- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806135494
感想・レビュー・書評
-
パパッと図解して説明出来ると、モノスゴク頭が良さそうに見えます。そうなりたい方にうってつけの本です。
図解思考=フレームワーク+習慣化という内容で、非常に具体的かつ実践的(例題もあります)。特にフレームワークの判断基準としての「6つの分解軸口」は勉強になりました。私は絵が上手ではないので(汗)、簡略図のサンプルもありがたいです。
但し、なんでもかんでも図解可能という印象を与えがちですが、物事には図解に適さないものもあるのも事実。また話の全体像と本質を理解しないと図解化は無理。そこらへんにも触れて欲しかったなと思います。
あと図解化に捉われすぎるとメモし忘れるのでご注意を(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンサルティングで一番難しいのは、「お客様の真の問題を明らかにすること」だと思っています。
あなたの組織やプロセスはこうなっていて、ここが問題なんですと示し、理解してもらえればその後の展開が非常に楽になります。
そのために、初回はヒアリングをして、それをホワイトボードに図示してまとめるのですが、これがなかなか難しいのです。そんなテクニックが少しでも上がればいいなぁと思って読みました。
★★★
本書の特徴は具体的で分かりやすいことです。例も豊富ですしよく使うフレームワークも一通り抑えてあります。
初めに図解の基本が示されます。多くの事は当たり前にやっていることですが、例えば、 図の中の点線の意味について、
これまで四角形を結ぶ直線あるいは曲線は実線でした。しかし、点線になるとその意味はどうなるのでしょうか? 点線が示すコンセプトは「今は存在しない」ということです。
今は存在しないが、近い将来に存在するかもしれない「未来の予定」、あるいは今は存在しないが、以前は存在した「過去の履歴」を示すのが点線となります。つまり、2者間の仮の関係を表すわけです。
といったように、あらためて言葉で明確に定義され、その後、例が載っているので非常に分かりやすい構成になっています。
★★★
フレームワークに対しても、まず、基本の6パターンすなわち、
1. 要素を「レベル別に分類」し、「階層状」に示すツリー型
2. 要素を「異なる2軸の組み合わせで示す」マトリックス型
3. 要素の「時間的な流れ」を示すフロー型
4. 要素の「相互依存関係」を示すサテライト型
5. 要素の「循環的な流れ」を示すサイクル型
6. 要素の「数量の変化」を示すグラフ型
を代表的なフレームワーク(例えば、マトリックス型ならSWOT分析とか、フロー型ならTOC理論とか)とともに解説しその後、応用演習問題がついているという丁寧さです。
5W2Hと上記フレームワークとの関係性(上から、Why? Where? When? Who? How? How much?)と対応づけていたのもなるほどなと思いました。
★★★
理解しやすいプレゼン資料作成にも役に立つと思います。おすすめです。 -
これは久しぶりの名著。キーワードは「図解」だが、それは単純に説明の技術ではない。議論、記録、プレゼンなど思考の技術なのである。そのための実際的でかつ簡単な方法を説明している。これは今年1番のお薦めになるかもしれない。
-
思考という意味では役立ちそうだけれども、実際、仕事に反映できるかというと難しい。
-
これを使いこなせれば(図にすることで)、情報の整理が楽になると思います。その考え方や基礎が書いてあります。
-
著者の説く「図解思考」の利点
・全体像がシンプルに掴める
・シナリオの流れが分かる
・後からプレゼンシートにしやすい
・左脳と右脳の同時活用
・フレームワークの活用でモレ・ヌケ・矛盾に気づける
分解した要素と時間軸を5W2Hの確認軸で確認する。
最後の『自分のために「ビッグピクチャー」を描こう!』『成功のヒマワリ』は目から鱗。自分の成功のシナリオを「図解思考」するのは確かにいいアイディア。
とりあえずフリクションボール、買ってこよう。 -
自分の考えやあらゆる事象を図解に表現する方法が書かれた本です☆
今、業務でタイムリーで必要なスキルなので読んでみますた。
色んな図解パターンを紹介しており、色んなビジネスシーンでの活用方法が書かれています。
ただ、普段の生活・業務の中でどのように活用できるかは少しイメージしにくいのが少し残念。。。 -
図解思考のフレームワークがわかる。
6つのフレームワークとその使用例は是非是非おぼえておこう。 -
今、気になっているキーワードのひとつが、「Visual Thinker」です。
人間は感覚の中で、主に頼る部分が、それぞれ異なっているようです。でも、だいたいほとんどの人が、視覚に頼っているそうで、続いて、聴覚だそうです。プレゼンテーションを設計する時も、これを大きく利用します。
でも間違っても視覚に訴えるといって、小さい字で、延々と文字を並べるようなプレゼンテーションを作っても、何も印象に残らなければ、聞いている人の時間の無駄です。加えて、「質問はありませんか?」と観衆に問いて、何も質問がないことにホッと胸をなでおろそうものなら最悪です。誰も何もメッセージを受け取っていない証拠です。
本書で語られる、伝えたいメッセージや内容を、視覚に変換できる能力があるとないとでは、伝える力に大きく差がでます。ほとんどの人が、感覚の中で視覚に頼っている部分が多いからです。この本は、その能力をどうやって鍛えてくれるかを、教えてくれます。
そして、本書のさらにスゴイところは、普段のメモ取りに、この図解を使っていこうという提案です。つまり、文字だらけのつまらない議事録は2度と取るなということなんでしょう。実践してみると思わぬ効用に気づきます。人の話を聞きながら、分析して、図に変換しようとするので、ものすごい集中力を要求されます。故に、人の話をいままで以上にクリアに理解することができます。
私?
はい、美術はいつも「2」でした・・だって、2次元の紙の上で3Dを表現するって、そもそも無理っぽくないですかね?? -
頭がよくなる。という触れ込みだが、
本書のキモは、箇条書きで文字を羅列するよりも、
絵付きで書くと人に説明しやすいよ、理解が深まるよ。
という内容。文章自体はさらさら読めるが、
どちらかというと、この本を読みながら絵を描いてみた方が良いと思う。
筆者は最初は拙い絵でいいので、練習が肝要と言っている。
プレゼンなどでどんな絵を描こうか?と思った人には即効性のある本の様に思う。