家族の言い訳 (双葉文庫) (双葉文庫 も 12-1)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1783
感想 : 190
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575512465

感想・レビュー・書評

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  • 今の私には、あまり響かなかった。

    痒いところに、もう少したけど届かないモヤモヤ感。

    帯の言葉で、ハードルが高くなりすぎたのかも、、、

    いや、私に優しさが足りないからだ(汗)

  • 借り物本。涙は出ませんでした。いい話ではあるが、内容が浅いせいか、自分が年を取ったせいか。

  • 小説は小説家の書くもの。私の中の偏見。
    そんな偏見を持ちながらも才能ある方の文章に心揺さぶられることしばしば。
    かつては故・池部良さんのエッセイ、近くは芸人又吉直樹さんの芥川賞などなど。
    それなのに本作品をタイトルに惹かれて手に取ったものの、著者の本業が作詞家と知り、ちょっと躊躇する自分は何と学習能力のないことか。
    タイトル通り自分の生き様に言い訳をして過ごしてきた主人公たちが、素直になって大切な人と向き合う、そんな8編は自分が彼らになったような素直な気持ちを味あわせてくれた。
    生きていく勇気というような大げさなものでなく爽やかな気分でこれからを過ごしたいと思えるようになる作品でした。

  • テンポが良くて、ストーリーは読者を飽きさせず、しっかり感動させる本だった。ただ、気になったのは、物語のあちらこちらに「ベタ」が散りばめられていること。ベタすぎてむず痒くなった。著者はきっと、ベタを恐れない真っ直ぐな人なんだろうと思った。

  • 想像と違った。
    帯に書かれているように人生観を揺さぶられることもなかった。
    泣けそうになる話もあるにはあったが。
    ---
    家族に悩まされ、家族に助けられている。誰の人生だってたくさんの痛み、苦しみ、そして喜びに溢れている--。作詞家・森浩美がその才筆を小説に振るい、リアルな設定の上に「大人の純粋さ」を浮かび上がらせた。『ホタルの熱』『おかあちゃんの口紅』はラジオドラマや入試問題にもなった出色の感動作。あなたの中の「いい人」にきっと出会える、まっすぐな人生小説をお届けします。

  • 短編だから内容が浅い気もしますが・・・家族なんて、人生なんてこんなもんかなあ・・・なんて思い始めてる人におすすめ。そして過去のトラウマに縛られている人にちょっと緩みや隙間ができたらいいかな。文字で読むより耳で聞いたほうがずっといいかも。確かにラジオドラマ向きです。

  • 森浩美さん。
    名前、なんだか知ってるな~、という方も多いはず。

    本業は作詞家。
    SMAPの青いイナズマとかブラビのタイミングとか
    ちょい前のヒット曲はけっこうこの方。

    色眼鏡(言葉は悪いが作詞家の気まぐれ小説かな、なんて。)
    で見ていたけど、いやいや、大変申し訳ありません!



    誰しもが多かれ少なかれ
    不安や不満を抱えて生きています。

    そんなごく身近にありそうな素直に生きることの難しさに
    やさしい光を灯してくれます。

    そんな短編集です。

    相手が身近であればあるだけ隠したいことや疑ってしまうこと、
    強い感情に支配されてしまうことがあるのだと思います。

    もっとも身近な「家族」こそ、
    その傾向が強く出てしまうのでしょう。

    ひとがひとを愛する気持ちに触れて切なくなる。

    家族を想う心が、静かに胸に迫ってきます。

    そんな短編集なんです。

  • 様々な家族の形を描いた短編集。
    どの家族にも、いろいろな物語があり、理想とは違うことにも言い訳をしながら生きている。
    そんな家族の様子をいきいきと表現している。

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    ほっこり涙があふれ出す感動の一冊です。家族っていいなと思える瞬間です。


    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1323311

  • 複雑な家族模様ばかりのストーリー
    「家族の言い訳」という題だからそうなるのか、題ありきに読めてしまった本

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著者プロフィール

作詞家、小説家。放送作家を経て1983年より作詞家を始める。作家・脚本家としても活動。

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