- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492222669
作品紹介・あらすじ
添加物の世界には、消費者には見えない、知らされていない「影」の部分がたくさんあります。食品製造の「舞台裏」は、普通の消費者には知りようがありません。どんな添加物がどの食品にどれほど使われているか、想像することさえできないのが現状です。本書は、そんな「裏側」を告発するはじめての本だと思います。
感想・レビュー・書評
-
これだからビジネスは汚い。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「私は食べるなとは言っていない」
「添加物を大量に摂取してしまうのです」
「悪評が立ちました」
「と私は思うのです」
のように言葉巧みな免罪符による印象操作や、参考文献、引用文献のようなものがほぼなく内容を鵜呑みにすることはできず何かあっても「個人の感想です」の類いで逃げ切る魂胆が見えてしまう。
非科学的、非論理的であり、添加物に対する漠然とした良くないイメージを利用して感情に訴えるだけの狡い本という印象が先に立つ。
20年近く経っている本だが改訂されることなく当時の内容のまま増刷されているようで、それもどうかと思う。 -
まずは事実を知り、自分の解釈を加えて、行動をする。
別観点だが、営業マンは自社の商品が社会をより良くするんだという強い自信が大事だなと思う。 -
添加物を否定するだけではない現代人に必要なバイブル。
私はメーカー側な為、自社製品にステビアなどの表記を見つけると悲しくはなる。
けど、今の時代に必要な添加物。必要なシーンを見極めて自分でチョイスする、消費者側の知識が必要。 -
現代の食文化、スーパーの食品の実態や、身近な添加物について、大事なことがまとまっている本。
添加物が一緒くたに悪ではない。便利さや安さを提供するには不可欠だし、今日において0にすることは限りなく難しい。
添加物を見極め、添加物とうまく付き合う、というのが私の最適解。 -
食品添加物がどんな食品に多く入っているのか、子供たちの味覚形成にはとっても怖いこと。添加物は悪いところだけでなく、恩恵を受けているところもあること。添加物についてとても考えさせられました。わたしは、自分や家族が添加物をなるべく口に入らないように気をつけたいです。
-
予てから知りたかった食品添加物についてサクサクっと腑に落ちた。実践しやすい内容。
-
食品添加物を売り歩いていた著者だからこそ分かる、食品添加物の光と影。
「食品添加物は悪い」ということはぼんやりみんな思っているけど、「結局何でダメなのか?」「なのに食品添加物使うのはなぜ?」という所については、なかなかよく分かっていない人がほとんど。食品添加物が世の中に愛されている理由や食品添加物の働き、私たちが賢い消費者になるために出来ることは?について丁寧に書かれた本。
難しい名称を覚えよ!といった内容ではなく、とっつきやすく、読みやすい。
判断するのは自分。選ぶのも自分。
ただ、知った上で選ぶ必要がある。
本当にその通りだと思う。
食品添加物のバイブル的存在として定期的に見直したい。 -
尊敬する人に勧めてもらった本。
しばらくコンビニとジャンクフードが食べられなくなった。
知識があって食すのと、知らずにただダメだと思って食すのでは雲泥の差があった。
知ることで、自分の食に対する許容度を測れる。今の日本で添加物を全く取らずに生きていくのは不可能だから。 -
阿部さんにしか書けない方向からの添加物所見。政治の世界から麻薬の世界まで、世の中は巧みにオブラートでくるんだり、都合よく臭いものに蓋をしたり、偽装したり、化かしあいながら回っている。食品業界も然り。正しく見る目を失った私達の過失はでかい。