OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

制作 : 及川 卓也(解説) 
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822255640

感想・レビュー・書評

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  • よくできたシステムだと思う。若干くどい。

  • 会社でチームのマネジメントをする立場になり、本書では参考になる部分がいくつかあった。


    今の会社では、KPIを用いて半期ごとに個人で目標設定を行い、それに対する評価面談を行っているが、いつの間にか皆が期首に立てた目標を見失っていることが多い。
    日本の多くの会社でも同じような感じかと思う。


    そしてOKRとは「達成すべき目標と達成のための主要な結果」という、一見KPIと似たようなフレームワークだと最初は感じたが、目的やプロセス、目指すべき達成度などが異なることが理解できた。

    OKRの目的は、目標を達成することではなく、チャレンジングな目標に対して会社全体で挑戦していくことで、個人やチームのモチベーションを保持すること。
    KRを自信度50%(頑張れば達成できそうなストレッチした目標)に設定し、四半期後に結果が出なくても評価に関係しない(逆に100%達成してしまうと設定が甘かったことになる)点が、達成度100%を目指し、人事評価にも影響するKPIとは特に異なる点だと思った。

    そして、アイゼンハワーのマトリックス「緊急ではないが、重要なタスク」に時間を割くようにしようというのも出てきたが、目の前のタスクだけではなく、本来達成すべきミッションを常に意識するためにOKRの手法は有効だと感じた。


    また、毎週月曜日にチームで行うチェックイン・ミーティングは取り入れたいと思った。

    4つの枠(OKR自信度、今週の優先事項、今後4週間の予定、健康・健全性)をもとに毎週共有することで、目指すべき目標と現在の状況をチーム全員が把握できるという取り組みである。
    これにより、チームでやるべきことが常に明確になったり、チーム内での風通しが良くなったり、色んなメリットがあると感じた。

    毎週金曜日に各個人の成果を発表し、それをみんなでお酒やお菓子を持ち寄ってお祝いをするウィン・セッション。これも面白い取り組みだと思うが、なかなか普通の企業では難しいと思われる。しかし毎週金曜日の退勤時に状況報告メールを送るという取り組みは実践できそうだ。


    最後に、本書でもしばしば述べられていたが、OKRのフレームワークは仕事だけでなく、個人の生活でもかなり使えると思った。
    年始に張り切って立てた色んな目標がすでに実行できていないので、本書を参考に組み立て直してみようと思う。

  • もし、我々が取締役会で追い出されることになり、次のCEOが入ってきたら、何をすると思う?じゃ、我々がいったんドアを出てから入り直して、自分たちでそうすればいいじゃないか?
    ゴールが人を鼓舞し、上を目指す心をとらえる。ゴールを定義することで、最も価値のある活動にフォーカスする大義名分を従業員に与える

  • 最初に例となるわかりやすいストーリーが記述してあり、どういうものかの理解がしやすかった。OKRのとっかかりを知るには、比較的すぐ読めるし、いい本だと思いました。

  • 四半期で達成できるかできないかくらいの
    ○O:定性目標ひとつ
    ○KR:定量目標みっつ
    欲張ってたくさん立てない
    毎週確認
    KRの自信度は半分くらいのものであるか。上がったり下がったりしていないか。その要因はなにか。
    立てるとき↓
    他部門との整合
    測定可能か(過去は参考になる)
    タスクではなく結果を見る
    ゴールが達成できる方向性にする
    ポジティブにする
    状況報告メール↓
    OKRと自信度
    今週の重要項目の達成
    来週の重要項目
    メモ

  • 会社で使っているOKRをちゃんと運用することを考えて、読んでみました。物語と実用の二部構成。前半は、OKRでスタートアップが成功していく様子がおもしろく、わかりやすかったです。後半であるように「Oはメンバーを鼓舞する」「人事評価と切り離す」というのはできていないと感じました。たしかに、数字よりも組織の成長とモチベーションを高めて、結果的に達成できるようにするべきです。来期のOKRにおいては、フォーカスの意図を込めたメッセージにして定期的に経過を伝えるようにしてみようと思いました。

  • 一章が物語形式でOKRとはなんぞやをキャッチアップしやすい構成になっている。物語を読んでるうちに徐々に情報が入ってくる。続く二章でOKRの手法について体系的に説明される。
    物語読むので、で体系理解まで時間はかかるが総じて読みやすい本だと思う。最後のあとがきにも大変良いことが書いてあるので読むのをオススメする。

  • 春になり読書を再開することとした。
    OKRを学びたくて、まずは一冊読んでみた。
    前半、物語調で読みやすく学べました。もう一冊別の読みます。

  • OKRのストーリーと解説の本
    ストーリ仕立てのビジネス本は海外が主流かな。イメージしやすくて良い。短いけどもとがシンプルなのでしょうがない

    objective:成し遂げたいこと、 key results:できたか判断するための指標
    達成できない理由①ゴールの優先順位がない②ゴールを伝えてない③プランがない④時間を用意しない⑤再挑戦しない
    難しいが不可能ではないKRを作る

    ①今週の優先事項:やるべき仕事を3,4個
    ②今後4週間:周囲に知らせるべき予定
    ③OKR自信度状況:自信度50%からの変化
    ④健康健全性指標:結果達成の間に守りたいもの

  • 具体的な進め方になってくると、
    「あー出来るかなあ」と思ってしまったが、
    考え方としては、とても参考になった。
    前半部分が物語仕立てだったのは、
    良かったようなイマイチのような…

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