つみきのいえ

著者 :
  • 白泉社
4.23
  • (417)
  • (272)
  • (167)
  • (16)
  • (5)
本棚登録 : 2760
感想 : 368
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592761310

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 75
    大人的に良い本
    りおは興味なし
    おじーさん水に埋まった家に住んでる

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
    コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
    (送り先の住所などはここに書かないでください。)

  • 読んでいて、あたたかい涙が出た。
    人には誰にでもひとつのドラマがあって、生まれてから死ぬまで、いろいろな経験や記憶を積み重ねながら生きていく。それは平凡であっても、劇的であっても。
    だけどその中で忘れてしまうこともたくさんある。それでも人生の奇蹟のなかには、すべての出来事が積み重なっている。

    水の街に建つ家は、浸水するたびに積み木のように新しい家を積み重ね、水没した下には過去に住んでいた家が積み重なっている。
    ひとりで暮らしているおじいさんは、ある日とあるきっかけで、水没してしまった過去の家を見に行くことになる。
    そしてそこで、過去の思い出を辿って…

    過去の記憶を懐かしみ、大切に抱き、そして未来に進んでいくということ。
    そんなに長くはない一冊に、大切なことがぎっしり詰まっています。

  • 上がる水位と積み重なっていく思い出を振り返るある老人のお話。

  • 原作アニメが米国アカデミー賞 受賞
    最高のアニメが、その監督と脚本家の手で、優しい絵本になりました。


    購入済み。

    水彩の柔らかな色彩と、なんとも可愛らしいおじいさんの絵の表紙。
    中の絵もとても丁寧に描きこまれています。
    文字は全部ひらがなで、とても優しいものがたりです。
    すこし、さみしくなるけど、最後のページをめくるとぽかぽかあたたかくなります。大切にします。

  • 絵がほんわかとした雰囲気でとても暖かい気持ちにしてくれる。柔らかなタッチで描かれているので一見ぼんやりとした絵に見えるが、よく見るととても細かく描かれているので隅々まで楽しい。
    今までの人生をつみきの家に例えていて、「今まで経験したことが現在の自分を造っている」ということを目で感じることができたような気がした。
    絵本=子どもが読む本というイメージがあったが、これは大人に読んでもらいたい絵本だなと思った。これを機にほかの絵本も読んでみたい。

  • 【しんみり芋】
    おじいいちゃんが落とした道具を拾いに昔の家に潜ると、家族との思い出がよみがえってくる。
    この本を読むと、もっと家族を大事にしようと思えます。

    福岡女子短期大学:美沙子

  • 昼読みで読んだとき、食い入って来るものを感じた

    11/4椿小フェスティバルで読む

  • 加藤久仁生氏が、アカデミー賞受賞後に、購入しました。

    内容としては、非常に悲しい話ですが、全体的な雰囲気としては、暖かい印象を受ける絵本でした。

  • 再読。大切な思い出がたくさん詰まったつみきの家。沈んでしまった家にも暖かい思い出がいっぱい詰まっていて、じんわりと心が温かくなりました。今の家にもたくさん思い出を詰めて、詰まった頃にまた沈むからまた上に立てて…それの繰り返し。人生ってこういうものなのかもしれない。
    http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-59.html

  • 8歳の娘、読み終わって一言「いい話だった…」。

  • 水に沈んでしまったかつての家たち。そこに眠るたくさんの思い出と一緒に暮らすひとりの老人。積みあげた家の分だけ、幸せが詰まっている。少しせつなくて、ほっこり心があたたまる絵本。

  • この絵本を読んでみんなでディスカッションしました。

    どんどん水位が上がっていくなかで、家の上に家をたてつづけて生きていくおじいさん。

    工具を落として潜水服を着て、したまで潜って思い出に浸るおじいさん。

    この話は一体なにを伝えたかったんでしょうね。

  • 積み上げられた家々は、積み重なった沢山の想い出。
    ゆっくりゆっくり深くなる海の底と同時に、遡る過去の回想がとても温かいです。
    淡いタッチのイラストが、その優しさを更に優しくしてくれます。
    おじいさんが大切にしてきたものを私も大切にしていきたいし、大切にできる人であり続けたいです。
    世界観と価値観がとっても素敵な絵本。

  • 『つみきのいえ』

    月日と思い出とともに家が積み重なる。
    ちょっぴり寂しい物語。

    淡いタッチの絵。
    哀愁漂う物語です。

    (積み重なるものは重く深い、そして想いも深まる END)

  • さすが、国際アニメーションフェスティバルでクリスタル賞をとっただけある絵本です。
    絵も物語も、とても温かい。
    記憶の海に潜って、おばあさんとの思い出をふりかえるおじいさん。
    最後に咲いたタンポポは、おばあさんからの贈り物かなあと思った。

