銀河英雄伝説〈2〉野望篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-2)
- 東京創元社 (2007年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488725020
感想・レビュー・書評
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自由惑星同盟でクーデター勃発。叛徒鎮圧の命令がヤンに下るが、首都を制圧したその首謀者は、彼が篤く信頼を寄せていた人物だった。一方帝国でも、皇帝崩御以降激化する貴族間の権力闘争の渦中に身を置くラインハルトに、新たな試練が課されようとしていた。不敗の魔術師と常勝のの天才、二人の英雄の決断が、銀河史に新たな波瀾を呼ぶ。巻措く能わざるスペース・オペラ、第二巻。
(1983年)
— 目次 —
第一章 嵐の前
第二章 発火点
第三章 ヤン艦隊出動
第四章 流血の宇宙
第五章 ドーリア星域の会戦
第六章 勇気と忠誠
第七章 誰がための勝利
第八章 黄金樹は倒れた
第九章 さらば、遠き日
解説/大森望詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻から続けて一気読み。
どんどん世界観に引き込まれていく。先が気になる -
一巻につづきまた一気読みをしてしまった。変わらないおもしろさ。セリフにも地の文にもたっぷり味が振ってあるのに、物語のストーリィは通っているという、頭がこれ一色になりそうにパンチの効いた料理のような一冊だった。
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キルヒアイスが…
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1巻の時点では続巻が確定していない状態だったのに対して、今巻以降は基本的に続巻を前提とした構成になっていると思われる。帝国、同盟それぞれにおける内戦の模様が描かれる中でラインハルトとヤン以外の登場人物のキャラ付けが進み、大河的な盛り上がりが強まっていくことを期待させます。また、帝国、同盟だけでなくフェザーンという第三者がいる三国志的な三竦みであることもこの物語の魅力の一つですが、伏線的に登場したボリス・コーネフが今後どの程度絡んでくるのか楽しみ。
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10巻あるうちのまだ序盤とは思えない展開。