- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822248529
感想・レビュー・書評
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コンテンツはリアルコミュニケーションが主流になるということを何年も前から実践し、コンテンツビジネスの結果として未来のカタチを築いたグレイトフルデッド。学べるものは大きい。
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軽い読み物として読了。グレイトフルデッドがいかにデッドヘッズと呼ばれる熱狂的なファンコミュニティを形成し、
ライブによって稼ぐモデルを作りだしたのか、ということが本人自身がデッドヘッズであるという著者によって語られる。
グレイトフルデッドはその全てが後から見ると戦略的でありながら基本は自分たちが音楽を楽しみ、
共に楽しんでくれるファンを大事にするという想いが通底している。
直接リーチし、熱狂的なファンを作り出す仕組みを作るという非常に今日的なソーシャルマーケティングの題材として、
ここまでフィットすることは正直驚きだが、基本的にはマーケティンヅ本でもグレイトフルデッド本でもない。ベストセラーとして売れるのはまぁわからないでもないけど再読する愉しみはないかな。 -
グレイトフル・デッドは音楽を売るのではなく、体験を売る。
これは物凄いイノベーションだ。 -
表面的でつまらなすぎる。理論的な裏付けが欲しかった。それでも原著は学部生卒業論文レベルの取組み意欲という点では、評価できるが、訳者の音楽的な常識のなさにはがっかりした。たぶん「アルマン・ブラザーズ・バンド」とは一般的に「オールマン・ブラザーズ・バンド」とカタカナ表記されるものと同一と思われる。
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マーケティングの本として捉えると、新しいことはほとんど何もないですが、45年も前から、Grateful Deadがとってきていたアプローチの斬新さには、やはり驚きが。 本としては、企画の勝利という感じ。 個人的には、こんなにアメリカン・ロックが好きだったのに、Dead Headsにはならなかった自分がちょっと残念。
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資本主義社会、大量生産・大量消費時代の悪い面に対するひとつの答えを提示していると思いました。個人的には、グレートフルデッドのやり方もさることながら、ベンチャーキャピタルの抱える問題点を現代の状況に合わせてうまく解決しているYコンビネーターの話が一番印象に残りました。
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アナログな時代に行われていた、ネット時代的マーケティング手法の原型の数々。それは、純粋に楽しんで欲しいという、バンドのマインドの現れなのかもしれない。グレイト、グレイトフル・デッド。
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読める下地がようやくできた気がするので読んでみた。
幾分かグレイトフルデッドに強引に結びつけてるきらいはあるけど、他の本で取り上げられてるような、マーケティングのエッセンス的なものはちゃんと説明してくれている気がする。
多分読みやすさを重視して具体例や議論はあっさり目にしてあるっぽいので、むしろこの本をスタートにしていろいろ読み進めていくのが良さそうな気も
あと、多分同時期あたりに流行ったっぽいフリーミアムあたりの議論は、何を有料化の基準にするかで、なるほどなぁと思う部分が多かった
とりあえず、著者さん達の他の著作は読んでみたい&グレイトフルデッドはちゃんと聞いてみなきゃ -
40年前にグレイトフル・デッドのマーケティングはNEWでSHAREでOPEN!グレイトフル・デッド流マーケティングはこのインターネット時代にこそ合致する。しかしながら彼らは商売を意識して、ライブ録音の許可、ロゴの改変許可、レコード会社の排除をして来た訳ではない。ただ聞いてくれるファンのために、という信念に基づいていただけなのだ。
マーケティング手法を真似することは出来ても、成果を出すためにはグレイトフル・デッド同様、揺らぎない信念が必要なのだろう。 -
パラシュート兄貴でしかしらなかったけど、けっこう革新的なバンドだったんですね・・・。