- Amazon.co.jp ・マンガ (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592143048
作品紹介・あらすじ
第13回 手塚治虫文化賞 マンガ大賞 受賞!!
美男三千人!男女逆転「大奥」完成の裏にあるドラマが…!? 堂々のクライマックス! 時代は少女将軍・家綱、そして五代将軍・綱吉へ…! 人々の様々な想いを飲み込んで、はさらなる進化を続ける――。 2008年12月刊。
感想・レビュー・書評
-
三代将軍、そして、初の女将軍家光から、家綱、綱吉までが描かれている。
"明歴の大火"の後の江戸の復興、大奥の立て直しに大きく貢献した、大奥総取締の有功だが、家綱が心を寄せていると知り、大奥を去り剃髪する。
彼は、やはり逸材。
それにしても、綱吉が宣言することで、先代将軍が決めていた争い事の結論もひっくり返り、死罪や離島送りにされてしまうなど、徳川時代の理不尽なルールも垣間見える。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
待望のシリーズ第4巻。
家光と有功のその後の展開に続き、四代将軍・家綱、五代将軍・綱吉の時代へと物語は移ってゆきます。
実際の歴史ときちんとリンクしているところがすごい。
いまさらだけど、ちゃんと観てなかったテレビシリーズの『大奥』をコンプリートして、この『大奥』と比較してみたくなりました。
ホントにホントに面白い。
今後の展開にますます期待大。目が離せません。
誰にでもオススメしたい作品です。 -
初代女将軍・家光の死から、時代は四代・家綱へ。しかしこの四代目は影が薄い・・・。何も起こらないまま(笑)、あっさり五代の綱吉へ。この綱吉は、玉栄の娘。絢爛たる元禄時代にふさわしい、いささか淫奔な将軍様です。恋のお相手は野心家の右衛門佐。
-
左様せい 閨には添い寝の者三十五過ぎの男には手を付けてはならぬあれも駄目これも駄目 こうして三代家光公の御世お万の方有功以来長く空席であった大奥取締の座を一人の男が手に入れたのである
-
今回は3人の女将軍達の話。
皆それぞれ、色々あり…。
続きも楽しみに読みたい。 -
本巻は有功と家光の愛の昇華、二人の大奥総取締の話、四代将軍家綱の恋、有功の部屋子で家光の側室すなわち玉栄こと桂昌院の変貌、そして今後もキーパーソンとなる右衛門佐等、盛り沢山の内容となっている。本物の歴史よりある面、面白いかもしれない。加えてテレビ版の方も作りが素晴らしく、映像の華美だけではなく人間関係のドロドロさに拍車がかかっている。時代劇って本当に面白いですね。
テレビではまず、哀れな吉沢悠(牧野成貞の夫)に目が行った。2人の御側用人柳沢吉保(倉科カナ)と牧野成貞との水面下の争いの犠牲となった。綱吉が牧野邸で堂々と元カレ(牧野成貞の夫)と32回も御成りする。挙句の果てに息子まで頂戴する。なんともいやはや。しかし、吉沢悠、老けたな。初老の設定の役柄にピッタリと感ずるも、ちょっと物悲しい。
竜雷太(桂昌院)はNHKの大富豪同心(毎週日曜の早朝)でも良い味を出しているが、こちらでもはっちゃけた素晴らしい演技をしていて、ご褒美として倉科カナとの絡みを戴いている。実に羨ましい限りである。しかし、あの玉栄はどこへ行った?竜雷太の脚が見えたが典型的な老人の脚(異様に細い脚)をしていた。これには興ざめしたが、反面ドロドロとした関係性は予想以上に表現できていた。
山本耕史(右衛門佐)は今巻ではまだ大人しいが、次巻以降での活躍に期待したい。