クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!

著者 :
  • 東洋経済新報社
3.53
  • (52)
  • (111)
  • (88)
  • (33)
  • (12)
本棚登録 : 1021
感想 : 116
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492580943

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ● 脳にとっては、3ヵ月も6ヵ月も1年も、大した違いはありません。どれも同じく「たくさんの時間」でしかないのです。脳は時間を知覚することができないからです。ちょうど子供にとって、300万円も600万年も1000万円も、どれも同じように「大金」であるようなものです。

    ● モチベーションとは、自分が何かを成し遂げた結果を認識することで高められます。自分自身の行動のフィードバックがモチベーションを高めるのです。日記は自分の生きた活動のフィードバックですから、それが充実していれば生きることのモチベーションが高まるのです。

    ● ちなみに私達が脳の10%しか使っていないというのはデタラメな都市伝説にすぎません。

    ● ただもちろん「期限を切りたいのは山々だが、相手によってはそれを言い出せない」ということはあると思います。しかし私は、もし仕事で「意志力」「やる気」「勇気」というものを必要とする場面があるとすれば、まさにこういう時だと思います。

  • タスク管理をやるならばここまで徹底的にやらなくてはいけないんだなぁ、と気付かされた。
    著者のように完璧に実践できるかはわからないが、重要なポイントは以下のとおり。

    【1】タスク管理する時間の範囲を明確に決める。仕事中の食事などもタスクとするべきだが、仕事後〜睡眠時間は外すなどがよさそう。
    【2】タスクのスケジューリングは明確にせずに、この時間帯にこれらの仕事をやる、というゆるさが必要。
    【3】各タスクのやりやすさの時間帯はきちんと考慮する。集中力が必要なものや、対人業務などは特に。


    【4】タスクを設定する・タスクを見直すという、タスクを設けるべき。
    【5】タスク管理ツールはひとつで無理に管理しない。プロジェクト管理ツールとしてOmnifocusとタスク管理ツールToodledoの組み合わせがよさそう。

  • Toodledoでのタスク管理を中心に、個人としてのプロジェクト管理の考え方や便利なクラウドツールを紹介した本。Toodledoユーザーなので買ってみましたが、タスク管理手法を見直すのに期待した以上に役立ちました。
    GTDを実践してるつもりでも、タスクと予定、あるいはタスクとプロジェクトを混用してる方は、読んでみる価値があると思います。

    特に参考になったのは以下の2つ。

    (1) 各タスクに必要な時間をざっくり見積もる
    タスクを書き出すときに、どのくらいで完了できるかも書き込みます。すると、一日のタスク量が見通せるようになり、こなし切れないタスクリストを見送ることが減りました。。気分的にも効率的にもかなり違います。また、この「タスクの時間を見積もる」という方法をとるのであれば、Toodledoがベストに近いですね。(RTMやNozbeに浮気したことがあるので)

    (2) タスク、予定、プロジェクトをきちんと区別する。
    やるべき事のタスク、時間が決まってる予定、それらを階層的にまとめるプロジェクトと、わかっているつもりでも混用してしまってました。

    また、それ以外にも「本を一冊買ったら在庫を2冊処分する」っていいアイディアですね。

  • 筆者のやり方を全部取り入れることはさすがに難しい(笑)しかし、そのやり方は首尾一貫していて、参考になるところが多い。
    タスクツールを中心にした図が素晴らしいですね。toodled使いはじめました。慣れれば、筆者の言いたいこともよく分かるようになりました。
    いい本です。

  • 考え方は分かるが、実際に同じ事を実践するのはかなり難しい。
    筆者が10年以上かけて研究してきた事を一読しただけで出来る訳が無い。
    相当ハードルが高い。
    仕事の時間を計測して、時間の見積するぐらいは出来るので、コレだけはやるぞ‼やる気のある方は一読どうぞ。

  • 実際使わないといけない。文章だけ読んでも理解は難しい。

  • 一読では雰囲気しかわからんので買う。実際にツールを使ってみる。佐々木さんの本では秀逸では?

  • 流石に、本書に書いてある事全ての実践は難しそう。今実践しているToDo管理をもうすこし効率的に改善するヒントは多数ある。その上で、再度読み直すと良さそう。

  • 極めて実践的な本。OmniFocusで大まかなプロジェクト計画を作成、Toodledo、Evernote(レビュー&メモ用)、ドロップボックスフォルダとプロジェクト名を統一。毎朝OmniFocusとgoogleカレンダーからToodledoに今日のタスクを移動する。タスクは時間ごとに分配。あとは延々と書いてることを実行していけばストレスなく色んな事ができる。これを実行してイイ気づきだなと思えたことは、タスクを予め決まっている時間に割り振るってことと、一個のタスクにかかる時間を計算して考えること、タスクを小分けにすることで曖昧さをなくすことだなー。あと、◯◯を買う、洗濯するなど怠惰になりかけることをスゴイやりやすくなったように感じた。曖昧なスケジュールを前日のうちに決めておきたいなと思う。

  • ・Toodledoを実践的に活用する具体的手順
    ・mac + iPhone環境がベースなので、実践にはWINやAndroid環境だとやや工夫がいります。

全116件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

●佐々木正悟(ささき しょうご)
心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道旭川市生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスで派遣社員として働く。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。2005年に帰国。
幼稚園のころから大人の叱責に神経質すぎるところがあり、かくべつ厳しい家庭で育ったわけでもないのに母親の顔色をよくうかがっていた。
成人後も上司や先輩社員などの些細な指摘に耐えられず、組織で働くことを拒否して、心理学を勉強するために渡米する。
帰国後も対人関係への苦手意識から在宅での仕事に中心とし、人前で失敗しないための「ライフハック」を追求し、それを題材とした文章発信で生計を立てる。

「2021年 『つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木正悟の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×