木曜日にはココアを (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 1962
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800297129

感想・レビュー・書評

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  • 青山美智子さんの作品は初めて読みました。
    読後に幸せな気持ちになる作品は大好きです。
    連作短編で、人と人が繋がっていったり、主人公によって見え方が変わっていく感じも好き。
    また他の作品も読んでみようと思います。

  • 12の短編が少しづつ繋がっていて、それぞれのテーマカラーがらあり、優しくほっこりと、一気に読んでしまいました。相関図を書きたくなる。さすが青山先生。久しぶりにココアを飲みたくなりました。
    私的には各話が短すぎてサラッと流れてしまって、少し物足りない感じがしました。

    • マメムさん
      初コメです。
      青山美智子さんの連作短編集は本当に色んなカラーがあって、書影含めて癒やされますよね♪
      似たような印象を受ける瀬尾まいこさんも私...
      初コメです。
      青山美智子さんの連作短編集は本当に色んなカラーがあって、書影含めて癒やされますよね♪
      似たような印象を受ける瀬尾まいこさんも私は好きなので単行本は『私たちの世代は』で、文庫本は『そして、バトンは渡された』をオススメします^_^
      2024/04/17
    • 蒼さん
      コメント有難うございます。
      そうなんです、ホントに癒されます。推理小説も好きでよく読みますが、あまり殺人事件が続くと青山先生の本が読みたくな...
      コメント有難うございます。
      そうなんです、ホントに癒されます。推理小説も好きでよく読みますが、あまり殺人事件が続くと青山先生の本が読みたくなります。読後感の良い本が好みです。
      オススメ有難うございます。「私たちの世代は」気になります。今度読んでみます!
      2024/04/19
  • 出会った一人ひとりに一つずつストーリーがあって、当たり前だけど嬉しいこと楽しいこともあれば悲しいこと辛いこともある。そんな人生をそれぞれ持っていて同じものは一つもないから人って面白いなと思う。感じることもみんなバラバラ。やっぱり青山さんの本は自分の生き方や居場所を認めてくれるような本ばかり。
    元気でないなぁって時も今はそれでいいや、きっとそれも自分の人生に必要なことできっとここぞという時が来るって本当に思えてくる。
    最初と最後がぐるっと円を描いたのち繋がったのが素敵!

  • ほんわか温かく優しい12編の短編集。温かい気持ちになれる本でした。
    1作目でチラッとでた登場人物が次の作品の主役になっていたりして、登場人物がどんどん繋がっていくので、一気読みがおすすめです。
    「きまじめな卵焼き」では、キャリアウーマンのママさんが、普段主夫をしてくれている旦那さんの不在で、お弁当の卵焼き作りに奮闘するのですが、苦手なことだから上手くいかなくて泣きそうになってるのが、すごく共感できました。
    1作目と12作目、どっちもココアさんと名付けてるところ、微笑ましかったです。

  • 久しぶりの星5満点です。

    評価として5つ付けているものはありますが、
    星4.5ぐらいて.5がないためのおまけが大半

    マスターの存在や
    主人公の絶妙なバトンタッチ

    そして、表題作の伏線回収

    今更ですが、お薦めです♪

  • 登場人物が多くて、少々混乱。
    さらりと読める分、お話がぐんぐんと進んでしまい、読み終わった後にせかせかとした気持ちが残ってしまった…。

    一話ずつゆっくり時間をかけて読むといいのかも。

  • 優しい本。
    青山美智子さんの本は優しい。

    寒くて芯まで冷えた体を温かいお風呂に入れた時のように、じわーっと暖まる。

    どの章も穏やかで、劇的な展開はないのだけれど、ゆるりと人と人が繋がっていて、どれも大事にしたいと思える。

    特に好きなのは
    6半世紀ロマンスと、8ラルフさんの一番良き日。

  • 少しずつ繋がっていくのが楽しく読める作品だった。
    私は、「半世紀ロマンス」が一番好きだった。
    「本当の優しさって、」という台詞が自分の中の霧を晴らしてくれるような気持ちになった。

  • 一話一話、心が温まりました。また、涙するストーリーもあり、こんなにも言葉が温かくて、想像力を掻き立てる本は久々だと思いました。どのストーリーも少しずつ関連を持たせてあり、読んでいて楽しかったです。何度も読みたい本です。

  • 知らないうちに誰かと繋がり誰かを助けている。
    人生って確かにそうですね。巡り巡って…。
    心あたたまる素敵なお話しでした。

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著者プロフィール

1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』(U-ku氏との共著)『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。

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