まんがでわかる 7つの習慣

  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800215314

感想・レビュー・書評

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  • この本のアウトラインを理解することができた。完訳のほうも読んでみたい。


  • 良書が要約されていて読みやすい。


    インサイドアウト

    1主体てきであること
    →人間として自分の人生に責任を取ること。影響の輪と関心の輪

    2終わりを思い描く事から始める
    ・目まぐるしい変化の中でまだ原点に立ち返る重要性。なぜ自分はこの選択をした?
    ・目的から考える。最も関心度が高く影響力を発揮できることに人生の力点を置く。影響の輪の中心に集中する。

    3最優先事項を優先する。


    4 win-win
    誰かが成功すれば誰かが失敗するという欠乏マインドからすべての人が満足することは可能だという豊かさマインド。
    信頼残高の貯金

    5まずは理解に徹し、そして理解される
    ・話すことより聞く事から始めよ。
    ・共感による傾聴。相手が何を言ったかではなくどう感じたかに耳を傾ける。
    ・自叙伝的反応の人の話を自分の経験で解釈したり評価しようとする聞き方はやめた方がよい。私もこうだったからあなたもこうしなよという話し方になってしまう。

    4段階の聞き方で相手への共感。
    →話の内容を自分の言葉に置き換えて、相手の感情を自分の言葉に置き換えて相槌を打つ。ここでの解釈、助言は求められてない。

    ・言葉の正しさで人の心は動かせない。コミュニケーションの目的は自分を理解してもらい相手の行動を引き出す事。あの人についていこうと思う時、その人が何を言ったかではなくその人がどんな人物かで決めている。
    ・自分自信を理解してもらうには、普段からいかに相手を尊重して相手に寄り添って相手目線で世界を観ようとしているかに尽きる。

    6シナジーを作り出す。
    シナジーの本質は互いを尊重すること。お互いに納得できる第3の案。
    防衛的→尊敬的→シナジー的

    P/PCバランス
    →成果と成果能力で。成果能力以上の成果は出ない。成果能力を高めていくのが重要。

    7刃を研ぐ。

  • 昔鼻で笑いつつ元の本を読んだ身としては微妙な気もするが、今取り組んでいることの先生がおすすめしてくれたのであらためて読んでみた。
    刺さるところは同じようで違うようで。
    気になるところは

    ・私は自立至上主義なのだけど、依存→自立の上に相互依存が来ていること。これは相手のことを理解し自分のことも理解され、かけがえない状態を作り出しているということだと思う。

    ・自分の今年のテーマは
    ①主体的である
    ③最優先事項を優先する
    ⑤理解に徹し理解される
    ⑥シナジーを作り出す
    +相互依存、影響の輪を広げる
    ということ。

    まんがって、文字だけ本よりもすっと入ってくるんだけど、その分抜けやすいところもあると思う。
    逆に読み返す機会がある点では、手元に置いて繰り返し読むことでささるポイントも変わってきそうだ。

  • 7つの習慣の完訳本の前に、マンガでわかるシリーズを読んでみた。
    1番心に残ったのは、自分の生活の中心は家族やお金などの物ではなく、誠実・公正さなどの原則にすること、という言葉だった。物に中心を置くと、選択がブレる。
    人生の目的を見つけるために、人生の基本原則が何かを見つめ直したい。

  • 七つの習慣
    1 主体的である
    相手のせいななするのではなく、自分のやり方をかえるべき
    状況のせいにするのではなく、主体的な言葉を使って、主語を自分にすることで、責任感が生まれる。

    2 人生の終わりを設定する。ゴールを決めておく
    ・人間独特の力が3つ(自覚、想像力、良心)
    ・リーダーシップとは、目的を考え、そこに到達するために人や自分を導くこと
    ・マネジメントとは、やるべきことわわやるために、時間や作業の順序を調整すること
    ・生活の中心を考える。自分が大切にしているものを考える。この価値観は、原則を置くこと(公正さ、勇気など)。物を中心にするとブレる。
    自分の役割を書き出し、ありたい自分を考えることで、一貫した行動をとれる。少なくとも1年に1回は見直すべき。
    3 時間管理
    第一領域から第四領域
    スケジュール通りに縛られることによって、重要な事項がいい加減になってしまう。最優先事項を優先することが大事。
    ⭐️スケジュールの立て方
    ・自分の役割を書き出す
    ・役割毎に1週間の目標を、2-3個設定する。目標は第二領域に入る物を選ぶ
    ・1週間で目標を達成する活動をスケジュールに入れる。月間や年間の予定を確認しながら、柔軟な設定に!
    →この予定は1週間の朝に確認する。スケジュール通りに行かなくても、時間に縛られないため、優先順位に基づいて計画し、実行する力を培われるため、自分の人生わわ生きることができる。

