ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

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  • 翔泳社 (2012年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798122977

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ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書の感想・レビュー・書評

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  • 買ってから2年ほど放置してたのをようやく読む。横長の版型は持ちにくいのよ。
    書名のとおりビジネスモデルを作り出すための方法論がきちっとしたフレームワークのもと展開されている。ビジネスモデルキャンバスを中心的ツールとして、ぼんやりとしたアイデアをいかに形にしていくかとてもわかりやすい。もちろん既存のビジネスモデルの分析にも使える。当時評判が良かったのも頷ける。
    そうした評価はこれまでさんざんされてきたと思うので、気になった点を2つほど。
    ひとつは、中心的ツールであるビジネスモデルキャンバスの扱う領域がかなり狭いこと。環境要因(マクロ経済や周辺産業)はビジネスモデルの設計で当然に考慮すべきだろうが、それらはビジネスモデルキャンバスの埒外に置かれる。ビジネスモデルキャンバスは、あくまで社内の事象しか考慮しない。もちろん、環境要因などを考慮するべきことには文中で言及されているものの、かっちりとしたビジネスモデルキャンバスに比べるとかなりぼんやりしている。考慮すべき事項が明示されず、またビジネスモデルキャンバス内の各要素とどう関連するかはっきりしない。つまり、ビジネスモデルキャンバスが明示的に取り扱うことができるのは極めて狭義のビジネスモデルに過ぎず、その外側は相当程度の補完が必要となる。
    このことは、時間的なビジネスモデルの変化・変革を適切に取り扱うことができないということでもあると思う。環境要因と同様に言及されていることはされているが、環境要因以上に曖昧にしか描かれていない。環境要因が明示的に考慮されないのだから、それに応じたビジネスモデルの変化・変革を扱えないのは当然といえば当然の話。ビジネスモデルの動的な側面を描出することはできず、かなり静的な描写にとどまっている。
    全体的に見て、外部とのインタラクションがフレームワーク内に取り込まれておらず、そのためにビジネスモデル構築の包括的なフレームワークに至っていないように思う。
    もうひとつは、事業活動の過程における創発性や漸進性がほとんど考慮されていないこと。ビジネスモデルキャンバスは、その内部における要素の多くがコントロール可能であることを暗黙の前提にしているように見える。そこには、創発的な戦略の形成や漸進的な変化といったものは存在せず、ひとたびビジネスモデルを設計されればそれは自動的に実行される。こういう視点は、ミンツバーグが言うところの、デザイン・スクールやプランニング・スクール、つまりは20世紀中盤のオールド・スクールにかなり近い。買ってすぐパラパラ眺めたときにそう感じたのだが、今回改めて読んでみてもその印象は変わらない。新しい本ではあるものの、あんがい古臭いパースペクティブに立脚したフレームワークなのだと思う。
    多くの要素を盛り込み過ぎて現実的に利用可能な水準を超過して複雑化してしまえば、それはフレームワークとして役に立たない。それでは本末転倒なのだからある程度刈り込むことは確かに必要だとは思う。しかし、特にひとつめに指摘した点は、ビジネスモデルを構築するうえでは不可避の領域であって、それが取り込まれていないのは問題があると思う。そこのところをしっかり認識したうえで利用しないと、ビジネスモデルを構築するにも分析するにも大きな誤りを犯しかねない。見た目のシンプルさとは裏腹に、実はかなり扱いの難しいフレームワークなんだと思う。

  • ビジネス・イノベーションを起こしたい、ビジネスの生産性をあげたいと考えている人の最良の書です。

    本書は、以下のような構成になっている。
    1. ビジネスモデルを定義し、ビジネスを俯瞰する9つの構築ブロックを俯瞰し議論できるビジネスモデルキャンバスを説明する
    2. ビジネスモデルの基本的な5つのパターンを実例を踏まえ理解する
    3. Jobsのような特別なメンバーではないチームでどうやってビジネスアイデアを孵化させ、ビジネスモデルをデザインするか
    4. ビジネスモデルキャンバスに描いたビジネスモデルデザインの戦略をどう磨き上げるか、古き定番SWOT、ブルーオーション戦略との融合も踏まえ示す
    5. ビジネスモデルのデザインプロセスを示す

