一千一秒の日々

著者 : 島本理生

• マガジンハウス (2005年6月16日発売)

感想・レビュー・書評

[sweetakeさんの感想 · 2007年12月22日]

感覚をそのまま表出できる島本理生の文章は綺麗。いつまでも失わないで欲しい。加齢と知恵に負けるな負けないでね。

[こつさんの感想 · 2007年12月15日]

この人の恋愛小説はすごく好き。

本当にそこらへんにいるような登場人物の中にちょっといないだろう？って感じの人まで出てきて、自分では、仲良くなれないだろう人や友達にいそうな人まで、魅力を感じる。

[chicaさんの感想 · 2007年11月27日]

いつもの淡々とした調子の奥深い文章に心癒されます

[kurotensanさんの感想 · 2007年11月23日]

初島本理生。短編だけど繋がっている。針谷くんの話がよかったな。

[町田マチルダさんの感想 · 2007年10月29日]

この種の物語の書き手として洗練されていく感。

[愛知のＹさんの感想 · 2007年10月17日]

読んでいて、雰囲気のある小説だと感じた。<br>
最初の話が好き。

[amyさんの感想 · 2007年9月30日]

オムニバス形式で前の作品に出てきた人が主役に変わって行く青春恋愛小説。やさしい感じ。

[Rin／moonさんの感想 · 2007年9月16日]

短編は初めてかな、と思います。それぞれの登場人物が少しずつリンクしていて、作品自体は雰囲気が違っても、リレーしている感じがとても面白いと思いました。あ、あの人だと思って、ページを捲る手を少し戻しつつ読んでいました。

とても不器用な主人公達の、上手くいかない恋愛小説です。でも、「上手くいかない」＝失恋、といえその形は本当に色々なんですよね。両思いになったときの形よりも様々で、複雑で、そしてとても切ない。

自分と同世代の人間が出てくる作品ということで、生活スタイルやイベントというものに、自分自身を重ねあわせることが多かったですね。設定がわかりやすいぶん、気持ちの動きや言葉が際立って感じられました。私的には1作目の「風光る」が好きです。

思い出は大切なものであると同時に、先に進むための枷にもなるのかなって思います。静かに終わりにむかう時間があり、二人の間に「今」と「これから」がするすると抜け落ちていく様子の悲しさがこの上なく伝わってきました。

[凛さんの感想 · 2007年9月16日]

20070915<br><br>
短編集だけど登場人物がﾘﾝｸしてる<br>
そういう本って結構好き

[結有さんの感想 · 2007年9月10日]

日常の恋。
大学生活で聞く恋の話みたい。
早く後期が始まってまたみんなとこんな話をしたいです。

著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。

「2022年 『夜はおしまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」