    4 WIN-WINの関係性をつくる
    5つの柱が大事
    ・人格 豊さマインド 全ての人が満足すふことは可能という考え
    ・関係 信頼関係
    →①相手の価値観を理解する②思いやりを大切に③約束をまもる④価値観の相互理解⑤誠実さを言動で表す⑥過ちは心から謝罪
    ・合意 双方の合意がなされた実行協定がある
    ・システム 1人が得をするシステムではダメ
    ・プロセス 
    6 シナジーを創り出す
    ⭐️話を聞くことを誤解している。話を聞いているようで聞いていない人が多い。問題を理解しないまま、すぐに解決しようと自分の経験値で評価してしまう。
    - [x] 聞き方
    高レベル!:感情移入して聞く
    相手の目線で聞く。
    中レベル:注意して聞く
    相手が問題と考えていることが何かを理解してきく。
    小レベル:選択的に聞く
    自分の評価軸で話をきく。

    自分の場合に当てはめて聞くことをやめる
    ・共感による傾聴で相手の心を開く。ただし、相手を心から理解したいという思いが無いと、不快感を与えることになる。
    ① 話の中身を繰り返す
    ② 自分の言葉に置き換えて言い直す
    ③ 相手の感情を言葉に反映する
    ④ 感情を自分の言葉にして相槌をうつ

    シナジーをもたらすコミュニケーションとは?
    ・妥協ではダメ。信頼度、協力度が相互に高いことで為される。
    7 刃を研ぐ
    ・体調 肉体
    →運動によって身体をメンテナンスすること
    ・観点 精神
    →自分の価値観を深く見つめること。
    ・自律性 知性
    →情報収集力や選択力を見つけること。自分の目的や価値観にあった、本、番組を選択する。
    ・つながり 社会、情緒
    →人間関係も自分の価値観に忠実に。ボランティアや仕事による社会貢献も必ず大切。

  • 漫画化されていることで、楽しみながら読み進めることができた。結局は7つの習慣はどれも相互に密接に関わっていることからどれも怠らず習慣化していくことが大事だと理解した。これを読んで原本も読んでみたいと思った。

  • じっくり読んだけれど本当に理解できたかはまだ自信がない。もっと噛み砕いて自分の生活に置き換えて考えていかなければ。定期的に読み返したい本。

  • まんがでわかりやすくなっているようにみえて取り上げ方があまり具体的でないような……結局何をいっているのかよくわからなかった。余計なストーリーのない、原著を噛み砕いて説明してくれるようなものの方が私には合っているのかも。

  • ずっと気になっていた『7つの習慣』が、漫画で読めると知り購入。
    結論から言うと、この本から得たものはあまり多くはありません。
    というのは、この本はもともと成功者の習慣を論じたものであり、私のようにまだ自分というものが完成していない者が真似できるものではないからです。

    たとえば、自己啓発本で有名な『嫌われる勇気』は、今までの考え方を変えることで幸せになれる、というものです。こちらは、納得することも多いうえ、本当に自分の世界観が変わりました。

    しかしこの本は、「目標(ゴール)を設定する」等、「それができないから悩んでるんだよう!」と嘆きたくなるものが多かったです。しかも、自分はまだその習慣をクリアできてないのに登場人物たちがあっさり幸せになっていくので、なんだか置いていかれたような気分になってしまいました。
    しかも、3習慣までクリアしていないと4つめから進めないというのですから悲しい。

    もしかしたらまた。原本とはまたニュアンスが違うのかもしれませんね。

    とにかく、私のように途方にくれた人間が読んでも、それができない現状に絶望するだけなのであまりおすすめしません。

    しかしとてもスムーズに読めるし、わかりやすくはあったので星2です。

  • フランクリンコヴィーの名著、7つの習慣を日本人にわかりやすくマンガ化したもの。バー経営を目指す主人公を見習いとして雇ったマスターが、7つの習慣で学ぶポイントを導き出してくれるストーリー。主体的であること、終わりを思い描くことから始める、最優先事項を優先する、ウィンウィンを考える、まず理解に徹し、そして理解される、シナジーを作り出す、刃を研ぐ、それぞれ象徴的な出来事で伝える方法で読者の理解を深めていく。マンガという限られた表現スペースでの理解なので、正直表層的なところしかわからない印象。シナジーを作り出すというところは、お互いに切磋琢磨し、意見をぶつけ合った最後に全く別の案にたどり着くというところであるが、相手を理解して、ウィンウィンを考えればそれで良いというものとは一線を画す考え方はず。大切なのはコミュニケーションであり、そこから生み出されるものを大切にしているという点が若干わかりにくい。深い理解にはやはり本にいくしかないだろう。

  • 何事も自分の捉え方次第で行動が変わる!どんな物事でも自分の勝手なストーリーで決めてしまうと行動が変わり結果が変わってしまう!
    目的のために目標がある!自分は何のためにするのかを見失ってはいけない。
    与える人になる!見返りを求めずに愛情を与えれる人になりたい!
    降り上手になる!折れる訳でも負ける訳でもなく降りる!

