ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822242633

感想・レビュー・書評

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  • ・最初にバスに乗せる人を選び、次に目的地をきめる
    ・経済的原動力になるもの、世界一になれるもの、情熱を捧げれるもののスイートスポットを見つける

  • 第五水準のリーダーにはなるほどと思う点が多いです。
    第4水準のリーダーは確かに会社を飛躍的によくしますが、そのカリスマ的リーダーが去った後その会社は恐ろしいほど急降下します。圧倒的なパフォーマンスを示すリーダーは知らず知らずのうちに自分の取り巻きを弱くしてしまっています。考える能力がなく決断のできない人を集めてしまうのです。
    第五水準のリーダーは恐ろしく謙虚で控えめです。しかし、本質的なものからはぶれない強固な意志をもっているのです。

  • 読売新聞の書評で、「ビジョナリーカンパニー2では、組織が人を育てることの重要性について説き、それに涙し・・・」というような文章があったので、興味をもって読みました。
    読んだ当時はバンカメとファニーメイの比較は後付では・・・?と思いましたが、リーマンショック後の動向を見ていると、どのような“ビジョン”が超長期的に正しいのか分からなくなります。。
    1は読んでいませんが、原題は1、2という順序付けはないので、こちらから読んでもまったく問題はないです。

  • 書かれている分析やデータをそのまま活用できるかはわからないし、実はそこが本質ではない。企業活動という不確かなものを本理的に説明しようとした事が画期的。

  • ビジョナリーカンパニーのエピソード0的な本。本質的に正しいような気がするけど実現は相当難しい。何度か読み返すとその時その時で刺さる部分ありそう、今回は「最後には勝つと信じ続けること、ただしそれは楽観主義ではいけない」というとこ

  • 物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
    東大OPACには登録されていません。

    貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
    返却:物性研図書室へ返却してください

  • 有名な本なので昔から存在は知ってましたが、分厚さや、タイトルがピンと来ず、何となく敬遠してました。

    感想。
    読んでよかったです。どうやったら偉大な企業になれるのか、偉大な企業の分析結果から語られている本。

    備忘録。
    ・第五水準のリーダーシップ。飛躍を指導した企業は、万事に控えめで、物静かで、内気で、恥ずかしがり屋ですらある。謙虚さと職業人としての意志の強さを併せ持つのが特徴。

    ・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。

    ・厳しい現実を直視する。だが勝利への確信を失わない。

    ・針鼠の概念。極めて単純な戦略で、中核事業やコアコンピタンスはなく世界一になれる分野に取り組む。戦略ではなく、分野がどこか。

    ・弾み車。偉大な企業への飛躍は、劇的なイベントによってなされるものではない。一瞬の幸運や、奇跡の瞬間もない。巨大で重い弾み車を一つの方向に回し続ける取り組みに似た行動が必要。

    (以上が結論。読み終わってから、本書の冒頭部分の要約を読むとスッキリする。以下はキラーフレーズの備忘録)

    ・全ての答えは「リーダーシップ」という短慮を打破するのが本書。

    ・偉大な企業の経営者は、その要因を「幸運」という。謙虚なのだ。

    ・偉大な企業の経営者は、「まず目的地を決めて、次に共に旅をする人を決める」という手段を取らない。まずバスに乗せる人を決める。素晴らしい人をバスに乗せれば、行く先も変えられる。

    ・大事なのは、適切な人をバスに乗せることと、不適格な人はバスから降ろすこと。ここの厳格さが必要。

    ・一人の天才が最初に目的地=ビジョンを決めて、その後に実現に必要な人を選ぶのは、第四水準の経営者。偉大な企業にはならない(良い企業にはなるのだろう)。

    ・採用においては、疑問があれば採用せず、人材を探し続ける姿勢が有効。

    ・座らせている席が悪いのか、座っている席が悪いのか、その判断には時間がかかる場合がある。それでも飛躍した企業の経営者は速やかに何かしらの行動している。

    ・答えではなく質問によって指導する。

    ・危機において、乗り越えるのではなく、その機会に更に飛躍することを考える。

    ・偉大な企業は、新興技術に慌てない。よく考えて対処する。

    ・規律の「文化」に頼る。

    ・偉大な企業への飛躍に、魔法の瞬間などない。一撃突破などない。

    ・ビジョンや計画を示した後、皆が確認できる実績で方向の正しさを示す。

  • 第5水準のリーダーシップ、誰をバスに乗せるか、針鼠の概念など、経営の名著であるが故に多くの気づきと学びがあるが、中でも最も印象深いのは、誰をバスから降ろすかという考え方だった。残酷なように感じるが、これが結局はお互いのためなのだと思う。

    以下、備忘しておきたい一文。
    ・このバスでどこに行くべきかは分からない。しかし、分かっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ。

  • 素晴らしい経営本!

  • 第5水準のリーダーシップ。謙虚であり職人としての意志の強さを持つ。
    最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。とにかく適切な人から選ぶ。不適切な人を適切な人にするのは難しい。
    厳しい現実を直視する。問題から目を逸らしたり、すり替えたりせず、真っ向から取り組む。
    針鼠の概念。世界一になれる部分、情熱をもって取り組めるもの、経済的原動力になるものが重なる部分。たった一つの肝心要の点。
    規律の文化。暴君による規律ではなく、自発的な規律。
    弾み車。継続して行く事全てが原動力。
    これらの法則は教育にも当てはまると感じた。

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著者プロフィール

『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』(Built to Last、ジェリー・ポラスとの共著)をはじめとする世界で1000万部超のロングセラー『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者。米コロラド州ボールダーの研究ラボを拠点に四半世紀以上にわたって偉大な企業を研究、経営者から絶大な支持を集める。2017年にはフォーブス誌の『現代の経営学者100人』にも選出された。著書に『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(Good to Great)、『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』(How the Mighty Fall)、『ビジョナリー・カンパニー4 自分の意思で偉大になる』(Great by Choice、モートン・ハンセンとの共著)。

「2021年 『ビジョナリー・カンパニーZERO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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