- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763133502
作品紹介・あらすじ
まだ本気になれない、悩める"カイジ"へ。この世には戦う者だけが知っている絶対のルールがある。
感想・レビュー・書評
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本気になれ!
今やれ!
勝たなければ意味がない!
カイジのように今に一生懸命、言い訳せずにやれ!
カイジを基に、なんとなく過ごしている日々、人生に喝を入れる一冊。
たかがカイジ、と思っていたが今と向き合う気持ちをもらえた。
【3ポイント】
☆ゆっくりしてるとチャンスを失う
検討するにも、何を検討するのか、何がクリアになればOKなのか。
ただ、決断できない先延ばしではただただチャンスが逃げていくだけ。
☆安心領域を広げよ
身の丈を出る分、ストレスが溜まるが、乗り越えられれば安心領域となる。
☆自主練を見極める
結果を出したければ自主練をするしかない。
それが、本業から逃げる息抜きになってない?
最後のフレーズが一番効いた。
本を読むのは仕事にも生かせるって思ってたけど、逃げてたのかも。
本業に生かせることも学び、実践だ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<必読:投資のような物に目覚め、個人事業主を名乗る全ての20代前半へ>
内容は、目新しいことだらけ!明日から私の働き方が劇的に変わりそう!もう、残業しなくていい!!…そんな事は書かれていません。
働く上で、すごく地味で、だけど何よりも大切にすべき、基本的な「仕事、働くこと」への姿勢が書かれています、カイジの世界を通して。
少なくとも僕はそう感じました。
この本、気づけば3週するほど読み込んでいました。それは同時に自分の甘さを痛感しているという事かなあ、とか思います。たぶんまた読みます。
ブックオフで100円やったけど、買ってよかった。 -
カイジを例にとり、わかりやすくてよい。楽をして金儲けできる方法はない、ということ。
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人生の本質 社会のシビアさ
実際に陥ってしまいそうな場面や心理をカイジの勝負を例にして書かれています。
利根川の言葉が日頃怠けながらタラレバを言う自分には、とても耳が痛いゆえに有難いお言葉です(笑) -
「明日死ぬと思って 生きなさい。
永遠に生きると思って 学びなさい。」
明日死ぬと思えば、やりたかったことは今日すべてやってしまおうという気になるのではないでしょうか。そして、その日を「本気」で生きようとするはずです。終わりを意識すると、とたんに1日が大切に思えるのです。
ビジネスでは、誰にでも「チャンス!」とわかるようなものは、ほぼ存在しません。そのビジネスを深く理解し、どこでどう利益を上げられるかがわかっている人にだけ、チャンスがチャンスだとわかるのです。
チップの習慣がない日本人は、形がないものにお金を払うことに慣れていないのかもしれません。情報はタダ、サービスは無料と考えがちなのです。しかし、それは間違いです。情報は有料です。お金を払わなければ教えてもらえないのです。
プロに相談することと、そうでないことの境界を自分で決めておくのです。自分の時間を大切にするために。時間は有限です。自分がやりたいことをやるためには、自分の時間を確保し、自分にとって重要ではない仕事は、人に任せるという考え方が本当に大事なのです。
「あと1ミリだけ!」という気持ちがあれば、実際に動き出せば1センチ、10センチ、1メートルと進んでいくものです。その結果、大きな差がつきます。最後に「あと1ミリ!」と考えるかどうかで、大きく結果が変わり、他人との大きな差になるのです。
ビジネスにおいて、「停滞は退化」と言われます。自分では現状維持をしているつもりでも、周りがどんどん前進しているので、相対的に後退しているわけです。
短期的な行動目標を作るべきです。これは、「こうなりたい」という状態目標ではなく、「今日何をする、明日何をする」という具体的な行動の目標です。
