- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560071991
作品紹介・あらすじ
皮肉屋で悪戯好きの青年クローヴィスが引き起こす騒動の数々。辛辣なユーモアと意外性に満ちた“短篇の名手”サキの代表的作品集を初の完訳。エドワード・ゴーリーの挿絵を収録。
感想・レビュー・書評
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一回は皮肉を言わないと気が済まないのか?と思うような会話文だけでも読んでほしい。絶対仲良くないだろうなという妙な気まずさがリアル。
『運命の猟犬』1番好き。結局何だったのか明かされないのが奇妙な味のいいところ。 -
常々道端で咲いてる花は大好きだが、花屋で並んでるの花は魅力を感じてこなかったが、理由がわかったぞ。この人新聞記者だったらしいが、新聞にこの短編の1つが紛れてると、それはそれは貴重に輝いて見えるが。こうやって自選短編集です、はいどうぞお!って出されるとお、おう。となるな。この短編集1つ1つ非常に短く、もうちょっと肉付けしたり膨らませたりして欲しい。めまぐるしいので、じっくり毒素を味わいたい。
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文学
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いわゆる奇妙な味と言われている作品です。
ゴーリーの挿絵が良いですね。
面白かったのですが、もうちょっと読後にモヤモヤする感じがほしかったです。
クローヴィスは気に入りました。 -
帯文:”奇妙な味と残酷なユーモア 人語を話す猫、イタチの神様、運命の猟犬 ’短篇の名手’の代表作を初の完訳”
目次:エズメ、月下氷人、トバモリー、ミセス・パクルタイドの虎、バスタブル夫人の逃げ足、名画の背景、ハーマン短気王――大涕泣の時代、不静養、アーリントン・ストリンガムの警句、スレドニ・ヴァシュタール、エイドリアン…他 -
ブラックユーモア満載の短編集
主人公のクローヴィスがあまり出てこないですが
出てくる作品のほうが好みでした
彼のトークは軽妙で近くにいたら困る人物
遠くから見ていたい人だなぁ -
“決して見よいもんじゃないけど、人生のあらゆる面を観察したければ見ておくべきだよ。見まいとして顔をそむけたくらいじゃ、俗世の不快が減るわけないんだし。”
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再読したらもう一度書き直したいです。
新潮文庫の「サキ傑作集」に衝撃を受けてからサキ関連の本を読んでいたのでこの本も楽しみにしていました。しかし、読んでみるとさっぱり頭に入ってこないのでこれまた衝撃を受けることになりました。
アマゾンやツイッターでも高く評価されているのをみかける本なので書きづらいのですが、文章がまったく頭に入ってこなかった、というのが正直な感想です。原文に忠実に翻訳されているのか、一文が非常に長かったり、語り手がどの人物に目線を向けているのかが分かりません。
もしかしたら、これがサキの筆致なのでしょうか?