  • 有名な自己啓発本の漫画版ということで、今更ながら手にとりました。
    漫画部分はするする読めて面白かったのですが、読んだのが夏ということもあるせいなのか解説部分の文章が若干読みにくい。しかも、解説部分の方が漫画よりも重要だったりするので、「まんがでわかる」というよりも「半分まんがでわかる」本でした。それでも、ためになる内容でしたので☆4つで! 続刊も気になります。

  • この手の自己啓発本の中ではとても読みやすくそして共感できる内容。
    そして人生について考えるのにとてもいい本。
    何度も読み返して自分のものにしていきたいと思っています。

  • 内容を噛み砕いていて、すごく理解しやすかった。
    7章の内容が習慣の重要性を上手く表現していたと思う。
    1日1歩ずつでいいから、続けていき習慣化することで自分の高みにつながる。
    急な成長はないし、毎日続けることが5年後、10年後を左右する。そこを見据えているかどうか。
    毎日小さなことからでも、習慣化していきたい。

  • 今、私には必要のなかった本。

  • コヴィー博士の7つの習慣を漫画でわかりやすく読みやすくした大ヒット作‼︎

    この本をおすすめする3つのポイント
    1.漫画でスラスラ読める。
    なんといってもとこ本の最大の特徴は読みやすさ、取っ付きやすさにある。
    いつもは自己啓発本なんて読まない人でも気軽にこの本を手に取り疲労感を感じることなく最初から最後まで楽しく読むことができる。

    2.ちゃんと理解できるように工夫されている
    本編は漫画で話が進められていくが、各章末には解説やこの章で一番なにを使えたかったのかをはっきりと書いてある!
    これで「一冊読み切ったけど何を言いたかったのかわからなかった」なんて事はなくなる。

    3.ストーリーがあり惹きつけられる
    ただの自己啓発書ではなくちゃんと楽しめる一冊にもなっていることがこの本の強いポイント。
    迷える主人公は読者のあなた。
    そして、本作で登場する周りの人物はあなたを導くアドバイザー。
    主人公が周りの影響を受けどんどん成長をして、最後には周りに良い影響をもたらす。
    話もかなり具体的で自分の身の回りに起きた、またはこれから起こりうるようなことが話題となっている。
    こんなことに直面したらどう行動すべきか。
    どう考えたら最高の結果がもたらされるか。
    今まで自分にはなかったような考え方感じ方をこの本から得ることができる。

    最後に、自分がこの本を読んだきっかけは、昔よく本屋で並んでいていつか読んで見たいと感じていた。たまたま図書館で見かけ、手にしたのがきっかけだった。
    自分も初めは自己啓発本に抵抗を持っていたが、この本で一気に考え方が変わった。
    面白いだけじゃない!本当に為になるこの本をぜひお勧めしたい!

    生き方に正しいなんてないけれど、この本は指南書にはなると感じた。
    7つの習慣であなたの人生が変わる!

    本館三階東閲覧室 159Ma1
    隣のサンドイッチ

  • 原著のエッセンスが詰まっているかどうかはわからないが、読みやすくわかりやすい。

  • 仕事だけではなく、子育て、家族との付き合いにおいても、為になる内容でした。
    主体的に行動するためには、何を意識すればいいかが、興味深かった。

  • 普通の訳本は約500ページあるため、まずはこちらで概要を掴むために手を出した。
    漫画で紹介しており、ページも少ないため、具体的な方法には触れていない。
    例えば、私が納得したのは、シナジーのことくらい。
    情報量は少ないが、おそらくは500ページあるものへの理解を助けてくれるはず。
    次はそちらで力をつけたい。

  • 「7つの習慣」は会社の研修で学んでいたが、なんとなく定着させることができていないでいた。マンガであれば手っ取りばやく7つの習慣を復習することができるであろうということで手に取りました。
    7つの習慣のエッセンスがわかりやすくつまっていてよかったと思います。特に、これまで「主体的である」ということの意味をこれまで履き違えていたような気がしますが、それを思い出すことができたのはよかったです。ただ、エッセンスは詰まっていますが、あくまでも7つの習慣を一度勉強したことがある人が読み返すのにちょうどいいという感じで、これだけで「7つの習慣を体得した」と思わないほうがいいのかな、と思いました。

  • 目的なき管理は意味がない

    自分から名乗る 子どもにもいきなり年齢は聞かない

    シナジーの本質は違いを尊重すること

    第8の習慣

  • バーテンダーを例にあげながらストーリーとともに7つの習慣の概要がわかる一冊。これを読んでいると自分に当てはめながらいかに自分が自分中心に世界を見ていたのかに気づけたし、いろんな相乗効果を生み出そうとしてないし、自分がなんで今この選択をしているのかも分かってないなって思った。ここから自分を見つめ直す(読書中だけではなくその後に活きる)という意味での星5

  • 備忘録

    前提
    インサイドアウトサイド
    自分の内面(インサイド)、つまり、考え、見方、人格、動機が原則【国や時代を超えて誰もがその価値を認めるもの。例えば、公正さ、誠実、勇気など】に合っているかに気を付け、行動を変えることで結果を引き寄せようとする意識。
    人は物事を自分の見たいように見ている もし自分が思うような生活を送れていないのならば自分の物の見方を変えるべきである。パラダイム(物の見方)シフト(転換)で人生は変わる。

    →その原則そのものの設定って難しい。それも人によって見方が違うのでは??

