もっと知りたい世紀末ウィーンの美術 クリムト、シーレらが活躍した黄金と退廃の帝都 (アート・ビギナーズ・コレクション)
- 東京美術 (2009年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784808708665
感想・レビュー・書評
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クリムト、シーレ ウィーン世紀末展・サントリーミュージアム 09.12.21
クリムトが見れるなんて・・・!驚きで、見に行ったけど、
クリムト少なかった~。20世紀初頭のウィーンの流れを汲んだ美術展になっていたから、
シンボル的な作品は見れたけど・・・接吻とかもっと濃厚な作品、見たいです。
それはウィーン美術館あたり行かないと見れないか・・・。
でもでも!金の装飾、見れただけでも感動~!!笑 それから、アールヌーボー、アールデコの流れが見れたのも(本物で感じれて♪)幸せ。。。あぁ、この時代の作品、物に触れれることって私にとって栄養なんだわ、と再確認。弟の宝石商の半楕円形の作品、美しい女の横顔。美しい衣裳と指先。あの模様の洗練さ・・・
エゴン・シーレの作品も興味深かったなー。アプローチは違うけど、クリムトの絵に似てるし、どこか根底に同じ感性を感じたり。エゴンシーレはどこか破滅的な匂いがするけど。そこにあるロマンや叙情性が物悲しくなったりする。あぁ、でも、やっぱり、クリムト好きだわ♪分かりやすいから?女の強さやしなやかさ、欲望とエゴなんかをつかんでるような。
他にも面白い画家がたくさんいたのね。オットーワーグナーの細かさ!!本当驚き。卒倒しそうだったw あんなの、絶対私書けない。尊敬してしまう。オスカー・ココシュカの色合い・・・あぁ、竹久夢二を思い出す。アールデコに通ずる幾何学絵。淡い色合い、おしゃれ☆ペーター・アルテンベルクの自画像も良かったな。こんなおじいさんいたら、不気味だけどほんわかしてしまう。カフェに入り浸って交友してたって・・・そんな時代いいな。
自然主義は、私は風景画というものがあんまり興味なくて、ふーんという感じだった。ウィーン工房は高値で富裕層をマーケットにして庶民に浸透しなかったというけれど、こんな会社があれば高くても買うなぁ。たくさんの画家が集まり、芸術と表現と切磋琢磨しあった時代。この時代がもっとも素晴らしい時代だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示