくる小さい謎やトラブルも意地悪なものではないまさに「優しい世界」。
コージーミステリー、私も好きです♡ -
本を媒介に親しくなるって言うのもいいなあと思いました。
そうはいっても、こんな私でも読んだ本の感想にコメントくださる方もいらしたっけと思いました。ただ自分の思いを書いてるだけでも、読んて共感してくださる方がいるってうれしいてす。
やっぱり本を読むのはやめられない! -
本好きな読者の気持ちがよくわかっていることが伝わってきて、凄く嬉しかった。
続編を待望。
そして大崎梢さんの他の作品もどんどん読んでみたい。 -
移動図書館。めんどくさいこともありそうだけど、人とのつながりはやっぱり良いなと思わされる。苦情の葉書が届いたときの動揺は他人事とは思えずハラハラした。
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読みやすい、日常お仕事(図書館)プチミステリー。
テルさん目線の物語というのもちょっと新鮮な感じがした。 -
もう随分と前に移動図書館を利用していたことがあったけど、こんなに司書の方が本を選んで載せてくれているんだと感じ入った。