  • ほっこりする、優しいおはなし。

  • 請求番号:726.6/Kat

  • やさしい色使い・・・隅々までゆっくり見ていたい絵本でした。

  • 加藤久仁生展 静かに温かい、ひとかけらの物語。
    会  期:2013年7月13日(土)ー9月1日(日)
    開館時間:10:00-18:00(入館は17:30 まで)
    会  場:伊丹市立美術館・伊丹市立工芸センター
    休 館 日:月曜日(但し7月15日は開館、翌16日は休館)
    入 館 料:一般800円/大高生450円/中小生150円

    2009年に「つみきのいえ」で日本人初の米国アカデミー短編アニメーション賞を獲得した加藤久仁生(かとうくにお: 1977-)の初の本格的な個展。ロボット入社後に制作した「或る旅人の日記」などの作品、「つみきのいえ」のスケッチや絵コンテ、アニメーション、そして同作のベストセラー絵本『つみきのいえ』の原画などを展示。さらに本展のために制作した短編アニメーション「情景」も披露。温かい色彩と線描によって描かれる儚くも美しい世界をぜひお楽しみください。
    http://artmuseum-itami.jp/exhibition/schedule/3425/

    絵本『つみきのいえ』がフランスでソルシエール賞を受賞|絵本ニュース|絵本(えほん)とキャラクターの雑誌、毎月3日発売『月刊MOE』
    フランスから嬉しいニュースがMOEに届きました。
    2008年に発売され、大ヒット絵本となった『つみきのいえ』のフランス語版が、フランスの児童書の賞で、最も権威のある賞「Prix Sorcières 2013」(ソルシエール賞)の最優秀賞を受賞しました。
    http://www.moe-web.jp/picturebook/post-25.html

  • 悔しいけどいい絵本。

    ぐっときて、温もりに溢れてて、どうしようもない。

    感動した。

  • 中高学年~一般向け?
    1人で読んでいて、途中泣きそうになった。それぞれの家に残っている思い出が素敵だからこそすごく切なくなった。
    絵が細かいので、上級生向けだと思った。集団への読み聞かせ向きではなさそうな印象。

  • 2012.8

  • 2012.6.6 5-2
    -----------------------------
    2013.5.8 6-4
    2013.9.18 5-1
    2013.11.27 6-1

  • ・おじいさんがつみきのように家をたてて、海の中にある下の家一つ一つに思い出があるところ。
    ・アカデミー賞を受賞しています。この主人公の昔などもあって、おもしろいです。題名の通り、つみきのような家に住んでいます。
    ・家や家族の思い出が、1つ1つよみがえり、気持ちがあたたまる1冊です。フランス・アヌシー国際アニメーションフェスティバルにて最高賞にあたる「クリスタル賞」「こども審査賞」を受賞した作品です。「おもしろい」とかではなく、とても感動的でした。ちょっとしたことで、1つ1つの思い出がよみがえるところが素敵でした。

  • とある歯医者さんで見つけた絵本。
    ほっこりするあたたかい作品でした。

  • なんかこう、哀愁感もあって
    静かな愛に満ちた感もあっていい。

    すごく好き。

  • テレビでショートアニメをやっていて一目惚れ。
    学校に本があって読みました。
    教科書にも載ってたのでいつでも読めて嬉しいです。

  • 加藤久仁生展を観に行き、初めてこのアニメーションを見て感動しました。
    海に沈んでいく街に暮らす寂しそうな老人。
    海面が迫ってくると、レンガを積み、上の階層を建てます。
    ある日パイプを海の中に落としてしまい、それを探しに行くと、そこには以前暮らしていた懐かしい部屋が。
    どんどん深く潜っていくと思い出もどんどん昔に遡ります。
    とても切なくなる、けど幸せな気持ちにもなる大好きな作品。

    絵本化にあたり、描き直されたというこの絵本の絵は、アニメーションよりも全体的に明るい色合い。原画もとても素敵でした。

  • 美しい絵の中に、ジーンと考えさせられる要素もあって…オトナ向けの絵本かもしれません。

全368件中 121 - 150件を表示

著者プロフィール

1972年、奈良県生まれ。大学卒業後、制作プロダクションROBOTに入社。2002年に山崎貴監督作「Returner リターナー」に共同脚本として参加し、映画脚本デビュー。以降、映画・ドラマ・CM・展示映像など様々な分野の脚本を担当。「つみきのいえ」(’08年 加藤久仁生監督)が、米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞して一躍話題となり、絵本も出版。その他の脚本を手掛けた作品に、「ボクは坊さん。」(’15年 真壁幸紀監督)、CM「マルコメ 料亭の味」シリーズなどがある。「22年目の告白 私が殺人犯です」(’17年 入江悠監督)は異例のヒット作となった。

「2019年 『小さな恋のうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平田研也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×