意次ノ妄-居眠り磐音江戸双紙(49) (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575667295

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第49弾。

    表題をパッと見で「意次の妾」だと思い込んで読み始めてしまったので、柳生七人衆の一人かなとも思ったり、いつになったら登場するんだ?・・・でした。

    あとがきによれば、あと1冊の予定が、プラスワンだそうな。

  • L 居眠り磐音江戸双紙49

    なんつーか、田沼意次死すという情報が走ってなんだかぽっかり穴があく面々。そして降って湧いた田沼意次に飼われた暗殺者の7人組。確かに意次の死で終わりじゃないのはわかるけど、この7人の存在はどーなのよ。そんでもって7人ともあっさり磐音他に始末されるという結末。酷くない?
    9歳児に敗れた武芸者なんて悲しすぎる。空也デビューには良かったんだろうけどさ。まぁなんだってアリだわな…と納得したけど。いや、やっぱり7人必要だった??みんなの出番は増えたけどーふーえーたーけーどー。
    そして、あと一冊かぁと思ったら、一冊増えたってさ。増やすだけの価値あるんだろうな?!登場メンバーみんなの出番を増やした結果収まらなかった、なんてことじゃないだそうな!?と思ってしまう。ま、読むけどね。

  • 生きている間は清々しいほど徹底した悪役っぷりだった田沼意次も失脚後はなんだか微妙な老害扱い、松平定信は能力のない小心者という配役に。
    勧善懲悪でないところはおもしろい。現代の政治情勢への作者の気持ちの表れか?とも思う。が、その分いわね達に成敗される正真正銘の敵達がどんどん小物になっていて残念。唯一残っている剣客・士子順圭への期待度がいや増すだけでは。大丈夫なんだろうか。
    この巻で唐突に、空也は人間離れした活躍だったし、おこんまで超人的な悟りっぷりで、かえってつまらないキャラになっちゃったなぁ。若人達のカップルが増えて、そちらの人間関係の方がほほえましい。

    何だかんだ言ってもあと2巻で完結。お待ちしてます。

  • 2015年の45冊目です。

    第一巻から読み続けている佐伯泰英の人気シリーズの一つです。テレビドラマ化されたこともありました。
    このシリーズもいよいよ次号で最終巻と思いきや、
    本書のあとがきに、あと2巻ないと終わらないという
    著者の言葉があり、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
    このシリーズのストーリーは、時代小説としては、
    漫画チックなところがあると思いますが、
    登場人物一人一人の個性が際立っており、思い入れが強くなっていきます。若い人が人気のマンガシリーズをよんでいるのと、同じなのかもしれない。娘の部屋にも「銀魂」とか「ブリーチ」というタイトルのコミック本が何十冊も並んでいます。一緒なんだろうな???
    そうかな????

  • このところ沈滞気味だったが、ようやく動き出したか。田沼意次=悪、松平定信=善と図式的に割り切ったほうが爽快感は出るのだろうが、そこを抑えて距離を置くところは好もしい。空也の成長ぶりはご愛敬。

  • 2015年7月刊。文庫書下ろし。遂に宿敵意次が身罷った。が、劇的な変化はないようで、柳生5剣士との戦いも簡単に終わってしまいました。残り2巻でどこをめざすのか、だけが、気になります。

  • 磐音さまの試練も、終わりに近づいて来たみたいだ。

  • 50冊で完結する物語
    あああ49まで来てしまった
    宿敵がなくなってからも大変ですね
    松平定信がとんだ小物になってしまったな

  • 九歳(数え年)の空也の身長が五尺三寸超……
    突っ込んでもしようがないのはわかってるんですけど、それでもね。

  • え!田沼意次死んじゃったの!?と、いささかびっくり。てっきり、失脚させてトドメさすのが磐音だと思ってたのに。
    物語は意次死後、意次から命を受けていた7人衆が動き出すってお話。あと二巻。ラストは大団円なんだろうな。そうあってほしい。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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