それからはス-プのことばかり考えて暮らした

著者 :
  • 暮しの手帖社
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本棚登録 : 1960
感想 : 387
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766001303

感想・レビュー・書評

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  • ここでの高評価と妙に魅力的なタイトルに惹かれて読んでみました。
    確かにほんわかしてて癒される系の本。でも刺激がなさすぎて…。期待値が高すぎたのかもしれませんが、もうちょっとスープにスポット当ててほしかったような。最終的にはこちらも目からうろこのスープの秘密みたいなものがあるのかと思いきや…超抽象的なレシピにあんぐり。

    とか言いながら、早速読了後にスープを作った。もちろんジャガイモを入れて具材が溶けるように。コンソメを使わず塩のみで味付けしたが、ただひたすら煮込んだだけのスープがあんなに美味しいなんて…!!
    実は読書感想は★★だけど、スープが美味しくできたので★★★で。
    読み物としては、正直大して面白くありませんでした。

  • サンドイッチとスープが食べたくなる本と聞いて、読んでみた。

    食べたくはならなかったけど、ほのぼのしていてさくっと読めた。

    やさしく染み込むような文体は好き。

    2014.6.12

  • つむじ食堂の夜と同じ月舟町が舞台の物語
    主人公オーリィ君を取り巻く世界がすごく優しい

    サンドイッチやスープそれからラーメンが食べたくなりました

  • 「ぼくは勉強ができない」や「きみの友だち」が大好きで、そんな本が好きな人におすすめ!とヤフー知恵袋で見つけて呼んでみた。
    本当にビンゴで、とっても好きなほのぼの系の物語で言葉選びがやわらかく、温かみのある文章で挿絵もかわいく情景が鮮明に浮かんできた。とてもよかった。
    先が気になって読みすすめるという訳ではないのに、ついついどんどん読んじゃうし、くすっと笑うエピソードも多く、一日で読了。
    それぞれのキャラもいいのだが、小四の律くんに律儀に対等に接するオーリィ君がなんともかわいい。
    とにかくおいしく!作ったスープが飲みたいなぁ。そして、おしゃれな小さなサンドイッチ屋さんにわたしも通いたい。

  • 単館上映の古い映画と、サンドイッチと、スープ。
    ゆっくりとした時間。

    イラスト / 佃 二葉
    装幀 / 吉田 浩美・吉田 篤弘
    題字 / 二井 康雄
    初出 / 『暮らしの手帖』Ⅳ世紀9~21号連載。

  • 著者の作品はじめて読みました。
    なんてロマンチストなひとだろうと思ったら、
    それもそのはず。
    夫婦でクラフト・エヴィング商會を営んでいるひとでした。
    わたしはそのロマンチシズムが苦手だったのだけど、この作品ではそれがいい作用をもたらしていた気がする。
    それでもやっぱりすこし気恥ずかしいのだけど。
    こんな街があったら、こんなひとたちがいたら、こんなお店があったら…
    空想がいい具合に小説にマッチしていて、
    「豆腐と喇叭」の映画はみたくなるし、
    「3」サンドイッチ屋さんに行きたくなるし、
    名なしスープが飲みたくなる。
    雰囲気を楽しむにはちょうどよい。
    ただ、雰囲気だけでは名作になれない。
    遠距離恋愛の相手も読めてしまい、好みとしては…
    劇的な展開はいらないけど、平坦に過ぎるかな、と。

  • ただひとこと念じればいい「とにかく、おいしい!」ー名なしのスープの作り方、期待しちゃった(><)

  • 頭の中はサンドウィッチとスープでいっぱい。
    ときどきポップコーンとラーメンも(笑)

  • オーリィくんとアンドゥさん、律くん、マダムが主登場人物かな。
    あたしもアンドゥさんが作るサンドイッチ、
    食べてみたいな。
    もちろん、オーリィくんが作るスープも食べてみたい。

  • おいしいはしあわせだ!
    安心して読める。おいしいサンドイッチが食べたくなる。
    食品添加物にまみれたコンビニ弁当生活をさもしい気持ちにさせてくれる。
    だれか、とたべる、あたたか、な食事のなんと幸福なことだろう。

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著者プロフィール

1962年、東京生まれ。小説を執筆しつつ、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作、装丁の仕事を続けている。2001年講談社出版文化賞・ブックデザイン賞受賞。『つむじ風食堂とぼく』『雲と鉛筆』 (いずれもちくまプリマー新書)、『つむじ風食堂の夜』(ちくま文庫)、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『モナリザの背中』(中公文庫)など著書多数。

「2022年 『物語のあるところ 月舟町ダイアローグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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