察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方 (五百田達成の話し方シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • / ISBN・EAN: 9784799315279

感想・レビュー・書評

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  • ●履歴
    ○21.1.20 第2章まで精読、以降流し読み
    ○次 第4章を社会人になってから、第3章を結婚してから読みたい

    ●感想
    共感しすぎてやばい(特に第2章恋愛編)。もう一度読みたい。パートナーにも勧めたい。自分も当てはまるし、付き合ってきた女性も当てはまる。

    ●要約
    あとがきより
    ○テーマ
    ①男らしい女らしいの基本原則を整理確認しよう
    ②自分に当てはまらないほうの人への対処法の提案(「男女=異性」を「自分とは違う考えをする人」と読み替えてみて)
    ○男女学入門(①について)
    ①本能、生物としてのアプローチ。人を動物として捉えて、オスとメスの違いを語る。石器時代に遡る狩猟習慣、生殖本能、脳の構造、ホルモンなど
    ②社会のアプローチ
    高度文明社会に生きる社会的動物。結婚、ビジネス、コミュニケーション
    ③現代日本のアプローチ
    歴史的にどう暮らし、どのような常識に囚われているのか
    ●概要
    第1章
    ○男は察しが悪い、女は察しがいい
    ○男→理屈、女→感情
    ○男は説明好き、女は説明下手
    男は相手をよく観察して、感情に寄り添うこと!
    など

    第2章 恋愛/セックス編
    ○恋愛とは「互いに好意を持った男と女が、徐々に仲良くなっていくコミュニケーション」(実際はそこに性欲や妄想、打算や嫉妬がからむ)
    ○恋愛の動機
    女性は結婚をゴールに見据える。男性は性欲が原動力
    ○男はノリノリの時に女を欲しがる。女はどん底の時に男を欲しがる
    ○女性は自分に向けられたベクトルにキュン、これは私にだけ向けられた優しさだ、私に関心がある、など。男性は性欲、女性らしい外見にキュン。
    ○女性はディズニーのお姫様的な影響でロマンティック好き、男性は起業・秘密基地的なロマン好き
    ○男性は口説き落としゲームが終わってリラックスしてしまうが、女性はロマンティックなテンションでずっといてほしい。→だから、男性は記念日だけでも盛大に祝おう
    ○ケンカ
    男は黙る→黙る男は思考停止している、、脳の仕組み的にマルチタスクできない、考えながら話せない、黙って考えることに集中。失言を防ぐためのディフェンス。
    女は泣く→感受性豊かでいろんな感情で泣いてしまう、涙に理由はない→男は何も言わないで話し合い再開すること
    ○男は種をばらまきたい根本的な欲。でも現代人なのだからそこもコントロールすべし。
    男が女に浮気された→別の男に「負けた」とプライドがズタズタに。
    ○男は別ファイル保存
    女は上書き保存(ただし著者は「普段忘れているだけで記憶力は良いからいざとなれば容易に思い出せる」)
    ○プレゼント→男性はスペック、希少価値だが、女性は自分の心を動かすもの、サプライズ○。

    第3章 結婚/家庭編(家庭=起業、夫婦生活=仕事、妻=社長、夫=部活!)
    ○「(家事を)手伝ってあげるよ」と上から目線はダメ
    家事は今や夫婦で分担して行うべきもの。

    第4章 仕事/職場編 ビジネスは男のルールでできている
    ○男は出世
    などなど

    あとがき
    上記

  • 自分と違うコミュニケーションの人と、どうやって関わるかをまた考えている。(5/21追記)
    私自身思考に偏りがあるのは重々わかってる。それプラス、この本読んで「そうなるよね、仕方ないよね」って少し相手のことを冷静に見れるようになった。私にはどうしようもできないことはどうしようもできないことな訳で、私自身がもうちょっとうまく人と関われるようになるためのヒントがいっぱいあった。

