一千一秒の日々

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838715923

感想・レビュー・書評

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  • 公共図書館に勉強に行ったときに
    「あ、島本さんの新しめな本がある~♪」
    と手に取り、読み始めたら面白くて。
    試験前だっていうのに一気に読んでしまいました。
    いつもながらとても読みやすい。
    各話ごとに主人公の変わる連絡短編形式も面白い。
    そしてどの主人公もとても…真面目で、不器用で、愛しい人たちなのです。
    彼らの年齢が自分と近いせいもあり、身近に感じてしまいました。
    ドラマティックな展開はないけれど、
    穏やかな日常の中の暖かい話、って感じ。
    面白かったー。
    島本さんの今まで読んだ本の中では1番好きかも。
    そしてなぜか恋がしたくなりました(笑)

  • 針谷くんの話がすき。他人に対して言うことはすごくまっとうで、それで人を引きつけてるのに、自分に対する評価は低い。もったいないなー。幼なじみとうまくいってほしい。登場人物みんなふわふわふらふらしてる。でもこれくらいがリアルかも。みんな迷うし、劇的な恋ばっかりじゃ疲れるし。

  • 連作短編集。
    加納君の丁寧なしゃべり方がとても好ましいので、こんな風にしゃべりたいな、と思った。
    ちょっと苦しい感じの恋愛小説。

  • 今度は彼女、今度は彼
    すごく彼のことが嫌いだったときに読んだ気がする。
    一人の人のことだけをどれだけ考えられるか
    そんな風なことを頭に思っていたような

  • 最初は長年付き合った恋人との別れの話。
    そこから話の脇役であった人たちの話が短編集がリレー形式でつながっていき、最後は1話目で恋人と別れた主人公が前向きに歩き出すというお話。
    読んでいくうちに意外な人が次の話の短編集になっていたり、「次はだれが話の主人公なんだろう?」と考えたりしながら読めてとても楽しかったです。
    針谷くんが幼馴染の女の子とちゃんと幸せになることができますようにと思いました。

  • ゆっくり、ほっかり。
    全体を通して悪くない作品。
    1番最後のがすごくよかった。

  • 島本理生の小説を読んで心が動くときは、 過去のいくつかの恋愛をしてきて良かったと思う。同時に、当時の自分が本当にほしかったものが、いくらか見えるようになる。叙情的すぎてしばらくぼーっとしてる。

  • 読後さわやかな青春小説。

    ただ、最後の女の子のエピソード…
    やっぱりこういうのを忘れず挟んでおくのが島本さんイズムだなぁと
    にわかファンのわたしはニンマリとしてしまったのでした

  • 読んでいてほっこりした。とびきり幸せ!じゃなくてもいいと思った。

  • 最近お気に入りの島本理生。
    たまたま図書館にあったのを借りて読んでました♪
    やっぱりあたしが知ってる島本理生に比べたらまだまだ余地がありそうで、ちょっと頼りなくて、多分もしかするとリトルバイリトルの方が安心して読めたかもしれませんでした。
    でも、みんな登場人物が大学生、知り合い同士が順繰りに主人公になっていくところ、ゆったりとした話の進行、あと随所に今時の学生要素がチラチラ見えて、これは面白かったです。
    あたしも立教受かって文芸思想行きたかった笑
    あと、今の自分がちょっとゆれていたので、切ない恋の話が辛かったり心においしかったりしました。

    不意に風邪を引いた日にお布団の中でまったり読みたい1冊です。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。

「2022年 『夜はおしまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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