行動を継続できる人は、この「意志」を維持することをまず考えています。言い方を変えると「行動できる環境を整えておく」ということです。
①その結果を出そうとする意図があり
②その結果を出そうと、正しい行動をし
③最終的に、意図した結果が出た
この3つが揃った時に、初めて世間から称賛してもらえる、世間からの称賛を期待していいということです。
人が「強く正しい行動」をするのは、善悪の判断基準を知っているからではなく、正しい基準に従わなければいけないという別の「意識」が働いているからなのです。最終的に、その「意識」があるかどうかで、人の行動が変わるわけです。
「働く=生きる」
働き方を考えずして、生き方を考えることはできません。もっと直接的に言うと、「こういう生き方をしたい」と思うのであれば、まずその生き方に沿った仕事を選び、働き方を選ばなければいけないということです。
心理学にも、「好きなことをやって、楽しく生きたい」という「遊技欲求」と合わせて、「同じことをいつまでもやっているより、フレッシュで新鮮味のある新しいことをやりたい」という「変化欲求」というものが存在しています。
普通に満足できる生活を送っていても、それは幸福ではないのです。満足と幸福は別物で、人生の満足度を高めたところで、幸福度が高まるわけではない、ということなのです。
心理学の調査で、幸福度が高い人が持っている特性が明らかになりました。
①勇気
自分で道を選ぶ勇気。自分から行動を起こす勇気。
②正義
「やましい(うしろめたい)」と思うことをやらない。
③創造性
常識にとらわれず、自分で最適な案、行動を考える。
④節制
感情のコントロールができる。足るを知る、求め過ぎない、期待し過ぎない。
⑤関係性
多くの時間を「仲間」と一緒にいる。
⑥人間性
エンターテイナーである、他人を楽しませることができる。
これらの要素を備えていると、人の幸福度は高くなるようです。
リスクがあっても、前に進む。リスクを承知で前に進む。描いた夢をつかみ取るために、覚悟を決めて勝負に挑まなければ、何も変わりません。リスクを避けて待っているだけでは、退屈な人生が待っているだけです。それでいいのでしょうか? -
勇者は幸福な人ということがわかった、また社会のシビアな部分もしっかり言っていた今回は心理学中心の説明だった。
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大人気漫画『カイジ』から今の世の中を生き抜く処世術について書いた第二弾。
本書では働くことの意義についてカイジを通して書かれています。
日々手を抜かないことや結果にコミットすること、値段の付き方やこれからを生きていく上での安心領域の考え方など本書でも種々と勉強になることが多くありました。
話題となっているブラック企業についての考え方や人を判断する3つの基準などは目から鱗の知識だと感じました。
漫画では最終的には堕落していくカイジですが、勝負時になると無類の強さとそのカリスマ性の秘密も本書で知ることができました。
そして、自分を常に成長させる環境を作り出し、そこで日々研鑽することで少しずつでも実力をつけていくことが一流になるための唯一の道であると感じ、そのための意思を持続させることのコツを本書で学べました。 -
「貧乏人は王にならんと金を求め・・・逆に今いる”王”の存在をより盤石にする」
「できるだけ自分の知識やスキルを一般化させること。何かを習得したら他の会社で使えるように常に考える事。」
「好きな仕事、ストレスがない仕事はやっていてまったく苦になりません。そういう仕事を安心領域と呼んでいます。しかしその仕事を何回繰り返していても、自分が大きく成長することはないでしょう。バーベルの持ち上げる時は”もう限界”と感じてからの3回で筋肉がつくと言われます。身の丈を超えてから必死にがんばることで成長していけるのです。」
耳の痛い言葉も多い本です。
誰も言いたがらないし聴きたがらない、
だけど本当はとても大切な情報が書かれています。
この本を読むときは理想はまず横へ置いておこう。
読んでいる間に考えるべき事は
お金の面から考えた場合の働くという事の本質。
あなたを雇用している会社と呼ばれる法人格の本音。
そんな大切な事を経済学の裏付けと
マンガ「カイジ」の印象に残るエピソードを使って
わかりやすく教えてくれる一冊です。