- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822248529
感想・レビュー・書評
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新しいマーケティングコンセプトが詰まってます
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肝心の内容は、今日日的には当たり前のそれほど深みのないものとなってしまったが、なによりフェティッシュな造本を楽しむだけでも購入する価値がある本。かさ高、軽量の本文用紙に、バンドへの愛があふれるサイケなレイアウト。祖父江さんの真骨頂だ。
ただ、やっぱりもうちょっと定量的な情報は必要かも……。 -
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文字通り、グレイトフル・デッドの常識外れな運営からマーケティングを学ぼうという一冊。
事例はドットコム企業(アメリカのIT企業)ばかりで参考にならない。
でも、グレイトフル・デッドが時代を先取りというよりは、あえて常識外れなことをやって、それでも形を変えつつも今もバンドとして継続しているというのが素敵だった。 -
あまりビジネス書は読まないのですが、それでも読んでみると、本書は、非常にユニークなマーケティングの本だなあと思えました。バンドのグレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶんですよ?ともすれば、ちゃらんぽらんにすら思えるちょっとサイケなバンドにです。そんなバンドがビートルズやローリングストーンズよりも儲けてしまったんですって。はじめは、たぶん結果からひも解いて論理づけるとこうなったっていう成功例なのがこのグレイトフル・デッドのやり方なんじゃないのかなと、たまたまうまくいったんじゃないのかなと邪推してしまいましたが、そこのところっていうのは実にどうでもいい問題であって、読み始めるとすぐに、「ああこれは本当のことだ」と気づくような、ベールに隠されていない、露骨ですらある真実の、「仕事の仕方(作法)」っていうものが示されていました。初めの解説に書かれていますが、マーケティングっていうと、小手先の大衆操作みたいな、あまりよくないイメージのものを喚起させられると思うのですが、そうじゃなくて、要するに、ビジネスをしているこちら側のスタンスを変えていこう、こういうふうにしていこう、そうすれば周囲はこう動いてくれるものだっていうような、それも常識から離れていたり、一見、自分たちの損になりそうだったりするのですが、長期的に見てそのほうが自分たちの利益になったり、そしてここが一番大事なように僕には感じられましたが、自分たちの立ち居振る舞いが「自然」なスタンスなんです。無理がないような、ビジネスの関係。だからこそ、魅力と収益力にすぐれているのではないのかな。素人ながらにそんな感想を持ちました。
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伝説のバンドをマーケティングの視点で捉えた本。著者のグレイトフルデッドへの情熱が半端でないことが伝わって来る。
これらの手法を誰もがそのまま鵜呑みにして成功するかは分からない。このバンドが伝説となり得たのは、様々な幸運が重なった面もあり、何より類稀な演奏センス、コンテンツメーカーとしての才能があっからこそ成し得たことだと思う。
しかし、あらゆるマーケティング理論は後付けだということを前提としても、この本にはニヤニヤしながら面白く仕事をする為のヒントが溢れている。 -
★自分の好きなこと(音楽)とファンを何より大切にする。そのために業界の常識にはとらわれない、ということだと思います。
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SHAREやFREEのようなマーケティングをするグレイトフル・デッド。今度CD聞いてみようー
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マーケティングの本だけど、読んでて楽しい本。
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ロックバンド、ヒッピーとかサブカルチャーを通じてマーケティングを語ってるとこが面白ろくて読んだ。
こういうバンドとマーケティングを掛け合わせて本を書こうとした発想自体かっこいい。
もともとデットヘッズな人なら読んでて興奮するんだろうなー
著者のひとりにHubspotのCEO。日本では糸井さんの推薦。
”Lessons from the Grateful Dead”というよりも、演繹的にマーケティングを解いてる感じ。
こういう説明の仕方の方が頭に入りやすい人には、とっても読み味がすっきりする本だと思う。
特に第二章、ファンについての内容。
気前が良くて、何よりも自分達のこと大事にしてくれる人を大事にして、良いと思うことをやって、大義はぶらさない、そんな性格が大事だと。
そうしたら着いてくる人たちも魅力ある人ばっかり。最近法人をひとりの人としてみる考え方を知ったけど、ビジネスでも、人間でも同じことかな。
そして最後のチャプターを書いたことに、著者の魅力を感じる。