真田幸隆 「六連銭」の名家を築いた智将 (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569661025

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  • 歴史小説と称ぶには 史実を基にした(と想われる)挿話に希薄過ぎ 時代小説と称ぶには 筆に芸術的色彩が単調過ぎる――のではあるが 幸隆公を表題に書物として著したという点で実に希有な一冊であり それだけあれば 幸隆公を敬愛する身には充分な意義を獲得して やはり本棚からは外せない。

  • 真田三代と呼ばれる一代目に当たる、真田幸隆が主人公。昌幸、幸村と比べると資料が少なく世間の認知度も低いが、真田氏の基礎を作った人物として外せない。
    真田の庄から追われ思い悩む中で、己がどのように戦いどのように生きるかを見つけ、武田の将として生き真田の家と地を守っていこうとする、真っ直ぐな姿が書かれています。
    妻の喜玖や、話の中で長谷寺の和尚となる晃運などは、見せ場は多くなくても印象に残りました。

  • 「六連戦」を旗印とし、天下に名を轟かせた真田一族。その家祖というべき幸隆の、武田信玄麾下にその人ありといわれた活躍を描く力作!

    名将ぞろいの武田軍団において、敵方の堅牢な城を次々に攻め落とし、主君信玄の絶大なる信頼を得ている男がいた。かつて小豪族ゆえに領地を追われ、流浪の日々から復活した真田幸隆である。
    信玄の父である武田信虎らの連合軍に領地を奪われた幸隆は、当初武田晴信(のちの信玄)に仕えることをためらっていた。しかし山本勘介の仲介で晴信に謁し、北信濃攻略の案内役を任されると、めきめきと頭角を現していく。
    信玄が失敗した戸石城攻略を調略によって成功させるなど、主に「智謀」を駆使して戦功を重ねた幸隆は、武田軍団指折りの智将としての地位を築く。そんな彼が定めた「六連銭」の旗印――三途の川の渡し賃である六文の銭の図柄は、命すら惜しまぬ戦いを繰り広げる真田家の象徴として、息子の真田昌幸、孫の信之・信繁(幸村)に引き継がれていった。
    のちに天下に勇名を馳せる真田家、その家祖の知られざる生涯を見事に描いた力作。文庫書き下ろし。

  • 4569661025 341p 2004・1・21 1版1刷

  • 「六連戦」を旗印とし、天下に名を轟かせた真田一族。その家祖というべき幸隆の、武田信玄麾下にその人ありといわれた活躍を描く力作!

    名将ぞろいの武田軍団において、敵方の堅牢な城を次々に攻め落とし、主君信玄の絶大なる信頼を得ている男がいた。かつて小豪族ゆえに領地を追われ、流浪の日々から復活した真田幸隆である。
    信玄の父である武田信虎らの連合軍に領地を奪われた幸隆は、当初武田晴信(のちの信玄)に仕えることをためらっていた。しかし山本勘介の仲介で晴信に謁し、北信濃攻略の案内役を任されると、めきめきと頭角を現していく。
    信玄が失敗した戸石城攻略を調略によって成功させるなど、主に「智謀」を駆使して戦功を重ねた幸隆は、武田軍団指折りの智将としての地位を築く。そんな彼が定めた「六連銭」の旗印――三途の川の渡し賃である六文の銭の図柄は、命すら惜しまぬ戦いを繰り広げる真田家の象徴として、息子の真田昌幸、孫の信之・信繁(幸村)に引き継がれていった。
    のちに天下に勇名を馳せる真田家、その家祖の知られざる生涯を見事に描いた力作。文庫書き下ろし。

    内容(「BOOK」データベースより)
    名将ぞろいの武田軍団において、「調略」によって敵方の堅牢な城を次々に攻め落とし、主君信玄の絶大なる信頼を得ている男がいた。かつて小豪族ゆえに領地を追われ、流浪の日々から復活した智将・真田幸隆である。のちに天下に勇名を馳せる真田一族の智謀の系譜は、まさに「六連銭」の旗印を創始した幸隆にこそ源流があった。その知られざる波瀾の生涯を見事に描く力作小説。

    2008.3.25 読了!

  • ちょっと読みにくかったかな・・淡々としすぎて。

  • 謀将・智将として名高い真田昌幸・信之・幸村父子。彼らの父・祖父であり、真田氏と初めて称した真田幸隆の物語です。主人公にしにくい人物と思われ、著者の挑戦とも思えますが、なかなか面白い小説にまとまっているので一気に読める。

    2006.12.14読了

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