姑の遺品整理は、迷惑です (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575525625

感想・レビュー・書評

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  • 物語は心が少し温かくなる内容でよかった。遺品整理がどんな人にも大なり小なり関係する問題なんだと認識。たしかに親の実家は祖父母のもので溢れている。祖父が勉強家で、集めた資料や大事なものなどがたくさんある。最終的にだれが整理できるのだろうか、、、。

  • 物語の半分以上が、主人公の、愚痴ばかりだったので途中飽きてしまいましたが、後半はいい感じでまとめられていて、ほっこりした気持ちになりました。
    遺品整理、業者に頼むと物凄いお金がかかるのですね。参考にさせて貰います。

  • この人の作品は読みやすい。
    タイトルも「なんか気になる」と思わせる。

    自宅から一時間以上かかる場所に住んでいた姑が急逝した。
    賃貸のアパートの四階に住んでいたが、エレベータは無い。
    賃貸なので早く片付けないと賃貸料がかさむ。業者に頼むと百万円もかかりそうで、自分で片付けようと考えた。
    ところが思っていた何倍もの荷物がsった。
    いっぱいになったゴミ袋を持って、四階まで階段を上ったり下りたり。
    なぜ使いもしない物をこんなにため込んだのだろう。

    義理の親のものならためらわずに捨てられるが、それでも遺品整理は大変だ。
    アパートに通ううちに他の住人たちとの交流も生まれ、知らなかった義母の人柄を知っていく。

  • みんな違って、みんないい。
    でも、多かれ少なかれ断捨離は必要かも。

  • 背ラベル:913.6-カ

  • タイトル通り、姑の遺品整理に苦戦する50代半ば女性の物語。
    最初は物の多さに苦戦する一方だった主人公も、遺品整理を通して知り合ったご近所さんから姑の人となりを知っていく。
    主人公が私にも似たところがあり(まあ私は結婚してはいないけど)、親近感を持って読めました。
    主人公の実母のように生きるのも難しいけど、さりとて義母のように死後みんなに遺品整理を手伝ってもらえるような人間になるのはもっと難しいかも。

  • 聴きました。
    最初は、自分のことと重ねてうんざりした気持ちになりましたが、読後は良かったです。

    ただ将来いつか来るだろう夫側の実家の整理を考えると、今から気が重いです。物がありすぎで

  • 他人と様には『捨てるのが一番』と言えるんだけれども。

  • 遺品整理を通じて1人の女性が気付かされる愛

  • 良い。
    実体験、取材によるものなのか、具体的で真実味がある。
    身近で誰もが経験する遺産処理。

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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