- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822242633
感想・レビュー・書評
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1より2の方が役に立つと教えてもらったので読んでみました。結論から言うと、おっしゃる通り一般的には本書、2の方が具体的であり実際のビジネスに活かしやすいでしょう。こっちを読んでから1を読んでも良い気がします。
本書の中でも語られている通り、2では「ビジョナリーカンパニーになるのに必要な要素とは?」という部分に焦点をあてられており、1では「ビジョナリーカンパニーがビジョナリーたる所以は?」という部分に焦点があてられています。
1と2、どちらも読みやすくテンションが上がってくる良書なのですが1を読んだ際は「ふーん」という感触が多かった気がします。BHAGとか基本理念という話をされても、社会人2年目の自分には少しイメージが大きすぎた気がします。
それに比べると本書2はかなり具体的な部分に突っ込まれて書かれており、各論において明日から試してみようと思えるほど新鮮なネタにあふれております。特に針鼠の概念の部分はとても参考になる内容で溢れていた。普通に読むと当たり前のような単純な事に思えるのだが、実際に出来ているかというと甚だ怪しい。1を改めて読み、本書の概念をまたしっかり身につけたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はりねずみや弾み車の法則、バスから降ろす話 等々、たくさんの気づきを得た。
弾み車の法則は引き寄せと同じだな。 -
岩田松雄さん推薦のジム・コリンズさんの本。読むのは初めて。
121214読了。
最初に優秀な人財を集めてから、会社の方針を決め、事業をスタートする。
スティーブ・ジョブズも優秀な人財を集めることを重視していた。
優秀なメンバーが集まれば、自然と無能な者は自ら去って行く。
視点を優秀で大切なメンバーに置くこと。
日本でいちばん大切にしたい会社に通じることがあるなと感じることが何度かありました。 -
上司に進められて読んでみました。'Good To Great'を達成した会社はどこが違うのか、という視点がテーマ。華々しくなく、これといった起点はその時点で感じず、実直に進めていった結果、実を結ぶというのです。本当に偉大とはそういうことかもと感じました。ただし、適切な人をバスに乗せる、こと自体が中小企業には難しいのでしょうが…
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どうせ1巻の焼き直しだろう、と思って読まずにいたのですが、読んでみたら全然違いました。
前作では「GREAT」な企業が「GREAT」であり続けるためにはどうしたら良いか、という主題だったのですが、この巻は「Not So Good」な企業が「GREAT」になるためにはどうしたら良いか、ということを主題にしていました。
アプローチは前作と同じで、成功した企業と成功しなかった企業を複数選定し、両者を比較することによって成功につながる要素を抽出していく、というもの。
「成功に欠かせないのはアイデアよりも適切な人間で構成されたチームである」というような結論には信憑性があり、考え方としてクリアです。
他にも様々な知見が収められていて、参考になりました。 -
読了。
厚さのわりに平易で読みやすく、同じことを何度も何度も強調し刷り込んでくれる。
ちょろっと読めちゃう。
良い企業が偉大な企業になるためには、どうすればいいかを述べたもの。
予想とは反するリーダー像が浮かび上がってくる。
それにもかかわらず先入観を排除し、統計から結果を得ているので
信憑性が高く感じられる。
再読の価値あり。
★目次★
1章 時代を超えた成功法則
―良好は最大の敵
2章 野心は会社のために
-第五水準のリーダーシップ
3章 だれをバスに乗せるか
-最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
4章 最後には必ず勝つ
-厳しい現実を直視する
5章 単純明快な戦略
-針鼠の概念
6章 人でなくシステムを管理する
-規律の文化
7章 新技術に振り回されない
-促進剤としての技術
8章 劇的な転換はゆっくり進む
-弾み車と悪循環
9章 ビジョナリー・カンパニーへの道 -
第五水準の経営者、まず最初にだれをバスに乗せるか、針鼠の考え方、どれも組織を考えるうえで、自分自身の成長と幸福を考える上で大切なことを教えられた。日々、世の中のこと、会社のこと、生活のことに目を向けるときに参考となるのだと思う。
なかなか長い本だったが、評判通りの良い本だった。 -
95年刊のベストセラー「ビジョナリーカンパニー」の著者による、徹底的なデータ分析に裏付けられた超優良企業の条件。「どうすればグッド・カンパニーはグレート・カンパニーになれるのか」という問いを追求する。
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この本には、良い組織を偉大な実績を持続できる組織に飛躍させる方法が載っています。
2となっていますが、順序的には1の前編だと著者が書いています。
・第五水準のリーダーシップ
・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
・厳しい現実を直視する
・針鼠の概念
・規律の文化
・促進剤としての技術
・悪循環ではなく弾み車
解説すべきことはありません。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
私が読んだ感想は、このシリーズは哲学書であり、具体的な方法論は書いてありません。
巷では、魔法のようなテクニックを求めている人がたくさんいますが、成功者のテクニックを真似してもうまくいかないのは、これらの哲学をしっかりと理解し実践できていないからでしょう。
逆に言うと、テクニックは必要ないということになります。
これらの哲学は組織に役立つだけでなく、個人にも役立つと思います。
私は起業したいと思いながらも、そんな能力はないと諦めてきました。
しかし、この本を読んで実は起業に向いている部分がたくさんあるような気がしてきました。
起業には必要なものは特別なスキルやテキニックではなく、目標に向けて地道に努力できる能力、そして私利私欲に走らずに会社のために働く能力などではないかと思います。
もし、いまの仕事が嫌になったら、次は起業も考えてみたいと思います。