    ビジネスプランをどうやって考え、作るのかを記すビジネス本はたーくさんある。吐き気がするぐらいある。全部読んだら吐くか脳みそからミソが溢れるだろう。
    そのほとんどは、ビジネスプランで抑えるべき要点、その要点を考えるマーケティングツールの紹介、ロジカルシンキング・ライティングの説明が多い。
    確かに勉強になる。
    しかし、つまらない、楽しくない。
    イノベーション的なアイデアが起きる気がしない。

    本書は、ビジネスモデルを俯瞰できるフレームワーク「ビジネスモデルキャンバス」を用い、成功してきたビジネスモデルをシンプルに示す。
    とても わかりやすい。ビジネスモデルを考えるモチベーションを上げてくれる。
    ビジネスモデル事例を提示するだけの本を読むと、応用するイメージが難しく、考えるモチベーションがあがりにくい。
    本書におけるビジネスモデル事例はイメージを共有し、理解を促す位置付けであり、ビジネスモデルを考えだすデザイン思考を示すことで、自らのビジネスモデルデザインへの応用がしやすい。考えてみようとするモチベーションを上げてくれる。

    既存ビジネスがうまくいっていない、何が足りないのか、どうすれば生産性があがるのか...。どこから手を付ければ良いのかわからない。
    新しいビジネスを考えたい、イノベーションを起こしたい、しかし私たちはjobsじゃない、Appleみたいな選ばれたチームじゃないから無理だろう...。

    そのようなことを考えている人たちは本書を読んでみる価値がある。

  • ビジネスモデルの図解。
    良書。
    今やっているビジネスをキャンバスにあてはめて
    思考するだけで得るものがとても大きいと思う。

    ビジネスモデルというくくりで手にしたい一冊。

  • 人から紹介されて読みました。
    最近ヒットした商品がどのようにビジネスモデルを作っていたのかが、図解されていて、分かりやすかった。
    一度、自分の会社のビジネスモデルを見直して、新たなものを創出してみたいと思った。

  • 最近読んだビジネス書で一番よかった、かつ周囲の人に共有したい本。ビジネスモデルをどう記述するか、それをベースにどうビジネスモデルを構築するか、整理・統合・廃棄していくかという点を書いている本。ソフトだけでも製品(プロダクト)だけでもない時代。ますますビジネスモデルという単位で考える必要がある時代の中で必読の一冊。

  • これから読みます。この手の本はかなりの数読みましたが、ぱっとみ読みやすそうです。

  • 研究・実践を重ねた「ビジネスモデルキャンパス」という独自ツールを土台に、ビジネスの始め方・磨き方を説いた方法論解説書。デザインの重要性をうたうだけあって、本書自体も読んでいて楽しいデザイン。
    幅広い領域を語っており、考え方・枠組みは素晴らしいものの、具体的な掘り下げ・方法論についてはどこか物足りなさを感じてしまう一冊。

  • まだフォトリーディングを終えた段階だが、事前の期待もあいまって、読んでいる途中から身震いするような興奮を覚えた。絵本のような楽しいデザインながら、ビジネスモデルを考える上でのエッセンスからプラスアルファまで、全てを網羅されているのだと感じた!!何回も読み込んで自分の血肉にしたい本だと思った☆☆

  • ビジネスモデルキャンバスをベースに、豊富な事例と考え方のフレームワークを解説した本。ビジネスモデルキャンバスの基礎に馴染んだうえで読むのがよさそう。

  • Yotsuya

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ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書の作品紹介

戦略的思考を視覚化した画期的なフレームワーク「ビジネスモデルキャンバス」を使った斬新な発想法。9年の歳月をかけて製作、45カ国、470人による実例を掲載。新しいビジネスモデルを創造するための実践ガイド。

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書のKindle版

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