- Amazon.co.jp ・本 (57ページ)
- / ISBN・EAN: 9784752002772
感想・レビュー・書評
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。。。
繰り返すものはどうしていつまでも
新しいのだろう
朝の光もあなたの微笑みも
今聞こえているヘンデルも・・・
一度きりのものはあっという間に
古びてしまうのに
。。。
(朝の光より)
ゆめのくにへ かえっていく
ゆめのこどもたち
吉村さんの写真も素敵です
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ふと思い立って借りてみた本。
風景写真を見ながら言葉を味わうのもなかなか素敵なひととき。
写真も言葉も綺麗☆
だれよりもはやくめをさますのはあさ
ひかりがそっとはいってくる ゆめでまいごになったこころのなかへ
くさのかおり かぜのかおり いのちのかおり -
おすすめ資料 第55回お目覚めはいかが?~朝の気分を詩と写真で味わう(2007.12.21)
谷川俊太郎さんの詩と吉村和敏さんの写真からなる詩集です。
左から開くと見開きいっぱいの写真と短い文章からなる絵本、右から開くと朝をテーマにした詩と挿絵(写真)の入った詩集、というつくりになっています。
詩集の内容は谷川俊太郎さんが過去に上梓した詩集から、朝をテーマにした作品を集めたアンソロジーです。
テレビCMなどで使われたことのある「朝のリレー」も収録されています。
ただ明るいだけでなく、希望と不安の交錯した朝の情景が繰り広げられています。
どちら側から読んでも楽しめますが、まずは詩集で谷川さんの描く朝にじっくりと浸り、その後で絵本を開くのが筆者のおすすめです。
絵本の側には、輝くばかりの朝の写真が続きます。
夜の闇が破られて地平線がオレンジ色に明るみ出す夜明けから、白い雲のたなびく青空の下の洗濯物、すがすがしい朝の空気まで伝わってくるようです。
谷川さんのあとがきから一文、ご紹介します。
"「よがあけて、あさがくるっていうのは、あたりまえのようでいて、じつは、すごくすてきなことだから。」"
寒くなり朝がつらく感じられる日が続くようになっても、こう考えられたら布団から出るのも少し楽になる・・・、かもしれません。 -
眠れない日が多い・・・あれこれと考えてしまって辛い。それでしたら、こちらの本をおススメいたします。いっそのこと起きてしまって朝を味わうのはいかがでしょう。
夜が明けるのを刻々と待っていますと、「私にはこんなに時間があったのね・・・」と気づきます。お陰様で、セカセカ忙しかった心の余裕の無さにハッとして、これからの事に思いを巡らせて心に陽がさすような気持ちになります。
朝と一緒に芽生えてくる希望を、本とともに眺めるたび、新しい始まりと澄んだ心を取り戻せます。 -
『カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき。。。』
なんともインパクトのある出だしが気に入って、何度と無く読んで
しまいます。写真と詩が一体化した素晴らしい構成で、詩と一緒に
いろいろな場所の朝の風景が、写真で見られるのも、気に入って
います。-
吉村和敏は「プリンス・エドワード島」の写真で有名な方ですね。きっと夢見るように綺麗な写真なんだろうなぁ~
こう言う本って、詩と写真どちらが先...吉村和敏は「プリンス・エドワード島」の写真で有名な方ですね。きっと夢見るように綺麗な写真なんだろうなぁ~
こう言う本って、詩と写真どちらが先?って気になってしまいます(どーでも良いコトなんですけど)2012/10/17 -
nyancomaruさん、コメントを有難うございます。
吉村和敏の写真は、この本が初めてだったので、そんなに有名な方だったなんて!と、ビ...nyancomaruさん、コメントを有難うございます。
吉村和敏の写真は、この本が初めてだったので、そんなに有名な方だったなんて!と、ビックリ状態です。 この方のプリンス・エドワード島の写真もきっと綺麗なんだろうな。。。と、赤毛のアンの1ファンとして、まだ見ぬその写真にチェック入をれてみます。
この本のような詩と写真の合体本は、私はまず詩から入り、写真の方は後付けです。
詩のイメージを壊さないなら写真付きもアリだし、逆に写真メインで入る場合は、写真に対して(写真という作品に対して)文章が邪魔になっていなければ、こちらもアリだと思っています。 両方のバランスが大事かな。私の好みの問題ですがv2012/10/26 -
「私はまず詩から入り、写真の方は後付けです」
私も同じかなぁ~逆の場合もありますが(詩人、フォトグラファーのどちらを知っているか?で最初のア...「私はまず詩から入り、写真の方は後付けです」
私も同じかなぁ~逆の場合もありますが(詩人、フォトグラファーのどちらを知っているか?で最初のアプローチが決まるかも)、、、2012/11/14
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小学生の頃、書道の教科書に「朝のリレー」が載っていて、大好きな詩でした。子どもながらに世界は繋がっているんだなぁと感動した詩です。
それを綺麗な朝の風景と共に読める幸せを噛み締めています。 -
久しぶりに研ぎ澄まされた言葉に触れたくなり、久しぶりに谷川俊太郎の本に触れてみた。
やみつきとなった朝の散歩の気持ちよさ。これを知っている自分であれば、この詩集に共振できるものがあるのではないかと期待を込めて。
豈図らんや、コラボしている写真家、吉村和俊さんの言葉が最も印象に残る。
朝には不思議な力が隠されている、生命を光の恵み、再生、心が満たされる。自分が感じていた朝の素晴らしさの理由がそこはかとなく理解できた気がした。
写真がプリンス・エドワード島の風景であることが、心踊らされ気持ちも良かったが、そのため、谷川さんの詩を読んでいても、どうしてもアン・シャーリーの感受性と重なってしまうのが気になってしまった。
あとから分かったのは、左開きは吉村和俊さん、右開きは谷川さんの本と考えれば良いということ。やはりコラボ本なのであった。 -
世界はつながっている。をテーマに
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★2024.3(2年)
★2023.3(2年)
★2021.3(2年) -
なんとなく左から読んだら、真ん中にクレジット。
ん?と思って帯を眺めたら、「左からみると絵本 右からよむと詩集 あたらしい形よビジュアルブック」と。
たしかに、左からも右からも読める本だった。
『よがあけて あさがくるっていうのは
あたりまえのようでいて
じつは すごく すてきなこと』(谷川俊太郎 あとごきより)
素敵なことなのだが、自分には明日が来るのが嫌な時がある。
夜が明けたら、またあの現実に戻らねばならないと。
きれいな写真をバックに書かれた谷川さんの言葉は、とてもきれいでポジティブなのだが、素直にそれに共感できない自分を読みながら感じてしまっていた。(谷川さんのせいではなく、自分の思考のせい)