- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794207418
感想・レビュー・書評
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人の邪悪性を直観できるようになる。嘘に邪悪性が潜んでいる。
怠惰、ナルシシズム、スケープゴート、集団。邪悪性のキーワード。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生時代に読んだ本。なかなか興味深いし面白い。
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なんか題名が物々しいー
以前購入した本。心理学に傾注してた頃。
ひところ、知人の苦しみを少しでも理解したくて
ヒトの心について真剣に学んでいた時期が有りました。
大学で使う臨床心理の書籍や、ヒトの心の闇を解く本は、手当たり次第読んだ
その中の一冊。
この本には、作者の医者と患者の実際の闘いが緻密に描かれていました
特に手の打ちようが無い、手を尽くしても尽くしても届かない患者の物語。
みな一様に、「嘘をつく」
小さな虚偽から始まって、自分を全て嘘で囲い込む
嘘に守られているから安全だ
自分は病気ではないのだ
そう、私はいつだって悪くない
患者はみな、利己的で自分の喜びにしか興味が無い、
だから、病んでいく
そんな人は、他者から愛されないからだ
愛は与えてこそ、与えられる
犠牲を払ってこそ暖かい
愛されぬ人は、孤独になり、虚偽だけが擦り寄ってきて彼女を優しく包み込み、
彼女を冷たく凍らせていく
嘘はもういい、
言い訳は要らない、
それは自分の為
自分に思い込ませる嘘
もうだれも、あなたを信じていないのに
もうだれひとり、あなたに期待しないのに -
嘘をつく理由がだいたい理解できた。
平気で嘘をつく人と付き合うことは、自分がマイナスを請けることになる。
自分には手におえない人たちだと思った。
育てられ方が大きく影響するらしいので、自分の子育ても気をつけたい。 -
「うそ」とは人間の醜い行為、「見栄」であり「犯罪」はたまた「戦争」にも繋がるものである。あなたの周りにこんな嘘つきいませんか?
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平気で嘘をついたり、邪悪な考えから行動したりするひとたちの心理を考察しています。なんでこんなことを・・・と思うようなことが日本でもおきていますが、邪悪な考えをもつ人はまったく邪悪だなんて考えていないようです。そんな人たちともつきあっていくには、寛容な心をもっていないとやっていけませんね・・・。さもなければ、君子あやうきに近寄らずでしょうか。
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(T)
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前半は邪悪性の定義をいろんな症例で説明してあって、まあ普通です。後半は集団の邪悪性に関するものでここは面白いと思いました。ただ、作者の基盤がキリスト教であるってことは結構なんですが、アメリカ至上主義の臭いがほのかに感じられるところはどうかなあと思うわけです。
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平気でうそをつけますか?世の中にはそんな「邪悪な人間」もいる。早めの診断を。