    第1の習慣
    主体的である
    自分の性格や行動は自分の洗濯の積み重ねの結果である『自分の選択を意識して行動すること』が大切。
    世界のさまざまな物事のうち自分が関心のあるものが関心の輪 その中でも自分が大きく影響出来る物が影響の輪(関心の輪の中に影響の輪がある。二重の輪のイメージ)
    関心があっても影響を及ぼせない物事に対してやきもきしても何も始まらない。それより自分の影響の輪に意識を集中するべきだ。

    →関心の輪も広げていくべきでは?でもこれに振り回されてはいけない

    第2の習慣
    終わりを思い描くことから始める
    明確な目的をまず考えて自分を導く
    迷った時は【原則】に立ち返って選択する
    生活の中心にもっとも大切にしたい価値観を置こう
    →ここがよく分からなかった 原則【公正さ、誠実、勇気】など普遍的で価値を失うことがないものを生活の中心に置けというが…
    原則の設定そのものがよく理解できていないのかも

    第3の習慣
    最優先事項を優先する

  • ビシネス思想家スティーブン・R・コヴィー氏が著した名作「7つの習慣」のコミカライズ版です。

    同氏は、成功には原則があり、それを成し遂げるためには、以下を習慣化するべきと説きます。
    問題の見方を「インサイド・アウト」つまり、自分の内面に基づき、行動を変えることで結果を引き寄せるという考え方を前提に・・・
    1.主体的である
    2.終わりを思い描くことから始める
    3.最優先事項を優先する
    4.Win-Winを考える
    5.まず理解に徹し、そして理解される
    6.シナジーを創り出す
    7.刃を研ぐ
    ・・・という7つです。
    1〜3と7は、個人としての習慣、4〜6は、人間関係の習慣です。

    基本的に言えることは、枝葉のテクニックに依存するのではなく、幹であり根である「人格」を磨くべきとの主張です。
    この現代社会において、一見古臭いように思われている言葉ですが、本書を含む多くの良書で触れられています。

    「私的成功があって公的成功がある」
    「自分の性格や行動は、選択の積み重ねの結果」
    「影響力が及ばないことに悩むのは無意味」
    「ミッションステートメントを持つ」
    「時間を管理することが、成長を妨げる」
    「勝者がいれば敗者がいる、は間違い」
    「信頼口座の残高を増やす」
    「共感による傾聴(自分を当て嵌めない)」
    「シナジーの本質は、違いを尊重すること」
    「自分の器を育てる」
    など、今後の人生に役立てられる素晴らしい言葉に出会えました。

    限られた時間で、ノウハウを習得するためには、コミック版での読書も良い方法と思えた一冊です。

  • 本当の成功とは何か?を追求した7つの習慣を漫画を交えて面白く紹介。「歩むのは一日一歩でいいのだ。」一日のうちわずか一時間を自分の内面を磨くことに使うだけで私的成功という大きな価値と結果が得られるという。必要なのは「自分のボイス(心の声)を発見すること」人はボイスに気づけば、生きる使命を見出す。才能を生かし、情熱的に、満足しながら、良心に適する誇れる仕事ができるようになる。そう言う人は自然と周囲を巻き込んでいける。まずは自分が変わることから。

  •  以前、別な漫画版「七つの習慣」を読みましたが、改めて
    こちらで読んでみた。

    色々とグサグサ、刺さりました。
    自分の、小ささ、幼さに改めて気が付かされました。

     確かに、「何だ、この人?」と文句ばかり言ってる自分が居て、早速その仕事相手と頻繁にコミュニケーションを取っています。

    この1冊では、七つの習慣を全てまとめていますが、続巻は、別々みたいですね。もっと読んで、自分を変えたいです。

  • ☆イントロダクション☆

    ◎他人の言動を見て、「間違っている」と、つい批判したくなるときがある。だが、本当は相手のほうが正しいのかもしれない。
    人は誰しも、過去の経験値や知識を参照して世界を見ている。
    どんなに、「自分は客観的な人間だ」と信じる人でも「事象を自分が見たいように見ている」という呪縛からは逃れられない。

    ◯「パラダイム」…世の中の物事を見るときに基準となる考えかたのこと。
    人は皆自分のパラダイムを持っていて、それが行動や態度の源にある。
    もし自分が思うような生活を送れていないなら、自分のパラダイムに問題がある。

    ◎他人や組織、環境など自分の外側(アウトサイド)が変わらないと結果も出ないと思うのが「アウトサイド・イン」。
    自分の内面(インサイド)つまり考え・見方・人格・動機が原則に合っているかに気をつけ、行動を変えることで結果を引き寄せようとする意識が大切。この姿勢を「インサイド・アウト」といい、これは7つの習慣の大前提となる。



    ☆第1の習慣☆【主体的である】

    ◎主体的であるとは、「人間として自分の人生に対する責任をとること」。
    自分の人生の主役は自分であり、どんな人生にするかを決めるのは自分以外の誰でもないということ。
    主体的でない人は仕事のミスも、異性にフラれるのも、何でも他人のせいにする。自分の性格や行動まで、親や教師、社会などに責任転嫁する。育ちや家庭環境、過去の体験はおろか、星占いや血液型などまで、物事がうまくいかない理由にする。
    嫌な目にあったとしたら、それを防ぐ何かができたはずなのに、そうしないことを選択した自分に問題があったと考えた方がいい。

