つみきのいえ

著者 :
  • 白泉社
4.23
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感想 : 368
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592761310

感想・レビュー・書評

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  • アニメーション「つみきのいえ」の監督と脚本家による絵本。2009年にアカデミー賞(短編アニメーション部門)を獲得した作品だが、恥ずかしながら知らなかった。

    友人の草刈大介が乃木坂に開いたギャラリー「Books and Modern + Blue Sheep Gallery」のこけら落としの展覧会は、映画の監督であり、この絵本の作画を担当した加藤久二生さんの作品の展覧会で、はじめて手に取った。

    恐れ多くも、加藤さんご本人にサインをいただいた。
    2018年の夏の思い出になると思う。

  • あったかい絵本のあったかさってまさにこれ。生きるって思い出を重ねていくことなんだなあって毎日丁寧に思い出をつくってゆきたいし、ときどき振り返ってその思い出を大切にすることもしたいなあって思う。

  • これはこれで素敵な絵本だった。
    でも、映像で見たらさぞかし、と思わせた。
    ぜひ、映像で見たいと思う。

  • オトナに読んでほしいなって思います◡̈

  • プレゼントに
    いただきました(。-_-。)
    大事にします(。-_-。)

  • 家を積み上げていく。
    周りは海。
    時間が経てば水かさが増し、また上へ積み上げる。
    思い出は水の底へ底へと溜まっていく。
    まさに自分のような。
    時代という海に飲み込まれまいとするなら、上へと積み上げるしかない。
    でも飲み込まれても潜ってみたら色んな思い出が詰まっていて、それが今の自分を生かしているということにすこし気づける。
    最近絵本がだいぶ読めるようになってきた。

  • ずっと読みたかった絵本。
    このタイミングで読めて良かった。
    おじいさんが大切にしている思い出たち、居場所。
    もっともっと水が深くなってしまったらどうするのかな。
    それが心配。
    それでもおじいさんは、後悔しないんだろう。
    きっと、微笑んでいるはず。

  • アニメを元にした絵本。その人の生きてきた歴史のわかる家。おもしろい。

  • アニメを見返したくなった。
    前から一度読んで、その後、後ろからもう一度読み返したくなる。平凡だけど語り尽くせない人々の生活がすべてのページにあふれている。

    赤い三角屋根のおうちは、「次に水位が床より上に来たら、ここを出て行きます」という意思表示なんだな…。

    水はどうしているんだろう。行商?若くて元気なら汲みに行ける水場があるのかな。

  • 大好きな映画「UP (邦題:カールじいさんの空飛ぶ家)」を思いださせる絵本。読み終わったらふわっとした気持ちになる、人には大事にしたいものがあるなぁーっと思う絵本。

  • 2歳の娘はおじいさんが海にもぐるところが好きらしい。
    私はいい話だと思いました。思い出いっぱいの家素敵だな。

  • じんわりと温まるお話でした♪

  • おじいさんがおばあさんとの思い出をどんどん垣間見ていくストーリーは心暖まる。
    ただ5歳児には難しかったもよう…

  • なんだこれめっちゃ泣けるじゃねーの・・・。
    カールじいさんの冒頭で既に大号泣する私には・・・ラストのおじいさんとおばあさんが空飛ぶ自転車(であろうもの)に乗ってる絵でもう・・・目頭が・・・ウウッ。
    映画早く観よう・・・。

  • MOE2009年1位

  • 絵がとても暖かくて素敵。武骨なおじいさんの、易しさを十分に伝えてくれる。思い出は、今の感情に左右され、楽しかったことも大切なことも塗りつぶしてしまうことは多いけれど、そうしてしまうにはあまりにも尊い。ただ振り返るだけでもしょうがないけれど、今の自分がある節目を迎えた、と感じた時、おじいさんははずみであったけれど、思い起こすことは意味がある。

    15.11.2

  • 2009.3友人へバースデープレゼント。

  • 住んでいた地域が年々水没して、その度に元の家の上に新しい家を作り住み続けているおじいさんのお話。 
    思ったよりも不自由ではないっぽい。 
    今住んでいる家が水没し始めたので、新たな家を作り始めたが大工道具一式を落としてしまいそれを拾うために下の階に潜ると・・・
    今までの家の積み重ねが、おじいさんの思い出の積み重ね。
    楽しい思い出も悲しい思い出も全部つみきの家に詰まってる。

  • ぼんやりした黄色な色合いがいいです。

  • 子どもに読み聞かせながら涙がホロホロと・・。

    海底から連なる積み木のような家にひとりで住むおじいさん。
    ふとしたきっかけで昔住んでいた下の家へ下の家へと潜っていくと、
    家ごとに思い出がよみがえっていく。

    映画作品の絵本化、ビジュアルもエピソードも申し分ない出来です。

  • 素敵なつみきの家
    人は大胆に色鮮やかに自分だけの人生を描く
    という言葉を思い出しました。

  • いつか読みたいと思っていた作品。ステキな話。でも水面が上がってくるのは何故なのか人間のせいだからか気になる。

  • 月イチ絵本。
    先月丸善に他の絵本を買いに行った時に気になったので、今月はコレ。
    切なくいい感じ。
    ちょっと予想してたのとは違う感じだったけどね。
    どんどん水かさが増していく海は心とか潜在意識とかそんな感じか・・・
    みんな誰しもがつみきのいえを建てて生きているんだなと。
    時々は海にもぐって昔住んでいた家を見てくるのがいいよ。
    もぐるのは気力も体力もいるけどね。
    ということですよね。
    という風に読みました。
    元はアニメ映画なのね?
    というわけでDMMレンタルでポチッとしておきました。
    いつ来るかわからんけど。

  • 物語の設定の意味が、深く潜るなかで初めて分かる。過去に遡り、今を噛みしめる。

  • 「家」とか「おうち」が題材な絵本は、
    どこかもの悲しい。

    「ちいさいおうち」もそうだった。

    極端に言うと、それが家の役割なのかもしれない。
    人を住まわせてくれ、朽ちていく郷愁。

    みな朽ちるのだ。

  • 時の流れを感じる話。幸せだった思い出がつまった家。
    絵が優しく,美しい。
    やさしく,そして少し切ない気持ちになる。

  • 2019 6-2
    15分

    図書ボランティア交流会おすすめの本(中学年)

  • [ 内容 ]
    うみのなかにわすれものをとりに。
    せかいじゅうのこどもとおとながかんどうしたアニメをさくしゃふたりがえほんにしました。
    アヌシー国際アニメーションフェスティバル最高賞アニメの絵本。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 初めて親族以外の大切な人からプレゼントしてもらった絵本。家族や奥さんを想うおじいさんの温かく強い心に、じんときた。

  • 有名な無声短編アニメの絵本版。アニメ版より最短時間で、じんわりと人生の感動を噛みしめられるのが嬉しいかも・・

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著者プロフィール

1972年、奈良県生まれ。大学卒業後、制作プロダクションROBOTに入社。2002年に山崎貴監督作「Returner リターナー」に共同脚本として参加し、映画脚本デビュー。以降、映画・ドラマ・CM・展示映像など様々な分野の脚本を担当。「つみきのいえ」(’08年 加藤久仁生監督)が、米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞して一躍話題となり、絵本も出版。その他の脚本を手掛けた作品に、「ボクは坊さん。」(’15年 真壁幸紀監督)、CM「マルコメ 料亭の味」シリーズなどがある。「22年目の告白 私が殺人犯です」(’17年 入江悠監督)は異例のヒット作となった。

「2019年 『小さな恋のうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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