ユダヤの商法(新装版)

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  • ベストセラーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584139004

感想・レビュー・書評

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  • 金持ちから流行させろ
    一理あるが、ネット社会においては
    庶民から流行させろ
    もありになってる。時代を感じた。

    https://honz.jp/articles/-/45201

  • 78対22。
    商売の基本は、女と口を狙え。
    信用を勝ち取れ。

  • 元々ユダヤの方たちの凄さは数年前から知っていてよく調べていました。
    今回は孫正義さんのことを調べていてこの本に辿り着き、やはりユダヤの方たちはすごいんだなと改めて痛感しました。
    タルムード読んでみようと思います。

    2020/11/25 読了日

  • タイトルだけは知っていた著名ビジネス書が、復刊したとのこと。ビジネス書というよりも伝記よみものとして面白かった。
    「女と口を狙え」おぼえておきます。

  • 前半の金儲けの法則のような部分の説明は、実用できそうでタメになった。
    後半部分は歴史の説明が含まれており、前半部分より個人的に興味が薄い場面であった。
    なによりユダヤ人の考え方と、それを実践した藤田田の偉大さが伝わりとてもおもしろかった。
    現在の日本マクドナルドにもこの藤田田の精神が残り、実践していることがあるならぜひ知ってみたいとも思った。

  • ユダヤ人だから出来る仕事のやり方というような話はない。曖昧な部分を排除して徹底的に仕事をしよう。そんなメッセージを感じる。

    ファクトを押さえる、数字こそが客観性を生み出す。分からないことを徹底的に潰しこんでいく。それを続けることにより次から次へとチャンスが生まれてくる。

  • 1972年に発刊された本の新装版。
    2020年の今読んでも、全く色褪せない。
    多少、セクハラまがいだったり、表現に問題があるところはあるかもしれないが、それはご愛嬌。

    ベストセラーとなり、多くの経営者がこの本を読んだとされるが、今の日本の現状を見てみると、その割にはこの50年近く、日本のビジネスマンはほとんど成長していないのでは?と感じてしまう。
    新装版が出てよかった。
    ここからスタートだ。

  • 孫さんが起業する時に読んでいたと言われる本。


  • 昨年から購読してる
    News Picksの企業研究動画「NEXT」

    初回に取り上げられていたのがSoftBank

    SoftBank創業者である、孫正義氏が
    高校生時代に、猛烈アプローチをして
    教えを乞うた人物が藤田田


    名前も、本書の存在も知ってはいた
    マクドナルドとか、トイザラスを日本に持ってきた人でしょ?
    ぐらいの浅い認識だったけど…

    あの孫正義氏が
    猛烈アプローチしたとあっては
    やはり、読んでおかないとねー 笑




    藤田田(1926〜2004)
    大阪市東淀川区出身
    東京大学法学部卒業

    かなり変わった名前である『田(でん)』は
    キリスト教徒だった母親が
    「口」に「十字架」で、良い言葉を語るようにという意味で
    付けられたらしい


    本人も、非常に気に入ってるらしく
    2人いる息子には、それぞれ
    藤田元、藤田完と
    駄洒落みたいな命名をしている



    早くに父親を亡くし
    東大在学中に、学費と生活費を稼ぐため
    GHQの通訳のバイトをした時


    下士官以下のユダヤ人達が
    貸金業で、上官以上の羽振りのよい生活をしてることに衝撃を受け
    彼らと付き合うことによって
    「ユダヤ商法」を学んでいく


    国を持たず、迫害の歴史があるユダヤ人の
    商魂逞しい姿は
    商人の街である、大阪出身の田氏とマッチしたのだろう




    ユダヤ商法の第一の商品が「女」


    在学中に、海外から高級ハンドバックや毛皮、ダイヤモンドを輸入して
    富裕層に販売する


    たしかに、現代でも
    女性の購買力や口コミ力は侮れないし
    ソコをターゲットに、マーケティング戦略するのは定石だ


    「金持ちに、2〜3年売り続ければ、その後庶民に行き渡るまで
    儲け続けられる」


    と、銭ゲバ感全開 笑


    現代において
    「女性総活躍」と、安倍内閣が似たようなコト言っとりますが


    田氏は、随分前に
    「女は最大限に活用すべし」と言っとります

    女だからといって、社内でお茶汲みだけすれば良いという訳では無い
    女は、外国に弱いから、海外出張には喜んで行く
    先方のユダヤ人も喜ぶし、男を買うこともない
    女のバイヤーは、利点が多い