    ◯率先力は、周りが動くのを待つのではなく、自らの責任で行動する力。自分の率先力の影響で、相手も変わるようになる。

    ◯主体性の本質は、自分自身や人との約束と約束に対する誠実さである。
    個々の行動に責任を持つ意識が、第1の習慣の礎となる。



    ☆第2の習慣☆【終わりを思い描くことから始める】

    ◯「すべてのものは2度つくられる」。例えば家を建てるときは、
    ・まず頭の中で完成後をイメージして設計図をつくる(知的創造)。
    ・その後、実際に工事が行われる(物的創造)。

    人生も、
    ・人生の方向性をイメージし(知的創造)、
    ・毎日を生きる(物的創造)、
    という2つの創造でつくるもの。
    第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」は、この「知的創造」のこと。

    ◎人生の知的創造とは、【人生の脚本をつくること】。
    自分の生き方は自分で決められるのに、多くの人がそれを忘れ、無意識に他人が決めた脚本通りに生きている。

    ◯知的創造にはリーダーシップが必要。リーダーシップとは目的を考え、そこに達成するために「何をすべきか」を検討して人や自分を導くこと。
    人生の終わり(目的)に向かって自分を導くリーダーシップを発揮することが大切。
    だが、このリーダーシップを忘れて、マネジメント(管理)にこだわる人が多い。
    マネジメントとは、やるべきことをやるために、時間や作業の順序を調整すること。
    マネジメントはリーダーシップがあって初めて意味がある。
    時間調整やタスク管理などは、目的が明確だからこそ必要になってくる行動。
    まず、「目的は何か」を考える習慣をつけることが大切。

    ◯迷った時は、「原則に立ち返って選択する」。
    生活の中心を考え「ブレない自分」を手に入れる。
    自分の人生の目的を見出すにはどうするか。それは自分が大切にしているものは何かをはっきり意識すること。
    もっとも関心が高く、影響力を発揮できることに人生の力点を置くことで、日々の言動にブレがなくなり、人間としての安定性が増す。すると、相手との違いを尊重しつつ、自分らしく振る舞う力を発揮できるようになる。周囲に流されず、人生のゴールに着実に進んでいけるようになる。

    ◎人生のキャッチコピー『ミッション・ステートメント』を持つ
    自分の人生では何が大切で、自分はどうなりたいかを宣言しておく。そうすれば人生の目的を失わず、日々を送ることができる。
    ミッションステートメントは、年月を経て練り上げていくもの。
    定期的に見直すようにしたい。
    ミッションステートメントを家族や組織のために作成するのもいい。話し合ってミッションステートメントを共有しておけば、感情任せの衝突を避け、互いを尊重し合う関係を維持していくことができる。



    ☆第3の習慣☆【最優先事項を優先する】

    ◎ありふれた指摘のようだが、実は多くの人がその意味を誤解している。それは「時間を管理する」という発想にとらわれてしまっているから。
    時間は自分の意志に関係なく刻々と進むもの。
    管理しようとしてもできるわけがない。
    管理すべきなのは、「最優先事項を優先する」という行動の順序。

    ◎「緊急でないが重要なこと」が人生の栄養になる
    行動の順序を考えるには、人間の活動を重要度・緊急度で分類した4領域で整理すればいい。
    緊急度は「すぐに対応を迫られるかどうか」、
    重要度は「人生の目的や価値観にとって重要かどうか」。
    多くの人は、第1領域の活動に時間を割く。緊急で重要だから当然だ。だが、忙しく疲れがたまるので、長続きしない。
    そのため、ムダな第4領域の行動に逃げ込みたくなる。
    人生を充実させるには第2領域に集中することが必要。
    ここには、成長に役立つ活動や、将来第1領域に入ってくる事柄への準備活動が入る。
    第2領域を増やすには、第3・第4領域をへらすのがいい。
    緊急性が高い第3領域を減らすのは難しいが、そんなときは、じぶんが中心に置いた原則を思い出す。そうすれば、迷いなく誠実にノーと言える。


    ◎スケジュールは「役割」と「目標」で考える
    自分の役割を考えれば第2領域が見えてくる。
    システム手帳や予定アプリなど、じかんでスケジュールを管理するツールは世の中にたくさんあるが、行動の順序をマネジメントするためには役立たない。
    スケジュール表の埋め方は、まず自分の役割を書き出すことから始める。
    人間にはいろんな役割がある。父親、職業人、自己管理など。
    次に、役割ごとに一週間の目標を2〜3設定する。目標は、後回しにしがちな第2領域に入るものを極力選ぶ。
    そして、この先の一週間で目標を達成する活動をスケジュールに入れる。
    月間や年間の予定表を確認しながらある事項は来週に回すなど、柔軟な設定をする。
    設定した結果、空白の時間が残っても問題ない。実際に時間が空いても、第2領域の行動に使うようになるから。

    このスケジュール表は、一週間の始まりの朝に必ず確認する。優先事項を優先した生活の意識を高めるため。
    当然、スケジュール通りにいかないことも起こる。
    長引く会議に付き合うか、習い事を休むべきかなどの判断が必要になる。
    時間管理にこだわる人だと予定重視になってしまうが、一週間の目標が明確であればそうはならない。
    自分の役割と目標を改めて思い出すことで、自信を持っていま何を優先するべきかを選択できる。
    その結果、消化できなかった予定がたくさん出てくることもあるが問題ない。時間ではなく、大事なことを優先したマネジメントの結果だから。
    急ぎの用事から対応する人生は、常に時間に振り回されて終わる。
    だが、優先順位に基づいて毎週を計画し、実行する力を育成すれば、自分の人生を生きることができる。



