- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575513448
感想・レビュー・書評
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様々な登場人物の視点で物語が進んでいくが、それぞれの視点でみた事件の概要は微妙に異なり徐々に真実が明らかになっていく。
イヤミスの代表作だが、読後はそこまで嫌な気持ちにはならなかったのは登場人物全員がものすごく利己的だったからかも?
最後まで飽きることなく一気に読めてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
湊かなえ先生のデビュー作。
徐々に真相が浮き彫りになっていく感じが面白かったです!
ただ思ってたよりは胸糞悪くなかったです。
「イヤミスの女王」と呼ばれているからもっとエグい作品も書いているはず。
他の作品も読んでみたくなりました。 -
初めて3日で本を読み切りました。最初の告白から最後の告白まで、淡々と進んでいく物語は僕にはぴったりと合っていました。最後の告白が問いで終わるのもいいですね。その後を想像するのが楽しくなります。少年Aはどうなったのか知りたいです。そんな事言っても答えは分からないんですが。映画を見れば答えが分かりますかね。どなたか教えてくれますか?
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冒頭の先生の告白シーンの語り口調で話が始まり、関わるメンバーそれぞれの視点から生い立ちや事件が語られることで全体像が明らかになると共になんとも嫌な気持ちになっていく構成は新鮮かつ面白く一気に読んでしまった。
読後のなんとも言えない感覚、まさにイヤミスですね! -
映画はずいぶん前に観たのですが、あらすじはすっかり忘れてましたね。 娘を殺された女教師の話で、シリアスに受け止めると悲惨な話ですが、ここまで緻密に人の心理を炙り出したり、こんな仕掛けを忍ばせたら、もはや壮大な悲喜劇ですね。 しかしこのラストは映画的で素晴らしい。
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映画の宣伝をちらっと見た事はあるので教師が主役の話かと思っていたけれども、事件に関わった人達全ての話。
人の優しさと残酷さとすれ違いが悲しくて、身近にも感じられる恐怖がある。
教師の言うことは正論のようで、何も関係ない人を傷つけた事には謝罪はしているものの自分の責任ではないと言う。
憎しみを憎しみで返してはいけない事を受け入れられない気持ちは分かるけれども、今度は教師が復讐される側になるのでは。
誰も救われないまだ新しい復讐が起きてしまいそうな終わり方。
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本屋大賞作品を読んでみようと。
復讐は終わらないし、止まらなかったんですね。
我が娘を殺されたらそのままでは済まない、という気持ちはありながら読み進めてしまいましたが。
納得した終わり方ではないモヤモヤ感が残りました。
「母」について考えさせられた作品でした。 -
日本の映画で1番好きなのが告白。
映画の予告とかでおもしろそう!と思ったら原作を映画が超えることはないからまずは原作を読もうと思うんだけど10年前の私に小説を読むってことが皆無だったので順番が逆になってしまったけど小説を読んでビックリ。
映画と原作に大差がない!
ほぼ原作通りでこんなに原作に忠実な映画って他にあるかな?
感想と言われると難しい作品。
子供の人格形成を左右する母親、家族、周りの環境って本当に難しいと考えさせられる。 -
何という陰湿、薄気味悪い、薄汚い復習というか、精神を壊す復習というか。
とてもシリアスで怖い話。
物凄く良かった。
それぞれの立場からの記述ごとに章が分かれているのも面白い。
かなり最高。