    ユダヤ商法では
    女は最大の顧客であり、最大のパートナーであるゆえ
    最大限に活用すべきである、と





    ユダヤ商法第二の商品が「口」


    1971年 アメリカ最大のハンバーガーチェーンである
    マクドナルドと50対50で出資
    代表取締役に就任する

    田氏の予想を遥かに上回る売上を、連日叩き出す



    「金儲けのできん奴はアホで低能や」
    と言って憚らなかった田氏ではあるが

    価格政策の迷走やBSEの影響で赤字に転落
    「ハンバーガー王」と謳われていたものの
    業績不振と、体調不良で退任

    ひっそりと78年の生涯を閉じている



    「銀座のユダヤ人」と自ら名乗っていた藤田田

    戦後の貧しい日本を、ユダヤ商法でぶっち切り
    巨額の富を得た手法は
    なかなか興味深くはあるものの

    個人的には、あまりにもエゲツなさ過ぎた

    高度経済成長期や、バブル期には
    時の人だったであろう事は、容易に想像できるが
    現代では、snsの餌食になるだろーな、と


    東大在学中に起業したコトとか
    過激な発言をしてるトコとか
    今で言うところの、ホリエモン的な感じではないだろうか?


    と、言うコトは…
    いつの時代でも、先進的で過激な人というのはいるものなんだなーと
    改めて、しみじみ



    追記
    東京タワーに蝋人形館を作ったのも藤田田である





    #ユダヤの商法
    #藤田田
    #マクドナルド
    #トイザラス
    #読書
    #孫正義

  • 日本マクドナルド創業者として知られる藤田田さんの著書。

    78対22の法則が有名ですが、他にもビジネスや商法のことに加えて、子ども時代から日本マクドナルド創業に至るまでの様々な破天荒な行動や独自の哲学、そして学校では学べないような戦後の歴史や経済が本人の体験とともに色々書かれてあって面白かったです。

    また、ユダヤ人がお金やビジネスにシビアな信念を持つ一方で、自然の摂理に従うような価値観を持っているというのも興味深いです。

    ちなみに初版は約50年前ですが、戦後の日本が実質的には独立国ではないこと、日本の金融市場が外資の稼ぎ場になってること、(日本に限らず)マスコミが世界のエリート層に支配されてるといったこともサラリと書かれていて考えさせられます。

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著者プロフィール

藤田田(ふじた・でん)
1926(大正15)年、大阪生まれ。旧制北野中学、松江高校を経て、1951(昭和26)年、東京大学法学部卒業。在学中にGHQの通訳を務めたことがきっかけで「藤田商店」を設立。学生起業家として輸入業を手がける。1971(昭和46)年、世界最大のハンバーガー・チェーンである米国マクドナルド社と50:50の出資比率で「日本マクドナルド(株)」を設立。同年7月、銀座三越1階に大第1号店をオープン。日本中にハンバーガー旋風をまき起こす。わずか10年余りで日本の外食産業での売上1位を達成し、以後、トップランナーとして走り続ける。1986(昭和61)年、藍綬褒章受章。1989(平成元)年、大店法規制緩和を旗印に米国の玩具小売業トイザラス社との合弁会社「日本トイザらス(株)」を設立し、全国展開した。社団法人日本ハンバーグ・ハンバーガー協会初代会長。創立30年にあたる2001(平成13)年7月26日、日本マクドナルドは店頭株市場に株式公開を果たした。2004年4月21日逝去(満78歳)。著書に『ユダヤの商法--世界経済を動かす』(小社刊)など多数。

「2022年 『漫画版ユダヤの商法 君たちはどう稼ぐか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤田田の作品

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