    ☆第4の習慣☆【Win-Winを考える】

    ◯「勝者がいれば、必ず敗者がいる」と考えるのは間違い。
    Lose-Winの考え方ははびこっている。
    これを受け入れる人は、それがWin-Winだと誤解しているから厄介。
    相手に好かれたい思いが強いせいで、自分の不利益に目をつむっている。だが、気持ちを押し隠し続けても不満が募るだけ。
    自分もWinを得なければ、幸せにはなれない。

    ◯Win-Winの話を聞くと、「それは理想の話」と一蹴する人がいる。こういう人の心は「欠乏マインド」に支配されている。そういう人は、人の成功を「おめでとう」と称えながら、内心では嫉妬する。「幸せの量は決まっていて、誰かが一切れとると、自分が損をする」という発想があるから。

    もし、自分にそんな欠乏マインドがあるとかんじたら、今日から「豊かさマインド」に切り替える必要がある。これは、
    「すべての人が満足することは可能だ」という発想。
    幸せの量は一定ではなく、新しく作り出していけるという発想。

    Win-Winに至るプロセスも重要。
    ①相手を理解し、
    ②解決すべき過大を明確にする。
    ③確保すべき結果を明確にし、
    ④結果を達成するための選択肢を出す。
    という4つのステップ。

    ◯人間関係を充実させる「信頼口座」の残高を増やす方法
    ①相手の価値観や重視していることをほんとうに理解しようとすること
    ②小さな思いやりや礼儀を大切にすること
    ③約束を守ること
    ④お互いに期待することを明確にし、誤解を生まないようにすること
    ⑤誠実さを言動で示すこと
    ⑥あやまちは心から謝ること
    どれも良好な人間関係を築くには当たり前なこと。



    ☆第5の習慣☆【まず理解に徹し、そして理解される】

    ◎自分の言いたい気持ちが先走り、相手のことを理解しようという姿勢が足りない人が多い。
    「わかってくれない相手が悪い」と責める前に、自分自身を振り返る必要がある。相手も同じことを思っているかもしれない。

    ◎Win-Winのために"聴く"
    Win-Winの関係を築くには、話の聞き方の段階のうち、最高レベルのスキルが必要になる。
    それは、「共感による傾聴」というスキル。
    共感による傾聴とは、相手の目線で話を聞き、心の底から相手を理解しようとすること。相手が「何を言ったか」ではなく、「どう感じたか」に耳を傾ける。
    共感による傾聴は、時間がかかると感じる人も多い。だが、心の声を聴くために使った時間は、信頼という大きなメリットをもたらす。
    人の話に耳を傾けるときは、「話したい」という欲望をできるだけ自制することが大切。

    ◎「自分の場合」に当てはめて聞くことをやめる
    第5の習慣のためには大きなパラダイムシフト(価値観の転換)が必要。それは、「自叙伝的反応」から「心の底から理解しようという聞き方」への転換。
    自叙伝的反応とは、人の話を自分の経験で解釈したり、評価しようとする聞き方。自分の人生の物語(自叙伝)を参照しながら、人の話を聞いてしまう態度のこと。
    自叙伝的反応で聞く人は、人が悩みを打ち明けると、つい「私もそうだったから、君もこうしなよ」と自分語りを始めてアドバイスをする。これだと、「相手の相談に乗ってあげた」と自分は満足できるが、肝心の相手は「私の話を聞いてくれた」と感じない。「私のいまの気持ちを分かち合ってくれた」とはとても思えないから。

    ◯共感による傾聴で相手の心を開く
    ① 話の中身(キーワード)を繰り返す。これにより、
    相手の話を注意して聞くようになる。
    ② 話の内容を自分の言葉に置き換えて言い直す。これにより、
    話の内容を考えながら聞くようになる。
    ③「つらいね」「楽しいね」など相手の感情を自分の言葉で置き換えるあいづちを打つ。これにより、
    相手の言葉よりも相手の感情に注意して聞くようになる。
    ④ ②,③を同時に行う。この段階で初めて相手は心を開き、信頼感が生まれる。

    こうしたスキルを使った傾聴は、「相手を理解したい」という誠意があってこそ意味がある。

    ◯理論武装して相手を説得しようとしても意味がない。"論破"はできるかもしれないが、相手の心はより頑なになり、お互いのメリットになるような行動を促すことは難しい。
    結局、自分をりかいしてもらうために必要なのは、いかに普段から相手を尊重し相手に寄り添っているか、いかに相手の目線で世界を見ようとしているかに尽きる。


    ☆第6の習慣☆【シナジーを創り出す】

    シナジーとは、個別のものを合わせて個々の和より大きな成果を得ること。
    お互いに納得できる「第3の案」は必ずある。

    ◎そもそも人は、違うけいけんをし、違う人生を生きているのだから、考え方や見方は違って当たり前。人との違いは率直に認め、自分の弱点を相手にあえて見せるくらいの方がいい。自分の考え方や能力の限界を認め、相手の長所から学ぶ。こんなふうに相手との「違い」を尊重することが大切。

