- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532168162
感想・レビュー・書評
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1月26日北九州芸術劇場での「地方都市の可能性を探る」講演会の内容がそのまま本になってる。
安藤忠雄のこと、誤解してたというか全然知らずに作品を見ていたことにやっと気づいた。みんなが惹きつけられる理由は、単純に思いと熱意が通っていてこれをやり遂げたら面白いだろうって思わせるコミュニケーション力。さすが大阪人、話の中に具体的なストーリーとボケを加えている。
やっぱり直に見て聴いて感じないと人には伝わらない。何でもそう。映画音楽芸術舞台建築は、そのものに足を運ばないとダメ。そこで初めて感性が動く。だから、作り手の人間性に触れることは大切だって改めて思った。その方が見るものも面白くなるし、興味深くなる。
あと、建築家と社会(政治)の関わりは切り離せないものだって確信した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦後の日本人の活気ある姿と対比する形で、恵まれた現代の日本人の甘えた姿勢を批判されているような、自分もふくめて、今の若者はハングリー精神がない、ということを痛感した。ハングリー精神を取り戻さなければならない、と思うことができた、。
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初めて海外旅行をされた時のエピソードがおもしろかった。
一般人が海外旅行をするには不便だらけの時代に、一人でヨーロッパを目指す。その旅行の道中での出来事と出会った建築に対しての思いだけで別の一冊の本として読んでみたいと思いました。
この人の文章を読むとパワーがもらえる。 -
読みやすい。安藤さんの半生がわかる。作品紹介の写真が多いのはいい。光の教会はぜひ訪れたい。でも内容はうすめかな。
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私の考えを伝えると理解してくれる人を育てておくことがいかに大切か。
世界の安藤忠雄氏でもそこなんや!
色んな想いや体験が綴られてる中で特に響いた。
わかってるつもりだけど忍耐力が乏しいのか、人を信頼出来ないからか…まだまだですな。
それはさておき、やっぱり凄いな。 -
情熱の人。安藤さんのコンクリート建築はなぜ冷たく感じないのか..1つのブロックが畳一条分の大きさであることを直島のベネッセハウスのホテルに滞在して知ってこの本を購入。
いま日本の全ての人に必要なのは情熱なのだろう。
1つの1つのコラムが短いので読み易い。 -
勇気を与えてくれました。息抜きに読みましたが、エネルギーチャージができました。
熱意や思いは、自分の味方を呼び寄せてくれる―――、本気で取り組んでいることは、きっといつかは実るものですね。 -
頭をどつかれた気分です。不安と緊張の中でしか、人は成長できない。最近ぬるま湯につかりきっているわたしには、耳の痛いお言葉の数々をいただきました。
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情熱大陸に出演されていた頃から気になっていた安藤さんの本。最近の自己啓発やビジネスに並ぶ本はいわゆる若くして成功を収めた人たちのモノが多い。しかし、そういった方たちと一線を画すように言葉1つ1つが重い。半生を振り返るような構成になっているが、特に"成功のヒント”みたいな軽い語り口ではなく、自分の仕事に対する想い、建築に対する想いを語っている。人と人との繋がり、そして建築を仕事、趣味として捉えるだけでなく、その先にある大義を果たす、自分に何が出来るであろうか、という姿勢にも感動。ここ最近で読んだ中では一番の良書であった。大学1年生の頃に出会いたかった本である。
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地中美術館に行ってみたい!