戦国時代の大誤解 (PHP新書 446)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569659404

感想・レビュー・書評

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  • 八犬伝を大河枠で頼みます。

  • 学校で習った歴史事項は、その全てが真実だと思っていましたが、これまでの歴史の全てが明らかになっているわけではなく、少しの資料と伝説による推測にすぎません。
    研究を進めるうちに、いろいろな新しい発見があり、これまでの通説の間違いが明確になったりします。
    この本は、誰もが知っている歴史上の人物や事柄のエピソードについて、通説と実際との違いを教えてくれます。

    いつの世も、歴史作家は、事実に脚色を混ぜて、ドラマチックでおもしろい話に仕上げますが、それがいつしか真実にすりかえられているところも多々あるようです。
    あとは、戦の勝者が、自分に都合のいいようにすべての話を塗り替えてしまったり。
    特に神様になった徳川家康のことは、誰も悪くは書けないので、歪みが生じてしまいます。

    歴史は、過ぎた時の記録ですが、そこに脚色された伝説や解釈の違いが入るため、全ての人にとっての真実を残すことはとても難しいことなんだと思いました。
    私たちの生きるこの時代も、未来にはどんな風に受け止められるのか、誰にもわかりませんね。

    信長の「是非もなし」のセリフの意味が、ずっと気になっていましたが、新解釈を教えてもらえて、スッキリしました。

    MindMap→http://lily-book.seesaa.net/article/152687624.html

  • 著者が定説を馬鹿にしている以外は割と面白い。
    夢をブチ壊したくない人にはオススメ出来ないが、個人的にこういう本は好き。
    当時日本の馬はポニーだった、とかナ。

  • 時代劇でおなじみの場面が実は間違っている事もあるし、NHK大河を全部史実と思って見ちゃいかん、というツッコミ本。時代ドラマや時代小説を楽しむ為にも、史実との違いを易しく解説してくれるこんな本がもっと出るといいなー。

  • 今まで勘違いしてて、興味深く読めた部分もあったけど、全体的に見たら並かな。歴史に興味ない人にはオススメしません。

  • 史実とフィクションの違い、というか主に時代劇ドラマの誤った認識に対するツッコミ本といったトコロかな。

  • 武田の騎馬軍団などありえない!?信長は桶狭間で奇襲していない!?刀を交えたチャンバラなどそうそうなかった!?テレビドラマではおなじみの名場面が、じつは怪しいとなったなら…。その武将に染みついたイメージ、教科書に当たり前のように載っている事件。私たちが信じてきた通説をいったん疑ってみることの重要性を、学界での最新の議論も交えながら浮かび上がらせる。狸親父風の秀吉とお調子者の家康―こんな発想ができない人は、歴史を見る目がないかも!?全47項目、あなたの"歴史常識"が試される。
    今までそうと思っていたものが違うことが分かりとてもためになった。

  • 史実を調べてる人にはあまり意味の無い本。でも、まあ面白い。
    小説やドラマでしか戦国時代を知らない人は読んだ方が良いかも?

  • まあ、そうだよねという内容。
    読み物としてはそこそこ面白かった。

  • 最新(?)の歴史研究の解説
    ちゃんと調べないとね

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著者プロフィール

歴史研究家

「2021年 『戦国合戦のリアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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