真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591124796

感想・レビュー・書評

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  • 中学の時に第2巻まで読んでいたが、ドラマを再視聴していたため、全巻購入して1から再読。ドラマの内容と重なっていたが、もちろんのことドラマ以上にそれぞれの登場人物の心情や背景が事細かに描写されていて、物語に入ってこれた。土屋太鳳ちゃん演じる希望ちゃんは髪の毛が長めだったので、表紙の女の子が希望ちゃんだと分かるまで時間がかかった。あと暮林さんはタッキーの爽やかイメージが強かったから、優しい無精髭の挿絵はこれもアリだと思い弘基はイメージ通り。次の巻もドラマの物語が出てくるため思い出しながら読んでいきたい。


  • 中学生の頃に初めて読んで、そこから大好きなシリーズ。

    暮林さんのような全てを抱きしめてくれるような、あたたかい人になりたい。

    • ゆたさんさん
      すごい分かります!
      自分は、何か困難やストレスに阻まれた時、「クレさんだったらどうするだろう」と実は考えるようにしています!
      すごい分かります!
      自分は、何か困難やストレスに阻まれた時、「クレさんだったらどうするだろう」と実は考えるようにしています!
      2022/07/15
  • 最近、英文の大きい本(&ここに登録できない論文たち)を読んでいてなかなか他の本に手が回らないのだが。
    ふと古本屋さんで購入した小説。
    英語の本ほっといて読んじまった。

    まぁ、なんていうか、漫画にでもできそうなくらい、絵はきれいに浮かんでくるね。すごい、この表装にもあるけど、現代風の絵が浮かんでくる。

    そんなにすごい面白い!!ってわけじゃないけど。
    こんなの、テレビにできそうだなぁ~とか思いながら読んだ。
    後で知ったが、もうすでになってた(笑)。
    テレビに疎いので、知らなかった。はは。(しかも、もう3年も前や 笑)

    とりあえず、まぁ、こういう短編集で、育児に手を焼く(というか有体に言えば育児放棄)の母親を持つ子どもを中心にストーリーが進むっていうのはなかなか珍しいので、面白いと思いました。
    よ。

  • ブランジェリークレバヤシに集まる
    ひと癖ふた癖あるお客たちと、従業員とですごす毎日。

    ちゃんとパン屋として、パンを焼いて売っていて
    おいしいパンはいつでもおいしくて。
    それでも事件が巻き起こってしまうけれど
    どこかで救われるような気になる物語。

  • やっぱり一冊目が一番いい。なんだかたくさん泣けた。そしてタッキーもいいが、嵐山コンビでやってもらってもよかった。

  • この表紙はちょっとなぁ・・・と思いつつ読了。
    読み終わってからも、やっぱりこの表紙にこの絵はないんじゃないかなぁと思う。
    夜の中のパン屋の絵で十分だったと思うのだが。
    このタッチがあまり好きではないからそう思うのだろうか。

    内容は思っていたよりもシビアだった。
    なにかしら家庭に問題を抱えた人々が出てくる。
    それをパンを使って癒す・・・ということはない。各々が好きなように動き、解決していく。
    ・・・パン屋の話でなくてもよかったんじゃ?

    パン屋を経営することになった過程については描かれていたが、真夜中に営業することにした理由は書いていただろうか?
    簡単には書いていたのかもしれないが・・・真夜中にやっているからこその利点というか、出来る事件、事情なんかがもっと描かれていればよかったと思う。

    それと、図書館で借りてきた初版本だったせいか、誤字脱字が多いのが気になった。
    書き下ろしだからとはいえ、このミスはどうだろう、と思ったりしたので、もっと注意して丁寧に作ってほしいなと思った。

    良かった点は、登場人物それぞれの裏事情がちゃんと描かれていたところ。
    誰にでもある黒く嫌な部分を、きちんと書いていたところ。
    ちょっとした推理要素があったところ。
    亡くなった奥さんの話はもっと読んでみたいなと思えた。

    続きを読むかどうかは悩むところ。

  • うーん・・・・なんか思ってたのと違うなあ。
    もっとこう、ハートフルな話を期待していたんですが、まあハートフルっちゃハートフルなのかもですが、全体的に話が生臭いというか。
    いじめからはじまって育児放棄とかなんとか・・・そういう部分でどぎつくする必要ってあったのかな?でないと話が成り立たないのかもですけど。
    読後感がもっとこう「ほっこり」なるようなものを予想していたんですがあんまりでした。なんかこうすっきりもしないし・・・はじめからシリーズを意識して書かれていたんでしょうか?次の話というか巻とか読めば違うのかな?

  • 母親に托卵された少女、
    妻をなくした男、
    敬愛する人をなくした男、
    夜にしか営業しないパン屋さん。三人の奇妙な関係とは?

    高校生〜大人向け。
    幾人かの登場人物が、各章それぞれの視点で物語を進めていく。
    文体は軽く、読みやすい。まどろっこしい比喩などはなく、クレバヤシで売られているパンの美味しさ、登場人物の心の機敏が、素朴に表現されている。

    読み終わった後にパンが食べたくなる、という評判も納得。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「夜にしか営業しないパン屋さん」
      あれば入り浸ってるかも←夜行性なんです。。。
      「夜にしか営業しないパン屋さん」
      あれば入り浸ってるかも←夜行性なんです。。。
      2012/12/08
  • すごく面白かった。

    内容説明等を読んでイメージしていたのとは、大分違った(良い意味で)。

    23時〜29時までしか開かない、真夜中のパン屋さん。

    その『ブランジェリー クレバヤシ』の2人とそこに加わっていく、一風変わった人々。

    面白いんだけど、切なくて…ジーンとしてしまった。

    続きも早く買って読みたい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「23時〜29時までしか開かない」
      こんなお店が実際にあれば良いな!と夜行性の私は考えるのでした、、、
      「23時〜29時までしか開かない」
      こんなお店が実際にあれば良いな!と夜行性の私は考えるのでした、、、
      2013/06/26
  • 出てくる登場人物が個性豊かで魅力的でした!
    とくにこだまくんの話は長くいろんなところで絡み合ってきて、最後には一応お母さんと和解?出来た感じで良かった。
    クレさんのダークな部分もなんだかちょっといつもと雰囲気が違って好きでした。
    私個人的にほんわかあったかな感じで雰囲気がすごい好きです。
    2冊目読むのも楽しみです!

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著者プロフィール

1975年、岐阜県生まれ。2005年に「ゆくとし くるとし」で第9回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。『真夜中のパン屋さん』で注目を集める。

「2019年 『路地裏のほたる食堂 3つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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