ぐるんぱのようちえん

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000832

感想・レビュー・書評

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  • 1人で読んだあと、一緒に読みました。子どもたちのようちえんをひらいたところで「なんでぐるんぱは1人なの?」と質問が。「はたらきにいってこーい!ってほかのぞうに言われたからだよ」と伝えたけど、理解できたかな?しょんぼりしたけど色々もらった場面では、「これからつかうんだよ」と教えてくれました(6歳7ヶ月)

  • ひとりぼっちの象のぐるんぱが、失敗しつつもがんばってお仕事して、幼稚園をひらいて、ひとりぼっちではなくなるお話。
    なかなかシビアな展開の絵本で、ドキドキするのだけど、可愛らしい絵柄と最後の幼稚園の場面で、一気に安心できる絵本。


    3月、3歳~、6分。

  • ぐるんぱ
    がんばれ!ってなる。

  • 主人公はぞうのぐるんぱ。
    いろいろな場所で働いてみるも失敗続き。そんなぐるんぱが出会ったのは…。
    孤独や寂しさが描かれているが、子どもでも怖く悲しく感じすぎないような安心感のある絵本。
    ダイナミックな絵と鮮やかな色合いが印象的。

    【ママ評価】★★★★★
    ぞう好きの息子にピッタリだと思い、購入。
    最初に読んだ時、久しぶりに長めの文の絵本を読んだということもあって、パターンの繰り返しが少しくどく感じた。
    でも子どもにはこの繰り返しが安心感があって良いのかな。
    ストーリーはハッピーエンドなのがまず良い。
    そして寂しさはありつつも、絵の明るさもあってかそこまで暗く悲しく感じないのがすごく良い。
    根底に安心感があるというのか、シュン…という雰囲気で読んでも子どもも嫌がらない。
    最初は失礼ながら「子どもが描いたみたいな絵で、上手いのかさっぱりわからん」と思ったけれど、そんなダイナミックで色鮮やかな絵に安心感があるのかも。
    文も長いと感じたけれど、言葉選びが丁寧で優しいのかもしれない。
    有名なだけあって、絵も内容も印象的で心に残る絵本だった。

    【息子評価】★★★★★
    初めて読んだ時は、母が「これ読もう!これ読もう!」と息子に読ませたくて読んだので、息子は母が読みたい絵本だと思ったみたい。
    「これ読みたいんでしょ?」みたいな感じで、翌日以降やたら絵本を持ってくるように。
    そして息子も割と気に入ったようで最近は毎日のように読みたがる。
    「ううんぱ?(ぐるんぱ?)」とすぐに名前も覚えたし、息子にしてはボリューミーな内容だけど最初から最後までちゃんと聞いている。
    「ちっちゃーい!」と小さいお皿を指したり「いーさん?」と登場人物のぴーさんを指したり、内容を覚えるのが早くてとても楽しそう。
    1ページの文量が多い割には集中力がすごく高い。
    ぞう好きの息子だから好きだろうと思って購入したけど、ぞうだから気に入っているという感じではない。
    絵にも惹きつけられていそうだし、内容もよく聞いているし、言葉もところどころよく覚えている。
    人気で有名な絵本だけあって、やっぱり子どもにとって魅力が溢れる絵本なんだろうな。
    2歳2ヶ月

  • 色々失敗して…でも自分にぴったりのものを見つけられてよかった。

  • 自分は、がんばっても空回りすることが多くあり、挑戦することを諦めら経験が何度もあります。そんな自分と主人公の「ぐるんぱ」は似ているものを感じています。しかし、この絵本の「ぐるんぱ」は決して諦めることはなく、自分の経験から、”みんなを楽しませる”ということをしています。
    そのため、自分もこうなりたいと思える一冊でした。(きのこ)

  • 色鮮やかで可愛くて綺麗な絵本です。
    優しい絵と最後まで読みたくなるストーリーで
    幼い頃、弟と一緒に何度も繰り返し読みました。

    同じ表現を繰り返すことで
    主人公のぐるんぱの気持ちの度合いが
    表現されていたり
    回数が表現されているところが
    いいなぁ、すてきだなぁと思います。

    幼い頃は気付けなかったですが
    大人になって読んでみて改めて
    この可愛らしい絵本の中には
    現状から一歩踏み出すことも
    失敗することも
    失敗してもまた挑戦することも
    何度上手くいかなくても何度も挑戦することも
    またなかなか自分の活躍の場が見つからなくても
    必ずちゃんと自分の輝ける活躍の場がある
    というようなことが
    ぎゅっと詰められていて
    改めて名作だなぁと感じました。

    幼い頃に読むだけでなく
    大人になって
    上手くいかないことが続いていて
    でもまだ頑張りたくて
    そっと背中を押してもらいたい
    そんな時にぜひまた読んでみてほしい
    そんな作品です。

    ひらがなと数字で書かれています。

  • 西内ミナミさんの訃報を聞いて、読み返した。
    わがやの本棚にも当然あり、こどもたちにも何度も読んでやったが、おさないころ大好きだった作品としての思い出がなにより大きい。ひとりで何度もページをめくって物語を味わい、絵をすみずみまで楽しんで、自分もぐるんぱのようちえんに行ってみたいなあと夢見ていた。
    堀内誠一ののびやかでほがらかで楽しい挿絵は言うまでもないが、改めて読んでみると、西内みなみさんのリズミカルな文章もすばらしいと気がつく。いろんな仕事に挑戦して断られまくる繰り返しの段もがっかりする前に盛大におどろかせてくれるし、子だくさんでいそがしすぎるおかあさんはカラッとしてるし、こしらえてきた特大サイズのものが大活躍する段は淡々としているのがいい。

  • 2023.03 1-1
    2023.07 1-3

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著者プロフィール

児童文学者。日本児童文学者協会会員。作品に『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)、『しっこっこ』
(偕成社)、『ペンギンペペコさんだいかつやく』『クーのおるすばん』『The Bean Counting Song まめのかぞえうた』(以上、鈴木出版)など多数。

「2019年 『Shopping Parade』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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