コーヒーが冷めないうちに

著者 :
  • サンマーク出版
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本棚登録 : 17121
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135070

感想・レビュー・書評

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  • ある喫茶店のある場所に座ると過去に戻れるという。
    ルールが沢山あり、しかも過去に戻れる制限時間はコーヒが冷めるまでの間。

    設定が割と好みでワクワクして手に取ったのですが、
    残念ながら私には刺さるものがなく…。
    ここぞ!という時に重要人物が亡くなってしまう感動系は苦手なのだ。
    しらけてしまう。
    あぁ残念。

  • 2回は、泣きました。
    4話のエピソードが、少しずつ重なっていて、
    ちょっと出来過ぎているけれど、不思議と、あったかい気持ちになる。
    人間関係が、気持ちや視点、心の交流を通して、変化していくことの、
    まるで記録のようで...とても素敵な物語。

    そして、美味しいコーヒーが飲みたくなります。
    やはり「モカ」ですかね。冷めないうちに。

  • とある不思議な喫茶店を舞台に起こる4話のショートストーリー。
    過去に戻れるという喫茶店。
    ほんの短い時間過去に戻り、大事な人に伝えられなかったことを伝える。
    伝えたことで未来を変えることはできないけれど、
    自己満とはいえそれで満たされることもある。
    とても読みやすく、文章も簡単で分かりやすいためサラッと読めるから、気軽に手に取れる1冊だと思う。
    続いて続編も読みます。

  • 「夫婦」のお話が1番号泣した…
    過去に戻っても現実は決して変わらない
    だけど未来はまだこれからの事で。
    変えられるかどうかは自分の心一つ。
    心温まるオススメの一冊。

  • じんわりと涙が滲み出る作品です。

  • 過去に戻れる席、それには条件がたくさんある、それなのに戻りたい人がいる。例え、未来が変わらないとしても、、、。全4話、4人の物語は、どれも切ない。特に、3話の「姉妹」は一番悲しかった。

  • 【大事な人に伝えたいこと、伝えられてるか…】

    大事な人こそ、素直になれない自分がいること。
    大事なことこそ、うまく言えない文化、、、なのかな。

    もう一度過去に戻ってやり直す機会を得られたら、、、そんなフィクションはよくあるけれど、この本のちょっと特異なところは、過去に戻ったとしても絶対に現実は変えられないこと。
    じゃあなんでまたその人に会おうとするの?何が変わるの?

    この本では、とある喫茶店で、一定のルールに従って、コーヒーが冷めるまでの間だけ、時間を移動する4人の周りで動く思いや、時にはぎこちないやりとりがつまった、あったかいストーリー。

  • 戻れるなら自分は誰に会いたいだろうか…
    「夫婦」良かったなあ…相手を思いやっての行動に涙が止まらなかった、そんな夫婦になりたい。

  • 展開は読みやすい 素直に楽しめる
    過去に行って未来を変えるんじゃなくてその人が現在で変わるのが粋だな〜と。珈琲飲みたい

  • 読みやすいし、心が芯のところで少し暖かくなる。遠赤外線ストーブのような、有難い小説でした。何故、北海道なのかは、いずれわかるのだろうか、余韻も素敵です。

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著者プロフィール

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中。47都道府県で舞台『コーヒーが冷めないうちに』を上演するのが目下の夢。趣味は筋トレ、サウナ、シーシャ。モットーは「自分らしく生きる」。

「2023年 『やさしさを忘れぬうちに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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