    ◯シナジー的コミュニケーションでは「第3の案」が生まれる。
    妥協は、相手の無神経さ、愛情のなさを認めたことになり、後の争いの種になる。たとえどんなに相手と衝突することになっても、自分は自分の原則を守る。



    ☆第7の習慣☆【刀を研ぐ】

    ◯体調(肉体)、観点(精神)、自律性(知性)、つながり(社会・情緒)の4つの側面でバランスやく刀を研ぐ時間をとる習慣。

    ・肉体的側面で刀を研ぐとは、運動によって身体をメンテナンスすること。持久力、柔軟性と強さという3つを意識する。健康な体なら、第1の習慣「主体的である」も続けやすい。

    ・精神的側面で刀を研ぐとは、自らの価値観を深く見つめること。第2の習慣で行う自分への反省と関係している。読書や音楽鑑賞、自然の中に身を置くことなどで、自分の心と向き合うようにする。

    ・知的側面で刀を研ぐとは、情報収集力や選択力を磨くこと。第3の習慣に基づき、自分の目的や価値観に合った番組優れた本を読むようにする。自分の考えや経験を日記に書くのもいい。

    ・社会・情緒的側面で刀を研ぐとは、人間関係においても自分の価値観に忠実に振る舞うこと。仕事やボランティアによる社会貢献などの活動で、公的成功を目指す第4、第5、第6の習慣のために必要なこと。

    ◯7つの習慣がもたらすのは、「4つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)のリニューアル」。
    自分自身



    ☆第8の習慣☆【内面の声(ボイス)を発見する】

    人が人の偉大さを認めるのは、情熱あふれる行動や、大きな貢献を見たとき。その言動を引き出すのが第8の習慣。
    人を動かす存在感、魅力、カリスマ性を見に纏うための習慣といってもいい。
    必要なのは「自分のボイス(心の声)を発見すること」。
    人はボイスに気づけば生きる使命を見出す。才能を活かし、情熱的に、満足しながら、良心ににも適う誇れる仕事ができるようになる。そういう人は、自然と周囲を巻き込んでいく。
    ボイスを見つける3つの力は誰もが持っている。
    ①「選択する自由と能力」とは、自分で自由に行動を選択する力。
    ②「原則」(自然の法則)とは、誠実さ、公正さ、敬意など、普遍・不変的に価値のある人間関係のルールのこと。社会的、普遍・不変的なベールで覆って本質を直視するのを避けたりせず、自然に従うことが大切。
    ③「生まれつき人が持っているインテリジェンス」とは、
    ⑴頭を正しく使う能力「知的インテリジェンス」
    ⑵身体を健全に使う能力「肉体的インテリジェンス」
    ⑶ビジョンを抱き幸せを追求する能力「精神的インテリジェンス」
    ⑷バランスのとれたコミュニケーション能力「社会・情緒的インテリジェンス」
    この力を適切に用いることで、「自分とは何者か」が心の内から聞こえてくる。

  • どこの本屋さんでも平積みされていて、気になっていました。登場人物がみんな結局はいい人ばかりで、読みやすさもあり、自分のまわりもそうなんだろうと思いました。

    よくうまくいかないことを周りや相手のせいにしてしまいがちだったけど、責任は自分にあるということを改めて感じさせられた。

    意識を変えて、行動を変えて、それを習慣にする。それが豊かな人生への第一歩。

  • 第0章 インサイド・アウト

    人は、物事を自分の見たいようにみている

    自分は正しい、相手が間違っているというパラダイムを持ち続けていたら、何も変わらない。他人や組織、環境など
    自分の外側が変わらないと結果もでないと思うのが、「アウトサイド・イン」という考え方だ。そうではなく、自分の内側、つまり考え味方・人格・動機が原則にあっているかに気を付け、行動を変えることで結果を引き寄せようとする意識が大切だ。この姿勢を、インサイド・アウトといい、こーびぃーは7つの習慣の前提として重要視している。

    1章 主体的である

    与えられた環境で、どう振舞うかでしか、人間は前に進むことはできない。どんな些細なことでも、自分で選ぶことを意識する。

    自分の人生の主役は、自分

    主体的な言い方をするようにしよう。「私は別のやり方を探してみよう」「私は気持ちをおさえる」「私は~だと思う」「私は~だと選択する」などと、主語を自分にして状況を考えるのだ。すると、状況に対して自分が行動を起こすということを意識するようになる。そこにはやがて、責任感が生まれ、主体的な行動が生まれてくる。

    第2章 終わりを思い描くことから始める。

    迷ったときは、原則に立ち返って選択する

    生活の中心を考え、ブレない自分を手に入れる

    多くの人が中心に置くものを固定できずにバランスを取りながら生活しようとしてしまう。そういう状態のままでは、人生に一貫性を欠いてしまう。中心におくべきなのは原則だという。公正さ、誠実、勇気等の原則は、不変的で価値の失うことはない。あなたの生きる価値観はなにか、ものではなく、最も大切にしたい価値観を、生活の中心におこう。

