ウィニング勝利の経営

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532312404

感想・レビュー・書評

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  • 336

  • 言うべきことを言わなければ、いいアイデアや迅速な行動が邪魔され、優秀な社員が会社に貢献しようとするのをやめてしまう。

    素直さを引き出すためには、報酬を与え、褒め、語り続けること。何よりも、あなた自身が元気よく大袈裟ななくらいにやってみせること。

    一般的な言って、上司は自分が気に入った人、尊敬する人、必要とする人には嫌な態度は取らない。自分の業績を厳しく見直してみよう。

    ビジネスで自分を犠牲者と見てはならない。

  • 個人成績の付け方と公開について、学校では成績を付けられるのに会社では付けられないのはおかしい、というロジックには共感した。成績不振者をばっさり切ること、新陳代謝のためには合理的なのかもしれないけど、当たり前のこととして実践される世界を見たことがないので、少し怖いと思った。

    働き方、働く姿勢、ボスが求めることなど、巷の「働き方教科書」的なものよりもずっと示唆に富んでいて、なにより危機感を駆り立てられた。

  • 【阿南】WINNING×フィロソフィ=最強の組織、と感じました。
    「時間ばかり取られ、金がかかる、その上必要ない」
    「勝ちたいのなら、戦略についてじっくり考えるより、その分体を動かせ」
    この一節がすごく刺さりました。
    結果を出すためにやるべきことを学びたい方にオススメです。

  • 名著と言われるがやはり名著。経営層になっている人、なりたい人は読むべき。多くの経営者の考えが結局人としてのあり方、人の育成など「人」に帰着するところが興味深い

  • 購入

  • 人を動かし、集団を運営する方法は、集団精神療法でつちかわれた知恵と同じであり、ウエルチという人は経験で学んでいった人である。

  • バンクワンのバリューの中に
    「効率的かつ優れた運営方法で低コストのオペレーションを実現しよう」というものがある
    行動規範
    1)無駄のないのは良いことだ。
    2)官僚主義を排除しよう
    3)容赦なく浪費をカットしよう
    4)作業は迅速に、簡潔に。
    5)相手の時間を大切にしよう。
    6)インフラ整備に投資をしよう
    7)私たちの仕事を一番よく知っているのは私たちのはずだ。コンサルタントに指図を受ける必要はない。

  • 言わずと知れた元GEの経営者。世界市場でナンバー1か2の事業以外は撤退かテコ入れする戦略とかで知ってました。以前読んだ「マネジメントの名著を読む(日経文庫)」で摘み食いしたことで興味を持ち、購入。

    感想。自分的超名著。マネジメントよりは世界的経営者のハウツー本。そこらの小成功者が書く本とは刺激が違う。
    対話的な文章も魅力的。400ページ超で量は多いが、他のハウツー本にあるような自身の成功体験の様な無駄な話は一切ない。細かく具体的。とにかくイイ。野心のある人、読んだ方が良い。

    備忘録。
    ・先ず大事なのはミッション(経営理念)とバリュー(行動規範)。ミッションがお飾りでなく、具体的で、明確で、想像の余地がなく、バリューがミッション達成の手段となっていること。その為にはサポート体制が重要。
    ・素直であること。自分はこの考えが大好き。言いたいことを言える環境であると、豊富なアイディアがてるし、スピードも出るし、無駄が省けてコスト削減にも繋がる。(素直さが認められない環境下では)残念ながら、素直なコメントをすれば最初のうち仲間外れの扱いを受けることは確か。でも効果は大きい。
    ・選別について。会社には限られた資産と時間しかない。勝ち組のリーダーは見返りの最も高い分野に投資し、それ以外の損が出るものは切る。
    ・リーダーシップについて。リーダーはチームの成績向上を目指して一生懸命努力する。素直さ、決断の勇気、リスクテイクとかも大切。リーダーは人気投票で勝つのではない。
    ・経験を重ねると人を見分ける本能が磨かれる。その直感に頼ることを恐れる必要はない。
    ・GEが人を採用する時のフレームワーク、4つのEと一つのP。エネルギー、エナジャイズ(周囲の人にエネルギーを吹き込む能力)、エッジ(判断力)、エクゼキュート(実行能力)、パッション。
    ・採用面接でポストが如何に困難なものかを聞いた際には、ハイハイと無問題するのではなく、結果を出すまでに与えられる時間や、サポートを質問。
    ・危機管理の話。問題は見かけよりも酷く、秘密は不可で、血を見る局面も不可避と想定。でも乗り越えれば強くなると信じる。
    ・戦略についてじっくり考えるより、その分体を動かせ。結局のところ与えられた環境、ソースをもってベストを尽くす以外ない。戦略はどうやって競争していくかを選択すること、限られた資源を配分することにすぎない。
    ・予算について。窓のない部屋で作り上げた数字を超えたからといって、それがなんぼのものだ。
    ・M&Aについて。対等合併など無い。戦略上の適合性だけでなく、カルチャーの適合性が重要。価格面で買収を見送っても致命傷になることは無い。
    ・「プライドを捨て、真価を見せろ」。これも自分に刺さった。
    ・天職を見つけるには、山あり谷ありのプロセスに耐えること。一つの仕事につき、その仕事の何が好きで嫌いか、自分にはどんな能力があり、何ができないかを知ること、その繰り返し。
    ・昇進について。やるべきことは「あっと言わせる様な業績を上げること(=期待値を超えること)」。多くのメンターを探し求め、助言を求めることも有効。
    ・嫌な上司について。「なんで私はここで働いているのか」を考えるのが有効。
    ・仕事と家庭のバランスについて。仕事以外で、どんな人生を望むのかはっきりさせておこう。たくさんポイントを稼ぎ、必要に応じてポイントを使えばよい。

    以上

  • さすがウェルチ。辛口の言葉とある意味偏見に溢れているが、真実をついている。結局のところ、成功するためにいかに頑張るかということ。そこに甘さはない。

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著者プロフィール

前GE会長兼CEO
1935年生まれ。60年GE入社。68年に最年少ゼネラル・マネジャーに就任。73年グループ・エグゼクティブ、77年セクター・エグゼクティブをへて81年会長兼CEOに就任。以来、21年間にわたりGEの変革に取り組む。産業界、メディアから「20世紀最高の経営者」の一人と称えられる。2001年に退任し、現在は著述・講演活動で世界中を飛び回っている。

「2018年 『ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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