論理トレーニング101題

著者 :
  • 産業図書
3.74
  • (131)
  • (131)
  • (209)
  • (20)
  • (4)
本棚登録 : 4130
感想 : 154
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784782801369

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前著と比較して、解説が付いている分、取り組みやすいと思います。

    個人的には、
    比較的短い文章にもかかわらずしっかり考えさせるような問題だと感じたので、なかなか骨が折れました。

  • 接続詞の使い方、論証のやり方など、改めて日本語の使い方、書き方を学ばせてくれる。例題も多く、非常に良いトレーニングになった。

  •  論理的に話を展開したり、非論理的な話に騙されないためにも、論理の力を身につけたいが、そのための初歩を例題とその解説を豊富に用意して説明した本である。
     まるで受験参考書のようでもあるが、例題が適切かつ解説が丁寧なのでたいへん分かりやすい。といっても、すらすら斜め読みはできず、時間をかけてじっくり取り組みたい。
     まずは、「しかし」「ただし」などの接続詞の意味や使い方から始まり、議論構成、演繹と推測、論証の批判と続く。
     しっかり学べば、冒頭に書いた目的は果たせるに違いない。何回も読み返して、しっかり理解して論理性や質問力を身につけたいものである。

  • 再読。いや初読のときと感想は同じ、名作です。
    こういうのに特化したテストがあったら売れると思うなあ。

  • 一通り読んでみましたが、なかなかに読み応えがあって良書だと感じました。これを読むと『論理的に文章を書くって、難しいなぁ~』と思いました。
    僕の感想なんてまとまりがないし、思った事を何とか言葉にして、あーでもない、こーでもない、なんて一進一退しながら出てきたものを、だらだらと並び立てるだけで精一杯で、それをうまくまとめて表現できれば良いのですが、いつも支離滅裂になってしまい、語彙の無さや表現力の乏しさに忸怩たる思いをしています。論理以前の問題です(笑)
    練習問題が豊富で、解説にも納得がいき、凄いなぁと感心します。けど、これを身に付けるとなると、至難の業です。特に後半は、問題文にある矛盾や批判を取り出すトレーニングが難しくて難しくて……。整合性の取れた文章を書くにはどれだけの体力と根気が必要になるのやら、と嘆息します。
    僕の評価はA+にします。

  • 例題と解説は必ずしも分かりやすいものばかりではなかったものの、論理を構造的に読み解く方法論として興味深かい内容でした。言葉の持つ力がいかに大きいものか感じるとともに使いこなせたらもっと人生楽しくなるだろうな、と思いました。

  • 論理トレーニングは「(文章を書く際の)論理トレーニング」。
    接続詞を要に、ロジカルな文章を書くためのテクニックが盛り込まれている。
    論文の執筆に役立つかも。

  • 接続表現の章を楽しく読めた。

    ロジカルな日本語を操れるといいな。

  • 読むのに疲れてしまい途中で挫折
    ただね
    この話を意識して日々を暮しますとね、
    不思議と相手の意図が見えてくるんですよ。
    とすれば
    「(頭を使いすぎて)読むのに疲れた」という情けない理由になります・・

  • 論理学の試験用に同級生たちと憤慨しながら読んだ。接続詞の効用、逆裏対偶、推測演繹など。難しくは無いだろうと作者が解説をバッサリと省略している箇所もある親切仕様。

全154件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1954年(昭和29年)東京都に生まれる。85年東京大学大学院博士課程修了。東京大学大学院教授を経て、現在、立正大学文学部教授。専攻は哲学。著書に、『論理学』(東京大学出版会)、『心と他者』(勁草書房/中公文庫)、『哲学の謎』『無限論の教室』(講談社現代新書)、『新版論理トレーニング』『論理トレーニング101題』『他者の声 実在の声』(産業図書)、『哲学・航海日誌』(春秋社/中公文庫、全二巻)、『はじめて考えるときのように』(PHP文庫)、『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』(哲学書房/ちくま学芸文庫)、『同一性・変化・時間』(哲学書房)、『ここにないもの――新哲学対話』(大和書房/中公文庫)、『入門!論理学』(中公新書)、『子どもの難問――哲学者の先生、教えてください!』(中央公論新社、編著)、『大森荘蔵――哲学の見本』(講談社学術文庫)、『語りえぬものを語る』『哲学な日々』『心という難問――空間・身体・意味』(講談社)などがある。訳書にウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』(岩波文庫)、A・アンブローズ『ウィトゲンシュタインの講義』(講談社学術文庫)など。

「2018年 『増補版 大人のための国語ゼミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野矢茂樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
戸田山 和久
野矢茂樹
ドストエフスキー
ジェームス W....
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×