  • 男は日頃の観察を怠っている
    女の感受性、察する能力はとても高い
    リードする男、合わせる女
    男は説明好き、女は説明下手(しない)
    ビジネスの場では、論理や数字が重視される
    感覚や直感は軽視される
    男女は分かり合えない
    女の方が多くの情報を得る
    男の方が集中力はある、一つの事が続く
    かわいいは私の心が揺さぶられたら
    理屈がいるのが男
    男は縦社会、女は横社会
    年齢という上下関係がないと落ちつかない
    男は肩書きがあるとやる気が出る
    女性は初対面でも打ち解けやすい
    男は成長したがり、女は変身したがる
    男は舐められたくない
    女のかわいいは万能語
    男ははじめての男に、女は最後の女になりたい
    男はみんなが好きな女が好き、女は自分が好きな男が好き
    男はナンバーワンになりたい、女はオンリーワンになりたい
    女は守備
    好きでもない男に言い寄られたくない
    男にとって恋愛はゲーム、女にとって恋愛は結婚
    男は誰でも好きになる、女はスキンシップを取ると相手に情が移る
    男はノリノリの時に女を欲しがる、女はどん底の時に男を欲しがる
    男は最低限の見た目があれば良い
    女は自分に関心を持ってくれていることにキュンとする
    男はロマンが好き、女はロマンチックなものが好き
    男は日常が好き、女は記念日が好き
    男は行きつけのお店に行きたい、女は行ったことのないお店に行きたい
    女の涙は汗、理由がない
    男の涙は思考停止
    男は浮気した女を非難する、女は浮気相手の女を非難する
    男は別ファイル保存、女は上書き保存
    男は違いがわからない、女は気にしない
    男は分析されたくない、女は言い当てられたい
    女は結婚すると現実的になりやすい
    男は収集癖がある、女は捨てられない
    女は女でいたいが母親にはなりたくない
    男はモノタスク、女はマルチタスク
    男は家庭でボーっとし、女はそれを見てイライラする
    話を聞くとき。
    アドバイスをしない
    話の腰を折らない
    他の事を考えない
    男は人前で話が長く、女は信頼した人に話が長い
    男は変わりたくない、女は変えたい
    男は謝れない、女は忘れない
    ごめんなさいに返す言葉はごめんなさい
    男はギラギラしたい、女はキラキラしたい
    男は権力、女は安定が欲しい
    男は結果を褒められたい、女はプロセスに共感して欲しい
    男は褒めて欲しい、女はわかってほしい
    男は会議が好き、女はおしゃべりが好き
    男は序列を読み、女は空気を読む
    男は集中がうまく、女は対応が上手い
    会話を続けたい女と勝負に勝ちたい男
    女とはおしゃべりラリー
    パーソナルな感情に響くよう細かく話す
    男は同い年の男が苦手、女は若い女が苦手

  • はじめに
    男と女は異星人だと思って良い
    本書でいう男・女とは、性別的なものでなくコミュニケーション上のカテゴリだと思ってください。自分のコミュニケーションが男タイプか、女タイプかわかればあとは簡単。コミュニケーションがうまくいかない異性(自分とは逆のタイプの人)の考え方や行動パターン、習性などを学んで相手が喜ぶように相手に伝わる言葉を使って話せば良い。そのために一口男女語会話を紹介。

    第1章 基礎編
    男と女のコミュニケーションは決定的に違う
    脳の構造や心理的な特徴、社会的な風習などから男性的、女性的コミュニケーションが存在する為。両者はあまりにも違うのでわかり合うのは無理だと言っても過言ではない。基礎編では会話や思考回路、センス、人間関係、価値観といった男女の違いの代表とも言えるコミュニケーションの基本形を紹介。

    01 コミュニケーション
    男は察しない 女は説明しない
    男は察しが悪いが女は察しがいい。
    職場などで察しが悪い、気が回らないは男に多く、そういう人は注意力・観察力が足らずそういう習慣や意識が圧倒的に不足している
    女性の感受性=察する能力は途轍もなく高い
    社交ダンスは男がリードし女が合わせる。大事なのは察する事。次に何をしようとするか、どこへ足を動かそうとするかを察知して合わすのが女性の役目。

    男は察しが悪いが女は察しがいい。その合わせ鏡として、男は説明好きだけど女は説明下手。感情的・直感的に訴える女。論理的に話す男。特にビジネスの場では論理や数字が重視され、感覚や直感は軽視されがち。男的な対応を求める男性は、女性にちゃんと説明してくれとと願うし、女性はそんなの言わなくてもわかるでしょ!と苛立つ。
    ⇨わかるでしょ!は厳禁。分かり合えないを前提に言葉を尽くす。
    少し矛盾するが、女性が男性に説明を求める場合がある。「私のことどう思ってるの?」という例の難問。男性は自分の感情を言葉にするのが苦手。
    ➡️男性は相手をよく観察して感情に寄り添うように心がけ、女性は感情的にならず順を追って話すよう心がけることが大事。目の前の相手に集中して言葉をサボってはならぬ。