    自分の人生では何が大切で、自分はどうなりたいかを宣言しておくのだ。

    大切にしたい価値観、中心におきたい原則について考えてみよう。正義、公正、誠実、貢献様々なキーワードが思い浮かぶだろう。そんな価値観で行動する自分を想像すれが、「自分がどうありたいか」が言葉にしやすくなる。次に、その言葉を書き出してみよう。最初は一言でもいい。さらに、夫・妻・子ども・父親・上司・部下・など、自分の役割を書き出し、それぞれの役割での、ありたい自分をかきだす。そうすれば、どんな場面でも、一貫した行動をする自分のイメージは強くなっていくはずだ。

    第3章 最優先事項を優先する

    今はこれが大事だからこっちを優先させるって自分で判断して選択したなら、それは予定が狂ったわけではない。

    緊急で重要なことに時間を割く事は当然だ。だが、忙しく疲れもたまるので長続きしない。そのため、重要でも緊急でもないことに逃げたくなる。人生を充実させるには、緊急ではないが重要なことにより集中することが必要だという。ここでは生活に役立つ活動や、将来、重要で緊急な事柄への準備活動が入る。それを増やすには、重要でないが緊急なこと、重要でも緊急でもないことを減らすのがいい。重要ではないが、緊急なことを減らすのは難しいが、そんな時は自分の中心においた原則に沿った行動をするが良い。

    緊急ではないが、重要なこと
    人間関係作り
    仕事や勉強の準備や計画
    健康維持・自己啓発

    第4章 Win-Winを考える

    双方にメリットのある道が、真の正解
    Lose-Winの考え方もはびこっている。これを受け入れる人は、それがWin-Winと勘違いしている。相手に好かれたい思いが強いせいで、自分の不利益に目をつむっている。だが、気持ちを押し隠し続けても不満がつのるだけ、自分もWinをえなければ幸せになれない。

    Win-Winを成立させるために必要な資源は2つ。自分のWinを求めて相手に対して誠実に気持ちを伝える「勇気」と、相手にWinを与える思いやりだ。

    第5章 まず理解に徹し、そして理解される。

    話を聞くことの難しさの1つには、相手に対して無意識に上下関係を作ってしまうところにある。特に子供には、気づかずにそうしてしまうことが多い。

    相手を理解しない人は、理解してもらえない。

    自叙伝的反応から心のそこから理解しようとする聞き方への転換

    自叙伝的反応とは、人の話を自分の経験で解釈したり、評価しようとする聞き方。これだと、自分は相談に乗ってあげたと満足するが、相手は私の話を聞いてくれたと感じない。

    相手の目線で世界を見る4つのステップ
    ①話の中身(キーワード)を繰り返す。
    ②話の内容を自分の言葉に置き換える
    ③「つらいね」「楽しいね」等相手の感情を言葉で置き 換える相槌をうつ。
    ④②と③同時に行う。

    人はあの人についていこうと思うとき、その人が「どう言った」かではなく、「どういう人物か」で決めている

    第6章 シナジーをつくりだす

    シナジーとは個別のものを合わせて、個々の和より大きな成果を得ること。

    妥協は危険。相手の無神経さ、愛情のなさを認めること
    後に、争いの種となる。たとえ、どんな相手と衝突することになっても、自分は自分の原則を守る。自分の人生をどう生きるかは、自分の責任。どんな相手に対しても違いを尊重して、シナジーをつくりだせる、そう信じて根気よく人と接することが、大きな成果を生み出す方法

    第7章 刃を研ぐ

    素晴らしい1りの人間になることこそが、人生の一番の成功 日々自分が中から変わる用意があるか、それが大切

    肉体・精神・知性・社会性 4つの側面をバランスよく刃を研ぐ時間をつくる

    第8の習慣

    人が人の偉大さを認めるのは、情熱あふれる行動や、偉大な貢献を見たとき

  • 私の勤務している教育機関で、授業の1コマとしてアレンジして取り入れている「7つの習慣」。
    恥ずかしながら、約3年勤務していながら、その内容は全く分かっていなかった。何度か原書にトライしてみようと思いながらも、結局断念してきた。なので帰路のセブンイレブンでこちらを目にして、即購入。

    まんが、という点から少々子ども向けかと思いきや、恐らく私のように原書にトライしたくても出来なかった困ったちゃんのためにつくられたような、すっと入ってくる本でした。
    ありがとう、この本を企画してくれた人。

    で、読んでの感想はというと…
    「この教育機関で働いていて、この組織で働いていてよかった」

    読んでいると、ワードは違えど、これまでこの組織に入ってから言われ続けてきたことばかり。しかも、私はその言われ続けてきたこれらの内容に惹かれて、働き続けてきた。改めてこの組織、そして育ててくれた上司や先輩に感謝したい。そう素直に思いました。
    そして、これらの内容を生徒に伝わるように噛み砕いて授業をしている、うちの先生たち。誇らしいと思いました。そしてそれを受ける生徒。きっと君たちは気が付かないうちに、これらの思考が他の人よりもついているはず。胸を張って卒業して活躍してほしい。

    内輪ネタばかりになってしまいましたが、オススメしたい本です。

    ただ、これを素直に受け取れるかどうかは、その人のその時に置かれている心情によると思うので、勧める際には注意したいと思う。

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