梅雨ノ蝶 ─ 居眠り磐音江戸双紙 19 (双葉文庫) (双葉文庫 さ 19-19 居眠り磐音江戸双紙)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575662542

感想・レビュー・書評

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  • 不死身の??磐音もとうとう大怪我をしてしまいました。
    そして佐々木玲圓道場の跡取りとして養子に入る事に。
    鰻割きのお仕事も突然終了。これから益々忙しそうです。

  • 江戸ものに興味を持ったので、購入。
    止まらず一ヶ月で30冊読了。
    しきたりとか家とか伝統とか、かなりいらないものだと思っていたけど、
    そういうものの価値も素直に受け取れそうな気がしてきた。
    途中からは、エンターテイメント性が強まってきて。。
    30冊も出てると途中で何度かカラーが変わってきてそれもおもしろい。

  • 居眠り磐音シリーズの19〜佐々木玲圓道場の大改築披露に際し大剣術大会が催されることになり,準備に奔走されるが,後継のない道場主からは磐音とおこんに夫婦養子の話が舞い込む。思念を巡らし夜道を歩く磐音は刺客に襲われ,右腕と脇腹に傷を負うも,夜鷹が現れ窮地を脱する。おこんの必死の看病で腕の4寸5分,脇腹の6寸の傷も癒えたが,磐音は裏方に徹することに落ち着いた。しかし,南町の同心は江戸の悪党で佐渡送りになった盗賊一味が島抜けして江戸に舞い戻り,大仕事を仕掛けるだろうとの推測を告げられ,大店である今津屋の警備も怠ることができない。品村や竹村に助勢を頼むが,竹村は行きずりの女に声を掛けられては酒を飲みに行く不始末。道場開きの日,40名が5名に減った試合の不戦勝になる剣術家は道場一の遣い手である磐音に参戦を求め,41番目の選手となった磐音が優勝し,祝いの酒を飲んで酔いつぶれた磐音の留守を狙っての押し込みが実行されるが,竹村を誘った女が盗賊の引き込みであることを見破った磐音は酔った振りをしているだけであった。帰り道,大川に架かる橋で傷を負わせた剣術家が再び磐音を襲い,これを斥けたが,「幕閣が絡んでいる」との言葉を遺していた〜おお,なるほど,夫婦養子で剣術道場主に収まるのかぁ。不覚を取った磐音は,油断しなければ江都一の剣の達人であることに変わりないっつうことね。暫く形を顰めていた田沼が動き出した。家治の後継と目された家基,実際には将軍職を継がないのだから,磐音や将軍近習の速水,両替行事の今津屋,佐々木道場,西の丸詰めになる依田鐘四郎などの身のまわりの人々が苦難を味わうことに違いはない。最後は田沼を追い詰めるのだろうが,この先の展開が楽しみ。それにしても書棚を覗きに行って,5冊分のシリーズが揃っていて幸運だった。他に借りている本も読まなくては

  • な、なんと磐音が!と諸事情から内心驚きの展開になって、ちとヤバいかなと思いつつでも素直にお祝い & ケガして弱ったところを介抱される展開も、ありがちではあるが一度は結婚前にやっておかねばね、美味しいし(笑)大試合にも当然出場するだろうとは思っていたが、こういうのはちょっとズッコイと思う。酔って道場でいびきをかく磐音をぜひ見たかった(笑)ちょっと見え見えだけどね。

  • 初版本

  • シリーズ第19弾。

    磐音とおこんさんを深川で長屋暮らしさせるわけにもいかんだろうなぁ。。。というのが大方の思惑だったと思いますが、こういう落としどころがあったとは、思いもよりませなんだ。

    佐々木道場改築記念の?落としの大試合も、紆余曲折あったものの、これも大方の予想通り、予定調和の結末。

    最後に、新たな、大きな陰謀の兆しが見えてきました。多分、史実不明の歴史ミステリーをこれから料理してくれることになるんでしょうけど、楽しみです。

    (2008/7/26)

  • 2007/10/14

  • 居眠り磐音シリーズ第19弾。
    佐々木道場の改築完成間近となり、杮落としの催しに奔走する磐音。その折、佐々木家の跡取りにとの話が出る。
    今作で初めて、磐音は刺客に怪我を負わされる。
    2007.9.27

  • うーん、シリーズを読めば魅力がわかるのかもしれないが、読み応えの意味では物足りない。ので、たくさんは読む気になれない。エンタメとして、考証とかに重きを置かない主義も「アリ」とは思うが、例えば始祖鳥記と比べたら、「薄い」感じが否めない。

  • スーパーヒーロー坂崎、理想の女性おこん、江戸の財界今津屋主従、有能な幕藩執政者達、権力を傘に自己中心的にふるまう年番方与力笹塚、内職で生計する御家人、しっかり生きてる町人、新鮮味に乏しいが・・・・・惰性でついつい読んでしまう

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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