    02 男は理屈で動く 女は感情で動く
    女性の脳は、左脳と右脳を結ぶケーブルのような役目をする脳梁が太く感じる領域の右脳と言葉を操る左脳の連携がいいとされている。感情と言葉が目まぐるしく交信するからこそ話が直感的で思いつきでポンポン口にする。
    男性は脳梁が細く、モノタスクだが集中力がある。男性は右脳と左脳の連携が若干弱めで一度に処理できる情報量も落ちるが、女性よりも右脳が発達しているため空間認識能力を発揮する。
    女のかわいいとは、客観的な基準はなく、今私の心が揺さぶられているという感情の表現方法。

    03 男は縦社会、女は横社会で生きている
    年齢、地位、肩書きなどハッキリしないとソワソワする男。男同士の人間関係は一言で言えば体育会的。男性は肩書きを与えられるとやる気が出る生き物。女性は男性のような年齢や肩書きの上下などをあまり気にしない。

    04 男は野球で女はままごとで育つ
    男は成長したがり女は変身したがる

    第2章 恋愛/セックス編
    恋愛とは、互いに好意を持った男と女が徐々に仲良くなっていくコミュニケーション。家庭や職場では理性である程度抑えられる人間も、こと恋愛になると本能がむき出しになる。つまり、この恋愛やセックスこそ、オスとメスの違いがもっともハッキリでるテーマ。

    06 男は初めての男に、女は最後の女になりたい
    男が究極的に好むのは真っ白な女。未開の大地を耕したいというフロンティアスピリットの表れの反面弱気の裏返しでもある。最初の男になることで、以前の男性と比べられたり前の男の方が良かったと言われずに済むため。
    噛み合わない需要と供給…男は出来るだけ何も知らない若い女がいい、と思っている以上女性が大人の年齢になるとモテなくなるのが現実。

    08 男はナンバーワン、女はオンリーワンになりたい
    恋人以外からもモテたい男、恋人に愛されたい女
    男にはあなたが1番、女には君だけだよが良い

    09 男にとって恋愛はゲーム、女にとっては結婚
    男の恋愛におけるメインイベントはセックスであり、気に入った女性を口説き落としてキスしてセックスするというゲームでしかない。
    キスまでが楽しい男、キスからが楽しい女

    10 男はノリノリの時に女はどん底の時に欲しがる
    男は仕事の成功が恋愛に駆り立てる。女は恋をすることで苦境から脱したい、変身したいと考えて恋愛に向かう。
    どん底の男に尽くしてもダメ、どん底の女は落ちやすい。
    11 男は記号に、女は信号に欲情する
    男はわかりやすい女的なものに欲情し、
    女は自分に向けられている好意にキュンとする。
    男は女っぽくてエロいものに、女は自分に向けられたベクトルにキュンとする。だから男は自分を磨いても意味がなく、その女にいかにベクトルを向けていることを伝えるかが大事。

    12 男はロマン、女はロマンチックなものが好き

    15 男は黙る、女は泣くのがケンカ
    女の涙は汗…悲しんでるから泣くのではなく、感受性が強いためいろんな感情が一気に押し寄せて来て感極まって泣いてしまうだけ、そういう時は黙って泣き止むのを待つのみ。絶対にしてはいけない対処は、何で泣くの?と理由を聞く。泣くなよと叱責する。もう泣かないでと慌てる。〇〇で泣いているんでしょ?と当てに行くの4つ。

    第3章 結婚/家庭編
    家庭では女が社長、男は部下


    第4章 仕事/職場編
    男は褒めて欲しい 女はわかって欲しい
    男にも女にも利く褒めの基本原則
    1、今までと変化した部分を注目して褒める
    2、その人が自分で気に入ってる部分を褒める
    3、本当に自分がいいと思う部分だけ褒める
    4、気づいた都度褒める

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  • 内容は個人的にはそんなに好みじゃないが、本そのものは丁寧かつ、読者を引き込みやすいさまざまな工夫が凝らしてあるので、参考になる。おそらく、「おわりに」の文章はもともと「はじめに」用に書かれたものだと思うのだが、これを冒頭にもってくるとつまらなさそうに見えるから、後ろに差し替えたのではなかろうか。冒頭にチェックシートを持ってきて、各項目の末尾に「ひとくち男女語会話」を挿入するのも親切。項目の立て方と章の割り方もよく整理されていて、読みやすい。

