それからはス-プのことばかり考えて暮らした

著者 :
  • 暮しの手帖社
4.01
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本棚登録 : 1960
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766001303

感想・レビュー・書評

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  • よかった…!美味しい1冊だった!!
    スープのいいにおいが本から漂ってくるようだった~~
    淡々としてるけど温かな良い1冊だったな。。
    こういう本が面白いと思える歳に読めて良かった…

  • こんなふうに、
    こんなスープを作るみたいに、
    日々過ごしていけたらよいなぁ。

  • サンドイッチが美味しそうだった。

  • 月舟町シリーズ2作目。やっぱりこのレトロな町の雰囲気が好きだ。全体的には優しい雰囲気なんだけど、笑えるところあり、ちょっと切ないところもある。主人公オーリィくんが見るマイナー映画、名前のないスープ、町の人たち。派手さはないけど、優しさと切なさ、懐かしさ、可笑しさが絶妙にミックスされている感じ。

  • 失業し、路面電車の走る月舟町で暮らし始めたオーリィ君。
    その街には、とっても美味しいサンドイッチの店があると、大家のマダムが教えてくれた。

    とても暖かで優しい話。
    どの登場人物も、上品で好感が持てます。
    安藤さんのサンドイッチもオーリィ君のスープもとても美味しそう。
    サンドイッチが食べたくなります。

    失業し引越、というスタートから再生のイメージでしたが、そうではないですね。
    月舟町で、そこに流れる時間に馴染んでいった人の話という感じ。

    はじめましての作家さん。
    他の作品も是非読んでみたいと思います。

  • イラスト/佃二葉 装幀/吉田浩美、吉田篤弘 題字/二井康雄

  • 児童書みたいな。
    出てくるサンドイッチが食べたい。

  • おいしいはなしはやはり好きだな。
    律くん登場!

  • 何というか、平和な話です。大人の童話と思ってほのぼの読めます。
    主人公は越してきた町でみつけた美味しいサンドイッチ店で働きながら、大好きな往年の女優さんの映画を見に映画館に通う日々。悪い人は1人も出てこず、みんな周囲を思いやって生きている。多少ミステリーな要素はあるけれど、ただ平和で、出てくる食べ物(スープもサンドイッチもラーメンも)ひたすらに美味しそう。
    たまにはこういう疲れない読書もいいなあと思いました。

  • 所在:紀三井寺館1F 請求記号:Browsing
    和医大OPAC→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=86054

    ― どんなときでも同じようにおいしかった。―

    <名なしのスープ>がつなぐ、ありふれた出会い。
    湯気のむこうには、ちいさな奇跡がありました。
    -------------------------------------------------------------
    吉田篤弘氏独特の、ほっとあたたかい物語。
    そのあたたかさは、手のひらに包み込んだスープのカップの温みに似ているかもしれません。
    何でもない日常は、こんなにもいとおしい。

    これを読むと、何はともあれサンドイッチとスープが食べたくなるので、はじめから用意しておくのも良いかも。
    シンプルで、「とにかく、おいしい!」ものでなければいけませんが。
    (できれば「3(トロワ)」で買いたいところですが!)

    物語の舞台として「月舟町」が登場しますが、このどこか懐かしい架空の町は、『つむじ風食堂の夜』の舞台でもあります。
    ぜひ『つむじ風~』と一緒に手にとってみてください。
    (スタッフN)

    【併読のススメ】
    吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』
    月舟町の十字路にぽつんとひとつ灯をともす、小さな食堂に集う人々の、特別なことなど起こらない、けれどもやさしい物語。映画化もされました。

    和医大OPAC http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=84052
    ブクログ http://booklog.jp/users/wmulk/archives/1/4480421742

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著者プロフィール

1962年、東京生まれ。小説を執筆しつつ、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作、装丁の仕事を続けている。2001年講談社出版文化賞・ブックデザイン賞受賞。『つむじ風食堂とぼく』『雲と鉛筆』 (いずれもちくまプリマー新書)、『つむじ風食堂の夜』(ちくま文庫)、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『モナリザの背中』(中公文庫)など著書多数。

「2022年 『物語のあるところ 月舟町ダイアローグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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