  • 言わずと知れたベストセラー。男女のコミュニケーションの違いについて書かれた本は多数あり、どれも納得の内容であるが、本書は仕事面、家庭面など場合分けして具体的なシチュエーションを示しているため、雑誌感覚で読める。特にわかりやすいコアは「男は野球で育ち、女はままごとで育つ」というところ。繰り返し出てくるこの内容が様々な思考の違いの根源となっている。

  • チェック項目9箇所。どちらのやり方が優れていて、どちらが悪いというものではありませんが、脳の構造や心理的な特徴、社会的な風習などから、「男性的」「女性的」なコミュニケーションというものが存在します。結婚披露宴などで初対面の人間だらけの「男テーブル」ができてしまうのも不幸のもと、男性たちは途端にそわそわし始めます、お互いの年齢もわからず、職業もわからず、肩書きもわからない状況だと、不安でどう接していいかわからないのです。「横社会」ならではの辛さもあります、女子の人間関係は「みんな仲良し」で「友達と一緒にトイレに行く」世界なので、その「つるむ」ルールからはみ出すことができません。男性の「成長」に対して女性は「変身」を好みます、お母さん役に変身、お父さん役に変身など、「ままごと」が持つ芝居的な要素も、女性を惹きつける魅力のひとつでしょう。非常に直感的なものなので、「かわいい」にルールはありませんし、女性は男性から「〇〇ちゃんはリボンのデザインが好きなんだね」「君は青い服が好きなんだ」などと言われるのを嫌います、「私の『かわしい』を勝手に決めつけないでよ!」と感じるのです。男性は恋人にとってのいちばんでありたいし、と同時に不特定多数の女性からもたくさんモテたい、これが本音です。いっぽう女性は、不特定多数の男性からモテることにあまり興味がありません、というのも、女性は恋愛において受け身の存在です、そのため、「攻撃」よりは「守備」に重きを置くことになります、結果として、好きでもない男に言い寄られてめんどうなことになるよりは、自分が好きな一人の男性だけに愛されたいと感じるのです。お母さんが普通に行っている作業は、脳が「マルチタスク」だからこそできること、右脳と左脳の連結が弱い「モノタスク」な男性の脳では、とうてい対応できません。多くの女性が仕事に求めるのは「やりがい」、仕事内容そのものが楽しいか、誰かの役に立っていると感じられるか、自分でなければできない仕事なのか、人間関係や風通しといったしょくばの雰囲気や、将来的なことを考えて育休産休制度、福利厚生を気にする人もいます。

  • 男女関係なく、生きていく上で必要不可欠なコミュニケーションの取り方のうちの1つの手段だと思いながら、気楽に読むのが良い本だと思いました。

    実はこの本、結婚したばかりの時に夫に「読んだ方がいい」と言われて渡されて、そのまま本棚の奥底に眠っていた本なのです。

    今でこそ夫婦生活の在り方や考え方を尊重できるようになりましたが、夫が私に読んでほしいと差し出した気持ちを本棚の奥底に眠らせてしまったことを申し訳なく思ったり、思わなかったり。笑

    結論、コミュニケーションは「相手を思いやり、理解しようとする姿勢が大事」ですね。

  • なんっつーか腹立つ本だった。
    「こう言っとけばいい」がどれも、馬鹿にしすぎだろ、って思った。男性(脳)に対しても女性(脳)に対しても。
    どこかで聞いたことのある本だったから読んでみたけど、なるほど2014年の本で、価値観とか古いなと思った。
    本も生ものなんだと感じられた一冊。

  • 共感する部分がたくさんあって面白かった

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著者プロフィール

心理カウンセラー。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学卒業。角川書店を経て入社した博報堂では日産、花王、ローソン、カルティエなどを担当。「クライアントに気持ちよく話してもらって心を開かせ、問題を解決していくPRプランナー」として高い評価を得た。
その後、顧客とやりとりするなかで培ってきた「話す力」「聞く力」を生かし、心理カウンセラーへと転身。コミュニケーションのプロとして、話し方や人間関係に悩む2000人以上の人々を救ってきた。
著書は累計100万部を超え、「人見知りでも話せました!」「人間関係がラクになりました!」など、感動の声が日々届いている。
「スッキリ!!」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、メディアにも多数出演。

「2021年 『超 話し方図鑑 思いどおりに人を動かす! 誰からも好かれる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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